二輪噺

奥様ライダーズ小話ブログ

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キャブの部品って中々にお高い

   

相変わらず機嫌の悪いセローを、ちょっと本腰入れて直そうかと考えている。
私のセローじゃ無いんだけど。

実際、自分のバイクを調子良くするだけなら話はシンプルなのだ。
究極的には新車のセロー250買えばイイじゃんかって話。
それが全てにおいて大正義の考え方だ。
乗る人にも、ヤマハにも、ひいては二輪業界に取ってもとても正しい選択。
非の打ち所の無い大正義な考え方だ。
間違い無い。
身も蓋も無いけど。

ただ、そうそうバイクを買い換える訳にも行かないので現状のバイクを修理する手を取るのだが、これまた一番簡単な方法が有る。
ヤマハのディーラーに持って行くと言う、とてもシンプルな方法が。
これまた愛想もクソも無い話でごめんなさい。

YSPに持ってって徹底的に直してくれとお願いしたら、カムチェーンからピストンから、何から何まで綺麗に交換してくれてグッドコンディションに仕上げてくれるだろう。
幾ら掛かるか解らないけど。

最も難しいのが、金を掛けずにそれでも調子良く、と言うとても調子の良い考え方。

バイク屋に持って行って一番嫌われるパターンだろう。
でも、誰もが持ってる一番多い気持ち、でも有る。
世の中そんな甘く無いけどね。
そんな調子の良い話なんて無い。

実際の所、金掛けずに最高の状態に直すなんてのは無理なお願いなので、ある程度の金を掛けて有る程度のコンディションに持って行く事が現実的だろう。
だが、そのバランスをどの辺りに定めるか、それが非常に難しい所だ。
バイク修理において、その見極めが非常に悩ましい所。
技術的な点は、金さえ掛けたらそう大した話では無いのだから。

キャブ一つとっても話は同じ。
それをグッドコンディションに仕上げるなんて技術的には何ら難しい事なんて無い。
なんせセロー225の新品キャブアッシーが4万円で今も手に入るのだから、金さえ掛けたら何の手間も要らないのだ。
新品キャブ一式をポンっと買ってきたらそれで済むのだから話は簡単だ。
今更セロー225の純正キャブを4万円掛けて買う気概が有るのならば、の話だけど。

金は掛けない、でもキャブをそれなりに直したい。
そうすれば、おのずとOリングの類は汎用部品から取り揃える事と成るだろう。
ガスケットやダイヤフラム、ジェットの類以外に関しては仕方無いにしても、Oリングだけでも他で手に入れたら少しだけ節約も可能。
YSPに持って行ってもそんな事はしてくれないだろうが、自分でやれば部品代を少しだけ節約出来る。
工賃も300ポンドの節約に成るのでお勧めだ。

具体的には、サイズを測ってモノタロウでOリングを買う、と言う選択。
近所なのでストレートでキャブ用Oリング買ってきても良いのだけど、取りあえず今回は他に買い物も有ったのでモノタロウで注文することに。
特に、分解は出来るけどOリングが単体で出ないフロートバルブ(ニードルバルブ)やパイロットスクリューなら、Oリングを単体で注文する価値は高い。
もっとも、Oリングがヘタる程に使い込んだフロートバルブはアッシーで交換するのが賢明と言えなくも無いんだけど。

1106cab

ちなみにフロートバルブのOリング。
輸出用ATVのキャブのパーツリストではココに適合するOリングだけが手に入るが、1個700円近くするとてもお求め難い価格。
普通に買ったら50円くらいの物なんだけど、純正部品と成るとどうしても高くなってしまう。
って言うか、そりゃちょっと高すぎ無いかい?

