二輪噺

奥様ライダーズ小話ブログ

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ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ

   

 

何度か書いてる通り、YZ80から始まった私のバイクライフ。
世には同じような人は沢山居るので、どうって話でも無いんだけど。
Ninja H2やRC213V-Sからバイクライフが始まった人は物凄い話だが、YZ80から始まった人は大して珍しくは無いかと思う。

 

ピーキー。

当時の80ccモトクロッサーは、まさにその言葉がピッタリな乗り物。
私の乗ってたのは、散々何人もの人間を乗せまくったとんだビッチバイクだったからか、その傾向は非常に強かった。
シリンダーもクランクもガッバガバですわ、って激しい中古だったので、滅法調子が悪かったのだ。
ピーキーと言うよりも、単に壊れてただけ、って言えばその通りなんだけども。

開けたらそこそこ走るけれど、開けなきゃ本当に走らない。
そりゃ当たり前っちゃ当たり前なんだけど、ただでさえパワーバンドがそう広く無い80ccモトクロッサーなのに、固体差なのか調子悪かったのか単に壊れたからか、さらにパワーバンドが狭いエンジンだったのだ。
思い返しても非常に乗りにくいバイクだった。
タダで貰ったバイクなので文句言える立場に無いんだけど。

 

その頃から良く言われてた事。
125は乗り易いよ、って事。

 

実際、グッドコンディションのCR125やYZ125を借りて乗ったら、これがまた非常に乗り易い事に感動したもんだ。
ポンコツバイクに比べりゃ何乗っても乗り易いんだろうけど、ともかく感動したもんだ。
ボディサイズは80ccに慣れた身には持て余す感は有るけれど、あんまり開けなくても走るって素晴らしいもんだと感動した事をよく覚えている。

流石にタダでくれる人は居なかったのでお小遣いがスッカラカンに成ったものの、それからは魅惑の125ccライフが始まったのだ。
嗚呼、乗り易いバイクって素晴らしいねと。

 

そんな私にまたしても悪魔の囁き。
250ccはさらに乗り易いよ。
125とは下のトルクが全然違うよ。
スッゴイ乗り易いよ。
との、悪魔の囁き。

そんな悪魔の囁きに乗せられて、当時、それなりに125には乗れてた私は、調子乗って買っちゃったのがYZ250。
試乗した事も無いYZ250の新車をポンっと一括で買っちゃうと言う暴挙に出てしまった。

思ったね。
バイク屋で初めてエンジン掛けた時に思ったね。
えらいもん買ってしまったわ、と。
車体のサイズは125と変わらないのだけど、股下で荒ぶるエンジンが私に突き立てる。
デリケートゾーンに猛烈な後悔を突き立てやがる。
私の下腹部に、荒ぶるオーラがのた打ち回る。
やばいよオレは、オレはちょっとやばいよと、そんなやばいオーラがのた打ち回る。
えらいもん買ってしまったわ、と、エンジン掛けた瞬間に思った。

 

 

無理。
250はやっぱ無理だって。

程なく死に掛けた私は、YZ250は10回程乗っただけで売り払い125にまた舞い戻ったのだが、125に戻ったら戻ったでまた思ってしまう。
125ってえらいピーキーなバイクなのねと。
乗り難いったらありゃしない。
そして思う、やっぱ250って乗りやすかったんだねと改めて。
開けなきゃね、ガバっと開けなきゃね。

 

でも250は私のテクと体力では正直スマンかったなので、こりゃ困った話だと。
さてどうしたもんかね。

そんな、125がえらく乗りにくく感じてた当時の私は、その後YZ250Fと言う史上最強の相棒に出会う。
鉄パイプフレーム時代のYZ250Fに。
とても優しく、凄く乗り易く、まるで自分が急に上手く成ったかのように錯覚してしまうYZ250Fに。
まぁ、錯覚だけど。
確かに錯覚なんだけど、えらい乗りやすさには本当に上手くなったかと思ったもんだよ。
だからと、流石にもう250(2スト)に手を出そうとは思わなかったけど。
そこまで調子に乗らないわ。

 

YZ80に始まり、125、250、そして再び125と変遷を続け、そして辿りついた250F。
私は強く確信する。
やっぱバイクってのは乗り易いのが一番だよねと。
もうピーキー過ぎるバイクはご免被るわと。

 

世の中には、ピーキーなバイク乗ってるオレって格好イイ
って思想をお持ちの方もきっと居るだろうと思う。
ココをご覧の方の中にも、周囲にはそう言いながら頑なにMC18に乗ってた人も居たかも知れない。

私も一人知ってる。
RGVγのAETC全開固定を自慢してた妙な人を。
ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ、を実践してた変な人を。

AETC全開固定=つまり排気デバイスを全開固定する意味は特に無い。
別にピークパワーが上がる訳でも無いよ。
単に物凄く乗りにくくなるだけで。

 

そこらの人間には扱えないピーキーなマシンを乗りこなして勝つ、と言う、バリバリ伝説世代には胸が熱くなる展開もそれはそれでアリなのだろうけど、ドゥーハンなんかの限られた人間以外は、やっぱり乗り易いバイクが、扱いやすいバイクが結局は一番なのだろうと思う。

人畜無害なバイクよりも、多少ピーキーなくらいが魅力が有るってのは確かなのだろうけども、モノには程度ってのが有るので、やっぱ程ほどに乗り易く安定してるのが良いかと思うな。
バイクも、そして人も。

 

笑ってるか怒ってるか、大体どっちかのジキル&ハイドみたいなピーキーな特性のエスパルお兄ちゃんは、現在ブチ切れモード中。
NHKでは放送出来ないワードを振りかざしながら。

 

このビッグサンダーマウンテンみたいなテンションのまま一緒に暮らしたらちょっと疲れそうだけど、見てる分にはとても楽しいのでその調子で頑張って欲しいと思う。
その絶叫マシンみたいなキャラがエスパルお兄ちゃんの大きな魅力なのだから。
見てる分にはとても楽しい。

 

 



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