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奥様ライダーズ小話ブログ

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セローのクラッチレバーを交換しよう、のその前に

   

 

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セローのクラッチレバー
品番は23X-83912-02。
225から現行の最新モデルまで共通。

ちなみに23Xってのは伝説の怪物、80年代のYZ500の事。
2スト500ccモトクロッサーと言うモンスターの事を指す。
つまり、YZ500とセローは同じクラッチレバーを使ってるって事だ。
だからどうしたと言われても、別にどうもしないよとしか答えようは無いけれど。

 

 

で、この純正クラッチレバー。
正直な所、ちょっと具合が悪い。
場合によっちゃこんな事に成ってしまう。

 

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左が使い込んだクラッチレバー、右が新品。
随分前にも書いた事が有るけれど、良くない作りのクラッチレバーはこのように偏磨耗してしまう場合が有る。

これは社外品のクラッチレバーだけど、構造は同じなので同じ運命を辿る可能性が高い。
レバーの取り付け部分の穴が磨耗してガッタガタに成ってしまう。

原因は、ボルトが通る部分にブッシュが入っていない事。
それが原因。

 

多くのバイクのクラッチレバーには、こんな具合にブッシュが入っている(金色部分)のだが、セローの場合はアルミに穴が空いただけ。
クラッチの軽い小排気量車には要らないとビシっと判断したのか、それとも単なるコストダウンなのか。
多分後者。

なお、WR250R/Xもセローと同じクラッチレバーなのでアルミに穴を開けただけ。
一方でYZ250Fにはちゃんとブッシュは入ってる。
流石にモトクロッサーは抜かりは無い。

 

まぁ実用上は大して困る事は無いと言えなくも無い。
普通に乗ってたらそれほど深刻には減らないし、やたらクラッチを使いまくるような熱い乗り方してたらレバーが減る前に転んで折れるしね。
だから実用上は大して困る事は無いと言えなくも無い。

無い、のだけど、まぁ折角だからブッシュを入れておこうと思う。
丁度具合の良いのが余ってたし。

 

 

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どこの家庭にも転がってるドライメットLF ブッシュ
L=7 D=10 d=8。
レバーに入れるにはベストな選択。
60円のブッシュでレバーは幸せに成れる。

 

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作業は純正レバーの8mmの穴を10mmに拡大して、外径10mm内径8mmのブッシュを入れるだけ。
電動ドリルでも出来ない事は無いけれど、ボール盤を使うのが望ましい。
こだわり派の方ならJIS B 0401-1を準拠した適切なはめあい寸法でリーマ仕上げをして頂ければ結構だけど、まぁ10mmのドリルで穴を広げてやって特に問題は無いかと思う。
棒やすりで穴を広げるのは、正阿弥勝義レベルの技術をお持ちでない民間人にはお勧めしかねるけれども。

 

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ブッシュをプライヤーで押し込んでやれば完成。
特に超精度は必要ないが、スッカスカに出入り自由ってのはちょっと具合悪い。
プライヤーでキュっと挟んで入るくらいがベスト。
ブッシュが動くと具合悪いので、念のためにブッシュとレバーの間に瞬間接着剤を数滴流しておくと安心だ。

ブッシュもベアリングも、固定される側はキッチリ固定されるのが基本。
レバーの穴の中でブッシュが回転しよう、削りすぎには注意しよう。

 

なお、ブッシュを入れたからとレバーのタッチが変わるとか、クラッチ操作がしやすくなるとか、ましてクラッチが軽く成るなんて事はありえないのでご了承を。
60円でそんな無理言っちゃヤダよ、お客さん。

 

 



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