二輪噺

奥様ライダーズ小話ブログ

| 二輪噺について  | Kuota小話  | 二輪噺~virsion-R  | 二輪噺アーカイブ  | ブログランキング  | レディースライダーブログ  | お問い合わせメールフォーム |

ヤットコ

   

 

 

以前にも1度書いたような気はするけれど、知り合いの一人に狩猟してる人が居る。
勿論本職の猟師ではなく、別の仕事を持ちつつ狩猟シーズンに成ると猟銃片手に山に入るって人。
熊撃ち名人とかって、そんなハードコアな人では無い。

狩猟に興味の有る方はこちらをどうぞ。

https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort8/hunter/manner.html

かいつまんで書けば
狩猟免許取得、猟銃所持許可(銃を使う場合)、狩猟者登録...
と、これら手続きを踏んで保険入ったらオッケーだよって事。
まぁ中々大変だ。
猟友会に入っとくのが一番簡単だろうね。
狩猟者登録まで漕ぎ付けたとしても、素人が一人で簡単に鴨を獲れるとは思えないし。
そこらの沼で鮒釣るほどに簡単でも無くリスクも大きいので、猟友会に入っとくのが一番簡単だろう。

と言う訳で狩猟に興味の有る方は地元猟友会までどうぞ。
私は何も知らないので聞かれても解らない。

 

 

そんなハンティングやってるこの人。
狩猟シーズン以外は、鍛冶にハマってるらしい。
工具鋼やバネ鋼を熱してハンマーで叩いて鉈やハンティングナイフを作りたいのだとか。
多分CSのなんとかチャンネルに影響されたのだろうけど。
ともかく中々にワイルドな生き方だ。
その内丸太小屋でも作りそうな勢い。

 

鍛冶の基本としては幾つかのパターンは有るのだろうけど、この人が現在手がけてるのはやっとこ。
鉈はまだ手がけてない。

0515kn2
https://ja.wikipedia.org/wiki/やっとこ

 

言わば和風プライヤー。
同じく和風ニッパーの喰い切りと共に、物置の大工道具入れの中に転がってそうなクラシカルな工具だ。

0515kn1

最近の喰い切りはお洒落に成ったもんだね。

 

 

海外には無いのかと言えば、必ずしもそうでは無く、クニペックスはこんなのを作ってたりもする。

0515kn3

これはCarpenters’ Pincersってシリーズ。
Carpenters=大工さん。
その名の通り、クギを抜いたり、モノによってはクギを打ったりも出来るプライヤー、と言うか喰い切りのシリーズ。

 

勿論クニペックスだけが作ってる訳では無い。

0515kn3

こちらはスタンレー。
まさに見た感じはジャパニーズ喰い切りだけど、一般的にはこれはPincerと呼ばれる。
日本で言う所の『ペンチ』ってのは、このピンチャーがルーツなんだろう。

日本で言う所の所謂ペンチって工具は、海の向こうではCombination Pliersって呼ばれたりする工具だ。
掴むと切るが一つで出来るからコンビネーションって訳だね。
だから、海外でペンチと言っても通じない場合が多いので注意しよう。
ラジオペンチの事を、レイディオピンチャー、なんて口尖がらせて呼んでも多分通じないので注意しよう。
そんな機会が有るかどうかは知らないけど。

 

クニペックスのこのシリーズにはCarpenters(大工)の他に、Farriers(蹄鉄工)、Potters(陶芸家)、Concreters(工事)と、それぞれに特化した各タイプがラインナップされている。
良く似てるけど何となく違う。
私はそのどれでもないので使った事は無い。

 

 

 

と、まぁそんなこんなで、自宅の庭先に炉と金床を置いて、そこらの鉄を叩いて日々謎のガラクタを作ってるらしい。
ガラクタを叩いて新たなるガラクタを生み出すと言う、非生産的な錬金術を日々繰り出してるのだとか。
ヤットコ、と言う名のガラクタを。

素人が鉄を叩いたからと、そう簡単にヤットコなんて作れやしない。
ヤットコ作るためにホームセンターで買ってきた800円ほどのヤットコには、未だ到底及ばないレベル。
流石に量産品はクオリティが高いね。
ってか、ヤットコ買ったのなら、わざわざ作らなくてもそれでイイじゃんって思ったりもする。

日本の技術力は世界一ィィなのかどうかは知らないが、少なくともそこらの人が独学で適当に鍛造したからとヤットコが作れる訳は無い。
イタリア人は皆ピッツァを伸ばせれる訳で無いのと同じく、ロシア人は全員がコサックダンス出来る訳でもないのと同じく、日本人だからと何でも器用に作れる訳でも無い。
だから現状、スマンかったなレベルなのは否めない。

でも、それは最初は何だって同じ事なので、繰り返して行けばその内にハイクオリティなヤットコが作れると思う。
ヤットコで焼けた鉄を掴んでハンマーを振り下ろしてたら、その内ハイクオリティなヤットコが作れる日も来るだろうと思う。
ヤットコ片手に、次はよりクオリティの上がったヤットコが作れる日だろう。
さらにそのヤットコで新たなヤットコを、そしてさらにさらにそのヤットコで...
その内、量産品に匹敵する、或いはそれを超える日も来るかもしれない。
ヤットコ片手にヤットコ作り続けてたら、その内に.....。
重ね重ね、800円のヤットコでイイじゃんって思ったりするけど、作る事それ自体がロマンだからそんな野暮は言わないよ。

 

世界最初のヤットコはどうやって作ったんだろうか?
ヤットコの無い世界でどうやってヤットコを作ったんだろうか?

等と思いを馳せながら、クニペックスを凌駕する日が訪れる事を訪れる日が来る事を祈るばかりだ。
ってか、鉈は作らなくて良いのかな?

 



ブログランキング・にほんブログ村へ   blogrank
本日の小噺をお気に召して頂けましたらならば、↑の2つの小さなボタンをクリックして頂くと明日への希望に成ります。
本日の小噺がお気に召されないならば、叱咤激励の意味を込めて↑の2つの小さなボタンをクリックして頂くと明日への励みに成ります。
結局の所、要するにクリックしてってくれたらそれだけでとても幸せなのです。
どうか宜しゅうに。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ   blogrank

 - 小噺