リオ・オリンピック　タイムトライアル

2016年8月9日

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リオデジャネイロ・オリンピック。
世界中で最も注目される最大の戦いで有るロードレースはヴァンアーヴェルマートの優勝で終わり、そしてそれに匹敵するこれまた世界で最も注目される戦いが目の前に。
そう、それはタイムトライアル。
一人ずつ順番で走って一番速い人が優勝と、そんなとても解り易い戦い。
世界のみんなが注目する戦いが今、始まる。

コースはロードレースでも走ったグルマリ周回コース。
平均勾配9.4％・最大勾配24.1％のグルマリ、平均勾配6.8％・最大勾配10.3％のグロタ・フンダの2つの登りとロードレースで何人かを破壊した石畳を含むコース。
平地専門家には少々辛いコースだ。
足パンパン。

優勝候補はやはりクリス・フルーム。
何だかんだ言って結局やっぱりフルーム。
ツールの第１８ステージ、山岳TTにおいてフルスペックTTバイクを持ち込んだフルームの圧倒的な速さは記憶に新しい。
まさに圧倒的。
しかもライバルの筆頭で有るトム・デュムランはツールでの骨折を抱えての出場。
フルーム磐石の展開か。
パヴェで転ばなければ。

フルームを脅かす存在として、やはり名を挙げざるを得ないのは、世界王者のキリエンカ。
ツールではしんどかったからか、ＴＴではいまいちな成績に終わったものの、フルームのチームメイトでも有り、そして２０１６年のＴＴ世界王者でも有るキリエンカが、ここらでドカンとド派手にキメてくれる。
かも知れない。

ローハン・デニス、トニー・マルティン、リッチー・ポート、ジュリアン・アラフィリップ。
豪華な顔ぶれが予定されているタイムトライアル。
開幕は8月10日(水)だ。

世界のサイクルロードレースファンからしたら、カンチェラーラの最後の勇姿を目に焼き付けたい、そんな気持ちは持ってる事だろう。
タイムトライアル界の皇帝、絶対的王者と言えばやはりこの人なのだから。