時計バンドを作ってみた

 

個人的に何かと世話に成った人が居る。
CBR1000RRに乗るこの人に、ちょっとお礼の品を何かお贈りしようかと考えた。
それが腕時計。
そう、現代最強のMotoGPライダー、マルク・マルケスのパーソナルスポンサーで有るLOTUSの時計を。
やっぱりCBR1000RRに乗ってたら時計はLOTUSだろう。

lotus_marc

ちなみにこのLOTUSは、サイクルロードレースファンには何かと馴染みの深いフェスティナグループの一員。
「フェスティナ」「ロータス」「ジャガー」「キャンディノ」「カリプソ」
と言う、割とマニアック、と言うかマイナーなブランドのグループ。
スウォッチ・グループと比べるのは余りに酷な話だ。

ともかく、そのLOTUSを贈ろうかと考えてたのだが、ふと思い返したらこの人ってば時計はGSしてたような気がする。
果たして、普段から40万円の時計してる人に、2万円の時計贈るのはどうなんだろう?
って正直考えてしまう。
あれこれと考えてしまう。
考え尽くした結果みかんでイイか...等と思ったりもしてる。
ハムスターみたいにお口一杯にみかん食べてたから、きっと2万円の時計より3000円のみかんの方が喜ばれそうな気がしないでも無い。
どうしようか。


あ、買った方が安いね晩のおかず♪

と言う歌もその昔有ったのだが、何となく作ってみた。
この前ちょん切れそうに成った時計バンドを。
お前暇か?と聞かれたら、ええ、まぁそこそこに、と答えてしまう身分故の贅沢なひと時だ。

ちなみに、LOTUSでも、ましてやグランドセイコー様でも無い、普段使いの時計用。
自分で使うんだから、なんとなくそれっぽく出来たらそれでイイさの心構えで作ってみる。
少なくとも首の皮一枚でチョン切れそうな時計バンドよりはマシ。

1020tokei1

材料は革(正体不明)
どこかのフリマで、切れ端詰め合わせ一袋100円で買った革。
時計バンド程度ならこれで十分作れる。

1020tokei2

ちょい分厚いので適当に漉いておく。
厳密に何ミリってテクは持ち合わせて無いので、まぁそこそこ漉けたらソレでイイじゃ無いかと。

革漉きはドイツ製のPEDI。
刃が新品のうちはサクサクと革が漉ける。
牛革相手には刃の耐久性が余りに悪いのが難点。
ちなみに、そもそも人の足の皮を削る道具だったりするので仕方無いかも知れない。

本気でやるなら革包丁をどうぞ。

1020tokei3

時計本体と美錠に合わせて適切なサイズに裁断。
今回は、切りっぱなしを縫うだけの簡単仕上げ。
以前、ヘリ返しと言う、表革を内側に折り返す民間人には無謀とも言えるデザインの時計バンドも作ったが、余りにも大変過ぎるので今回はお手軽に切りっぱなし。
ヘリ返しなんてもう嫌だ。

1020tokei5

芯は圧縮ウレタンとシール付きスライサー。
時計のボディが厚いので、時計バンドもチョイ厚め。
だけど、余り欲張って分厚くしたら縫えないので、その辺りは適当にバランス取る必要が有る。

1020tokei4

時計バンドを縫うに当たって、一番大事なのがここ。
ここにミシンの針を落とす事が重要なのだ。
先っちょをピンで狙い撃つ。
今時の工業ミシンなら針目も制御してくれるのだが、そんな気の効いた物持って無いので極めてアナログな方法で針の位置を揃える。
それはそれは、とてもアナログな方法で。

糸はフィラメント#20
今使えるミシンではこれが限界の太さ。
革の鞄には正直物足りない太さだけど、時計バンドにはまぁこの程度でも。
ほぼ切れる事無いだろうし。

写真は無いけど裏地も今回は本革。
合皮でも良かった気もするけど、なんとなく薄いのが余ってたので。

1020tokei7

一応完成。
特にコバは塗ったりせずに磨くだけ。
気の済むまでせっせと磨くのみ。
オレンジ色のエッジコートなんて持って無いだけなんだけど。
今後、まず使わないだろう色を買うのもちょっとなぁって。
そんなの買うなら時計バンド買うわって話にまた戻ってしまうのでわざわざ買うのは止めておく。

アクリル絵の具でもコバ処理が出来るみたいだけど、手首がオレンジ色に染まるのは困るので止めておこうかと思う。

完成度のアレな箇所もまま有るけれど、手を素早く動かしてたら恐らくお裁縫した時計バンドとは世間にバレ無いと思うので、取りあえず外出時は左手首を小刻みに動かしてようかと思う。
ジロジロ見るんじゃ無いぇってばかりに。
余計にジロジロ見られそうな気がしないでも無いけれど。

糸目が狂ってる?
フ...残像だよ、残像。

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コメント

  1. みのりちん より:

    初コメ失礼します。
    とてもお上手です。
    某時計バンドメーカーの製品とほとんど変わりません。
    (時計修理関係者なので・・・)
    小刻みフリフリしなくて大丈夫です。
    不器用な自分は とても尊敬します。