蕎麦食べに行って来た

2016年12月3日

[adsense]

蕎麦食べに行って来た。
関西では定番ツーリングコースの出石へと。

蕎麦には季節が有り、最も美味しいとされてるのが11月半ば～の新そばの季節。
結構寒くなった頃合に、暖かい店内で冷たい蕎麦を食べる、これが非常に美味しい。
加湿器とファンヒーターを回しながら、コタツに入ってアイスクリームを食べるような、そんな幸せがそこに有る。

奈良の山の方から友人の一人がやって来たのが事の発端。
この人は、旦那さんやご近所の友人の遊び仲間。
奈良の山奥でMTB乗ったりする遊び仲間。
勿論バイクにも乗っている。

近いうちに私がいい加減セロー225からXT250Xに買い換えようかと考えてるのさ、と言う話を小耳に挟んだので、わざわざ奈良の山の中からやって来てくれたのだ。
WR250Xに乗って。
WR250Xに乗って。
．．．．何だ？自慢か？
相変わらず性格悪いぞ。

M10S Motardにオーリンズと言う、それだけで新車のXT250Xが買えそうな、セレブリティパーツに身を包んだWR250X。
本人が語るに
『いいぞ、WRはとてもイイ』
との事。

そんな事は解ってるさ。
但馬牛が美味しい事も、間人ガニが美味しい事も、タダでさえ凄いWR250Xにマルケとオーリンズ入れたらさらに素晴らしいバイクに成る事も。
そんなの言われるまでも無い。
やっぱ性格悪いぞ。

なんてやり取りをキャッキャ言いつつ、蕎麦食べたいから出石行こう、と唐突に決まってしまったのだ。
晩秋～初冬の関西定番ツーリングコースの出石へと。
雪が降るまでのお楽しみ。

私の住む兵庫県南部の海沿いからなら、とりあえずさくら夙川駅から六甲山を目指す。
『お前は、消失における長門の心情を全然理解してない！』
と、直ぐ至近距離の席で大きな声で熱く語る人と接近遭遇した苦い経験の有るサイゼリア、その跡地を横目にひたすら登って有料道路（トンネル）を抜けて中国道の西宮北ＩＣへ。

中国道から舞鶴道へ、春日から無料の北近畿豊岡自動車道（遠阪トンネルのみ有料）をひた走り八鹿氷ノ山IC。
ここまで来たら出石はもう目と鼻の先。
お疲れ様。

と言いたく成るくらい、これがやたらと遠い。
昔はセローで下道使って良く来た物なんだけど、久しぶりに来たらやたらと遠くでちょっとくたびれた。
車の横に乗ってただけで、疲れる事なんて何もしてない癖に。

いやぁ、我が家にはR1とセローしか無いので、旦那さんがR1に乗る以上、私はセローに成ってしまう訳なんだよ。
それはちょっと勘弁して貰いたい気持ち。
デリケートなお尻をちょっとは労わってやって欲しい気持ち。

だから、自分の車で行くわって事に成ったのだが、上記したMTB仲間のご近所の友人（嫁だけ）も行くと言うので、んじゃ友人ちの車で行くかいなと、そんな訳で私は一番楽な道を選ばせてもらったのだ。
ドッペルクップルングなんて大層な名前付いてるミッションを組んだ、後頭部からブッホォーーって音の響く車の横に乗って。

流石に、セロー225で行くのは遠慮申し上げたい。
250でも嫌だけど。

前に香川に行った話の回にも書いたが、うどんって一口に言っても全然違うものなのだ。
同じかけうどん、釜玉うどん、と言ってもこれが店によって全然違う。
うどんなんて何食っても一緒だろ？
と、斜めに座りながら口尖がらせてついつい言ってしまう気持ちも解るが、機会が有れば香川のうどんを食べ歩いて欲しい。
あら、ほんと、全然違うのね、って事が良く解って頂けようと思う。
まぁ、中国関西以外の方には、香川までうどん食べに行くのは現実的じゃ無いかも知れないけど。
特に、香川って何処よ？って位に、四国に縁も所縁も無い方なら尚更に。
日本って、意外と大きいもんだ。
ホント、日本って大きい。

同様に、一口に出石の蕎麦と言ってもこれが全然違う。
手打ちも有れば機械打ちも有り、店内で製粉してる店も有り、そば粉100％の十割そばが食べられる店も有る。
定番の皿蕎麦は、見た感じは何処も同じだけど、その中身は意外と違ってたりする。
だが一つハッキリと言える事は、大体どの店に入っても美味しいって事だ。
値段も大して変わらないし、大外れは無い。
と思う。
多分。
少なくとも外れた経験は幸いにして無い。

興味の有る方は何軒か食べ歩いて頂いたら良いのだが、蕎麦って意外とお腹がパンパンに成ってしまうものなのだ。
出石そばは一皿がほんのちょこっとなので無限に食べれそうな気がしないでもないが、これが意外と見た感じ程食べれない。
ナメんな。
蕎麦ナメんな。
そんな声が聞こえてきそうだ。

そして、これまた意外と良い値段するので、カップルなんかで何件もハシゴしたら帰りは下道で帰らなければ成らない、なんて事にも成りかねないので要注意だ。
概ね、一人前で800円ちょい、一皿追加で150円程。
それほどお財布に余裕が無いのに、高速代とガソリン代と食事二人前を負担せねば成らない立場の方は要注意だ。
そうじゃ無い方は好きなだけどうぞ。

ちなみにそんな人を一人知っている。
一人で都合50皿程食べて、高速代が無くなって下道でヒーヒー言いながら帰って来た人を。
大盛りカツ丼を食べた後、食後のデザートとしてファミキチを食べる人の事だ。
ホテルバイキングに行った帰りに、締めとしてラーメン屋に行く人の事だ。
皿蕎麦50皿など、容易い。
お金の面についてはそうそう容易くは無いけれど。

ETCなんて気の効いたシステムの無かった時代の話。
コンビニATMは有っただろうけど、この界隈にはコンビニがあまり無かった時代。
舞鶴道はあった。

しかも当時は、ガソリンタンクに穴空いてんじゃ無いかとさえ言われるFC3Sに乗ってたのだから、何するにも金掛かって仕方無い。
群馬の病院の息子（長男で声はガムリン）なら平気なんだろうけど、只でさえ食費がかさむ大巨人に取ってはFCを維持するのは結構大変だ。
まだハイオクが100円前後だった時代だったとしても。

ちなみに、彼の場合基本お一人様なのでお一人様料金しか不要、なのは幸か不幸か私の口からは何とも言えない話だ。
私の口からはそんな残酷な事は言えない。