管理コスト等が掛かるので仕方無いのかも知れないのだけども、ユーザーからしたらそんな事情は知ったこっちゃ無いのでちょっと勘弁して下さいなって話。
でも換えない訳には行かない部分なので、サイズが合うのが見つかればモノタロウで買うのがやっぱり一番バランスの良い選択なのだろうと思う。
分解して調べて探して購入するのは中々に面倒くさい話なのだけども。

なお、Oリングのサイズを測定する際は、部品が届くまでの間乗れなくても良いのならOリングを外して測定するのが勿論正しい。
だが、ヤバい状態のOリングを外すと再使用は不可能に成るので、部品が届くまで乗れないと困っちゃう人は、Oリングを外さないでどうにか上手い具合に測定する事をお勧めする。
手持ちにOリングは無いのに、明日も通勤に使わなければ成らないバイクのOリングを引き千切るなんて愚策は犯さないようにご注意頂きたい。
そりゃもう最悪だ。
月曜朝に今履いてるのも含めて手持ちの全てのパンツを洗濯するよりも愚策だ。
ちなみに私は、日曜日の夜に靴を洗剤入りのバケツに漬けたまま忘れて月曜日の朝を迎えた事が有る。
グズグズの靴履いて月曜日の学校に行った小学六年生のあの日の事は忘れられない。
今も忘れない。

ちなみに海外では、こんなキットが売られてたりする。

1106mikuni

ミクニ純正のBSR33用リビルトキット。
お値段は35~40ドルくらい。

内容は
スロットルバルブのダイヤフラムとその下に付く白いリング
パイロットスクリュー一式
フロートバルブ(ニードルバルブ)一式
エアーカットオフバルブ(コースティングエンリッチャー)のダイヤフラムとスプリング
Oリング各種
ビス
こんな豪華な内容。

安心確実のミクニの純正部品。
中国製の正体不明のリビルトパーツでは無い。

ちなみに純正部品で揃えたらこんな感じ

部品番号 部品名称 希望小売価格(税込) 個数
5DM-14940-00 ダイヤフラムアセンブリ 2,290 1
5GH-14918-10 リング 270 1
5MP-14940-00 ダイヤフラムアセンブリ 1,717 1
5BP-14933-00 スプリング,ダイヤフラム 238 1
4KM-14107-20 ニードルバルブセツト 3,056 1
5DM-14561-00 O-リング 551 1
5MP-14105-00 パイロツトスクリユーセツト 1,674 1
98507-04010 スクリユ,パンヘツド 65 4
583-14561-00 O-リング 486 1

積もり積もると中々にお高い。

日本にも、尼崎にキースターと言うブランドでパーツ開発を行ってる、オールドバイクユーザーには頼れるキャブのリビルトパーツ/キャブセッティングパーツ会社が有る。
だが流石に全ての年式の全ての車種を網羅してる訳では無く、そして基本的にはセッティングパーツとしてのジェットとニードル、後はガスケットの類がメインなので、ダイヤフラム等は入手不可能なのが少々厳しい。
キャブレターメーカーがパッケージング化してるリビルトキットのようには行かない点もままある。

反面、このミクニのリビルトキットはキャブレターの形式ごとの基本パーツのみの構成なので、車種毎に異なるジェットの類は同梱されていない。
車種ごとのパーツでは無く、あくまでキャブの形式毎の基本リビルトパーツなのでそれは仕方無い話だ。
セッティングを変更したい人は、或いはジェットやノズル、ジェットニードルの交換を行う場合は改めて購入する必要が有る。

何においても一長一短は有るものなので、各人それぞれが自分にもっとも合うパーツをチョイスすれば良い話だろう。
幾つかの選択肢から、自分に最も良い選択を選べば。

ただ私は言いたい。
日本国内でも、ミクニのリビルト基本キットを売ってくれないっすかねぇって。
デロルトやウェーバーのキャブなら仕方無いかも知れないけど、日本メーカーなんだから日本向けにもうちょっと門戸開いちゃくれないかねと、そう思うばかり。

なお、単気筒なのでわざわざeBayで海外通販するメリットは大して無いのだけど、4気筒やら何機ものキャブをリビルトする予定の有る人は、セカイモンを通しても、そしてアメリカからの送料を支払ってもメリットがあるかも知れないので、電卓弾いて計算して頂きたい。

何もかも面倒くさいぜ!
何もかもがホントに邪魔臭いぜ!!
って方は、何も考えずに新車を買おう。
それはバイク業界にとってもとても正しい選択肢なのだから。

少なくとも、フッ素ゴムよりNBRの方が何十円か安いからそっちでイイんじゃ無いの?
なんて、凄まじくみみっちい事言ってる人間よりは圧倒的に正しい生き方だと私は思う。

結論
何時までもキャブなんか触ってないで新車を買おう。
私?
それが趣味だからそれでイイのさ。
それはそれで。



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