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奥様ライダーズ小話ブログ

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お裁縫の話-その3

   

 

どこまで需要が有るのか解らない、そんなお裁縫のお話もやっと最終回。
長かった。

でも、これはやっぱ仕方ないっちゃ仕方ない話な訳。
工業用ミシン専門のブログで、ご覧頂く方が工業用ミシンに精通されてる方ばかりなら、DSC使ってるよとだけ書けば、JUKIの垂直釜シリンダーベッド総合送りミシンの事だって直ぐに解って頂けるのだけど、そうでは無い場合はちゃんと説明しておかなきゃ話は何のこっちゃか解らなく成ってしまう訳だよ。
マクロス7の最終回だけを見てもサッパリ理解出来ないように。

雪代縁っぽい人は何で歌ってんの?
敵も歌ってんの?
美って何?

な具合に、予備知識をお持ちでない方にとってはやはり段取りを踏んで説明しなきゃ成らないので、どうしても長く成っちゃうんだね。
なお、それならそもそもバイクブログでお裁縫の話書くなよ、と言われたら困っちゃうのでそれについてはご遠慮頂きたい気分だ。
等と余計な事ばっか書いてるから長く成ってしまうんだけど。

ともかく、まぁなんだ。
今回で終わるので話の続きをどうぞ。

 

 

今回使う糸は#8。

カバンなら通常#20、薄手なら#30で事足りる。
強度の面では通常#20で概ね問題無いが、いまいちステッチの見栄えが宜しく無いので、目立たせるならもうちょい太い方が良いかと思う。
従って、今回使うのは#8。
ステッチをバリバリ目立たせたいなら、ミシンと針のバランスで使える限り太いのを使いたい。

でも現在の環境では流石に#1はちょい難しそうだ。
#0はまず無理。
ってか、そんな紐みたいな糸は持ってない。

上下の糸は同じ糸を使うのが望ましいのだけど、このミシンは普通サイズのボビンしか使えないので、私の場合はもっぱら#20を使ってる。
大釜(大きなボビン)じゃ無いと、#8の下糸なんてあっと言う間に使い切ってしまうから。

と、そんな理由により今回使うのは上糸が#8で下糸が#20。

 

 

針はナイフ針とも呼ばれる皮革用では最も一般的なオルガンのDBxF2。
シュメッツなら134LRに相当する針。
これは、手縫いっぽい斜めステッチが入るタイプ。
真っ直ぐのステッチが入るDBxF17も有るので、用途に合わせて使い分けよう。
太糸でステッチを主張したいならF2、時計バンド等の細糸でスッキリ仕上げるならF17が良いかと。

 

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DBxは工業用の針なので、家庭用ミシンと、JUKIの家庭用針仕様の職業用ミシンには使えない。
同じJUKIの職業用でも工業用針仕様ならば使える。
ジャノメのコスチューラも工業用の針を使うミシンなので勿論オッケー。

ただ、これらのモーター一体型職業用ミシンは、革を縫ってたら壊れる可能性もあるのでその辺はご注意を頂きたい。
鋳鉄の塊のような工業用ミシンと同じ事を、アルミダイカストフレームのミシンにさせるのはちと無理がある。
快適に使うには#20程度の糸が限界か。
それで無理なく縫える程度の生地や革で辛抱しておくのが得策。
モーターがグギグギ言い出す相手はダメージがちょいデカい。

JUKIのシュプールやジャノメのコスチューラ等は家庭用ミシンより直線縫いに関しては随分高性能で高耐久性なのは確かだけど、工業用ミシン感覚で使うと壊れるの可能性も有るでご注意頂きたい。
あれは服を縫うには抜群のミシンだけどヌメ革を縫うのはちょっと。

 

針の番手は#18
#19~は針のシャンクが2.02mmと成り、中厚物用ミシンでは使えない場合が有るので注意が必要だ。
自分の使うミシンの針(シャンク径)を知っておこう。

使える針のシャンク径とミシンの用途は相関関係と成るので、太い針の使えないミシンは元々そこそこの革しか扱えないって事を理解しておく必要が有る。
蹴っ飛ばしても絶対壊れないミシンでも無理したら釜はズレるので注意は必要だ。
釜調整は出張してもらう必要が有るので結構高くついてしまう。
釜調整が自分で出来るミシン修理職人みたいな人は別だが、そうじゃ無い人は無理なさらないように。

 

なお、#8の糸なら#18の針で縫えるので、良く解らなければ1.62mmシャンクで一番太い#18を使っておけば良いかと。
取り合えずはこれで大体は縫える。
もっと細い糸を使いたいとか針穴を小さくしたいとか、或いは薄い革を縫う場合、もしくは2.02mmシャンクも使えるよって環境の方は色々とお試しを。
糸調整等も含め、結局やってみなきゃ解らないのだから。

ただ、#18の針なら#8より太い糸は難しい。
現状の環境ではこれが物理的な限界っぽい。

 

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使用ミシン=半世紀前の工業用(中厚物用)
針=DBxF2 #18
糸=テトロン#8(上糸) テトロン#20(下糸)
革=3mm程度のヌメ

同じ糸と針を使っても、縫う革や送り量や糸調子でも変わってくる可能性も有る。
要するに、結局やってみなきゃ解らないって事だ。

 

ステッチが斜め斜めに入ってるのがお分かり頂けるかと思う。
これがDBxF2の特徴。
独特の雰囲気が出て非常にイイ感じに仕上げてくれる。
これがDBxF17ならステッチは真っ直ぐに入るので、その辺はデザインの好み次第って事で。

なお、DBxF2は#9~#25
DBxF17は#8~#19
F17は太い糸でガシガシ縫う針では無いので、ラインナップも細め傾向。
レザークラフト用よりも衣類用のレザー針の性格が強い、ような気がする。

 

この針の選択は意外なこだわりポイントでもあるので、お手持ちの革製時計バンドやカバンを見れば、ステッチのパターンがちょっと違ってるのを発見できるかも知れない。
縫い目なんぞ別に興味ないって?
いや、まぁそんな事おっしゃらずに。

 

と言う訳で、一口にお裁縫と言っても覚えるべきことは沢山有る。
今回書いた事以外にもややこしい事も難しい事も山程有る。
でも、それがまた面白かったりするんだよって、まぁそんなお話。
ややこしい事が好きな物好きな方は、唐突に工業用ミシン買っちゃうのも悪く無い...かも知れないよ。
すっごい邪魔だけど。

 

以上、とても長くなったけど実はこれが前置きだったりする。
だって、まだ1mmも縫ってない状態なのだから。
そんなこんなで本編はまたそのうちに。
えっと...まぁ多分そのうちに。

 



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