ジュリアーノの去就

2016年8月16日

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イアンノーネの初優勝の興奮が冷め切らない中、早くも始まるチェコ＝ブルノＧＰ。
ドゥカティ２連勝か！
と夢は広がるかも知れないけれども、過去のリザルトを紐解くと、正直スマンかったな結果なのは如何ともし難い。

昨年のリザルトは、FP4がトップから0.237秒差の４位（イアンノーネ）
予選Ｑ2はトップから0.401秒差でまたもや４位（イアンノーネ）
決勝はまたしても４位（イアンノーネ）だが、決勝に関しては展開次第なので一概にどうこうは言えないが、結局は４位と言う成績。

昨年はいまいちパっとしなかったペドロさんだが、このブルノは比較的相性の良いコースではある。
今年は昨年よりさらにパっとしない展開が続いてるけれども、ここらで一発良い結果が残せる事を祈りたい。

デイヴィッド・ジュリアーノ。
SBKをドゥカティファクトリーで戦うライダー。
現在はランキング４位と好成績。

今、にわかに騒がしいのはこの人の去就。
来期はマルコ・メランドリが今更ドゥカティファクトリーへ加入する事が決定し、この人に出てって貰う事と成った訳だ。

今の所候補と上がってるのは2つ
一つはカワサキのSBKプライベートチーム。
レイやサイクスのファクトリー程では無いにせよ、そこそこ有力チームでは有る、では有るがランキング４位のファクトリーライダーとしてはちょっと考え物か。
レプソルのライダーにテック3に行けって言っても喜んでくれないのと同じ。
世の中ドヴィさんみたいに出来た人ばかりじゃ無いのだから。

もう一つの選択肢がMoto2への移籍。
1989年生まれのイイ年した兄さんのMoto2今更チャンレンジ。

シノーネ・コルシよりもちょい若いので最年長では無いものの、この年からMoto2ってのは中々に気合の要る話では有るだろう。
SBKのファクトリーライダーが、二十歳やそこらのライダーと混じって中量級クラスに参戦するのは。

結局SBKは格下レースだと言えばそれまでなのだけども、この扱いはもうちょっとどうにか成らんかったのかと思う。
世知辛い話だけど、SBK出身ライダーがMotoGPへやって来ても尽く砕け散ってる現状を考えれば、ファクトリーを志望しても受け入れてくれないのは仕方無いっちゃ仕方無いか。
トースランドがもうちょっとピリっとしてたらなぁ．．．．
ピアノ弾いてないでもうちょっとバイクを速く乗ってくれたなぁって
と、悔やまれて成らないが、責めてあげないで！と、エコ贔屓したい気分。
大いにエコ贔屓したい。

上位はみんな昇格して、鬼の居ぬ間のナントカって状態の2017年のMoto2。
ザルコもリンスもフォルガーもロウズも居ない2017年のMoto2。
来年はチャンスやで
とほくそ笑んでた人も居るだろうけども、このジュリアーノの電撃的な移籍が実現したら、来期のMoto2も混戦は必至、かも知れない。
少なくとも、前の方走ってた人が居なく成ったから来期は安泰なんて事は無いだろう。