ライト級トレールバイクは本当に素晴らしいバイクなんだと言いたい、力一杯言いたい

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ちょっと昔は色々有ったもんだ。
ライト級のトレールバイクってちょい前まで色々と有ったもんなんだよ。

ホンダならコレ。

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XR230

まるでウェイパーのように色んな事に使われるとても使い勝手の良いSL230のエンジンを使った、XRって名前を名乗ってるバイク。
見た目はXR、中身はSL。
そんなバイク。
18馬力と言え、これが意外と走るのでバカにしてたら痛い目を見るので要注意だ。

1202she

カワサキはスーパーシェルパ。

昔、まだ六甲山のアッチ側のあそこで走る事がお天道様から黙認された頃、このスーパーシェルパで壁を登る人が居てちょっと惚れそうになったもんだ。
私の知る限り、KT250って大昔のバイク以来、トライアルバイクの世界とは全く無縁だったカワサキが、上手いこと作ったもんだと関心させられたバイク。
いや、まぁ別にトライアルバイクじゃないんだけど。

KLXの水冷ツインカムをベースに空冷化して作った、なんか良く解らないエンジンのバイク。
ちなみにこの壁を登ってたスーパーシェルパのオーナーは、水冷のボイジャーのエンジンをベースに空冷化して作った、なんか良く解らないエンジンのゼファー1100のオーナーでも有った。

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そしてスズキはジェベル200。
通称ドジェベル。

安い以外に何の取り得も無いネタバイク扱いされる事も少なく無いが、都合2年程このバイクを乗ってた私は言いたい。
スイングアームはアルミなんだぞ。
ライトガードもアルミで凄く丁寧に作ってんだぞ。
ブレーキは原チャリレベルだけどな。
と、言いたい。

暗い夜道はピカピカの大きなライトが役に立つのだが、フロントがやたらと重いので林道を走るなら小型のライトに交換するのをお勧めしたい。
ちょいフロント上げたいだけでも、ブアッフウンン!!!ってスロットル開けないと浮いてくれないので、一般的かつお上品な開け方でフロントを苦も無く上げれるように、軽めのライトが良いのでは無いかと。
小さなライトに変えたら、ただのSXに成ってしまうけど、それはそれでイイんじゃ無いのって思う。

SXと言えば、DR用だったかXR用だったかの大型ポリタンクに交換して林道走ってる人が昔居た。
まだ私が関東に住んでた時の事。
何のタンクをどう付けてたのかは良く覚えて無いけど。

ガスガスだったかBETAだったか、それらの2ストのトライアラーに乗ってる人たち(FZで世話に成ってたバイク屋の兄ちゃん達)と山で良く遊んでたのだが、トライアラーって素晴らしく楽しい乗り物なんだけどタンク容量が本当に少ないのが難点なのだ。
当時乗ってたのは、確か3リッター程度しか入らなかったように思う。

競技ならそれで結構なのだが、結構本気のトライアラーをナンバー取って街乗りするにはこれが非常に使い勝手が悪い。
基本、街乗りではほぼフルスロットルで走るので、2スト全盛期の当時のトライアラーは、街乗りすると燃費がすこぶる悪い。
今のも大して燃費は良く無いとは思うけど。
って言うか、そもそもトライアラーで街乗りするのが間違いってもんなんだけど。

そんな時役に立つのがSXと大型ポリタンクの組み合わせ。
凄まじく燃費の良いエンジンに、さらに不恰好な程に巨大なタンクが付いたら、それはもはや無限、無尽蔵を意味する。
地の果てまで走れるぜ、な気持ちに成る。
だから、横浜の街中からトライアルごっこして遊ぶ山奥へと向かう道中、ガスが厳しくなったトライアラー達に良くガソリンを奪われてたのだ。
マッドマックスのごとく。
道端で強制的に停止させられ、しょうゆちゅるちゅるでチュッパチュッパとガソリンを略奪されてたのだ。
ああ、なんて可愛そうなSX。

もっとも、遊びに行く時はトライアラーの人たちがジャンケンして、負けた人がタンクローリー役を引き受けてただけなんけど。
別に虐めてた訳では無い。
補給の確保は何時でも何処でもとても重要なのだから。

基本、SX200と大して変わらないジェベル200。
安い以外に何の取り得も無いネタバイク扱いされる事も少なく無いが、都合2年程乗ってた私が思うにこのバイクは意外な程走るバイクだと思うな。
このクラスのバイクとして、何ら他と遜色無い程度に意外な程良く走る。
ただ止まらない。
特にフロントブレーキが街乗りするには本当にダメ過ぎる。
この辺りを改善して、あと見た目をもうちょっとどうにかしたら今でも通用しそうな気がしないでも無いけど、やっぱそれは気のせいのような気がしないでもない。

と言う具合に、ライトクラスのトレールバイクって、ちょっと前まで色々と有ったのだ。
XR250に対するXR230、KLXに対するスーパーシェルパ、ジェベル250/DR250に対するジェベル200。
そして勿論、ヤマハはTT-Rに対するセロー。

どれもこれも魅力的なモデルだけど、どれもこれももはや今や昔。

スズキはオフ車そのものが消滅し、カワサキも現行KLXがファイナル。
ホンダはCRF250Lに一本化。
残るはヤマハ。
やっぱヤマハ。
結局、信じれるのはアナタしか居ない。

一時はTS125に200にRMXにDR250にDR350にSXにジェベル250にジェベル200にDFにDR400に怪鳥に….と、あれやこれやオフ車を作ってたスズキは、今や陰も形も無い。
もはや土を忘れたかのだろうか。

1202dr200s

ちなみに、海の向こうではDR200Sってバイクも売ってたりする。
お尻がツンツンになって用事も無いのにシュラウド付いて、なんとなくちょっと垢抜けた印象は有る。
まぁ、結局SXなんだけど。
中身は毎度お馴染みのSXさん。

流石にこれで排気ガス規制をクリアするのは無理か。
SXのエンジンじゃ流石に厳しいか。
でもバンバンが継続販売されるなら、このDR200Sも不可能では無いとは思う。
のだけど、多分売れないから出さないだけなんだろう。

今のスズキは、もう変な事しないからそんな真似しない。
今のスズキは、4メーカーで一番堅実とも言える道を地道に進んでるのだから。
もう変な事なんてしないよ。
多分。

と言う訳で、私もそろそろXT250Xに乗る、かも知れないので、お便りをくれた疾風迅雷さんももうちょい待っててくださいなと。
直ぐに追いつくから、もうちょっとだけ。
まだ225だけど、もうすぐ250に成るから。
ん、多分。

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Posted by tommy