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地獄の底でノロ様がにっこり微笑む

牡蠣が好きな人が居る。
無類の牡蠣好きな人が。
カキっ子ボーイが居る。
昼と夜と、構わずカキまくりな人が。
あら、お盛んな事で。

 

 

この前も、ここ最近カレー屋と同じ勢いであっちこっちに店開きしてるカキ小屋に行って来たと、嬉しそうに語ってた。
牡蠣と鯖とヒステリックな○○党支持者は生理的に受け付けないので私は遠慮しておきたいのだが、好きな物を好きなように食べれるのはとても幸せな事なので、カキっ子ライフをエンジョイして欲しいなと思う。
お腹壊さない程度に。

と言うのも、彼は一度本気であの世の入り口を見た人間。
自宅で牡蠣とかハマグリとかを山ほど食べて、ノロ様にしてやられてえらい目に遭った人。
それ以来、ノロ太と呼ばれ、何か事有る度にノロ太のくせに生意気だぞ!と要らぬ迫害を受ける始末。

店で食べる限り恐らくその心配は無いとは思うのだけど、前みたく私に電話掛けて来て助けてくれと言われても、電話の向こうからトイレに篭っておけとしか言えないので、次回は一人静かに勝手に苦しんで欲しいと思う。
やだよ、体弱いんだからノロ太には関わりたく無いわ。

 

 

お店なら、安全性をクリアしてる牡蠣しか生では提供しない筈。
いわゆる、清浄済みの安心な牡蠣。
それ以外の牡蠣も、ちゃんと火を通せば当たる事はない筈。
少なくもちゃんと加熱しておけばウイルスや細菌による感染は起こらない。
貝毒は除く。

だから、牡蠣はちゃんとした店購入、またはお店で食す事をお勧めしたい。
少なくとも、出所不明な牡蠣を生で食べるような無茶はお勧めしかねる。
出所不明って何やねんって話しなんだけど。

ノロウイルスに感染した場合、その潜伏期間は24時間~48時間。
店で食べようが家で食べようが、大体は自宅で発症する確率が高い。
家族が居れば感染を拡大する恐れも有るのだが、一人ならそれはそれでまた大変だったりする。
本気で死にそうな程に苦しい、らしいから。
家族の皆がノロ様にやられるか、自分一人が苦しむか。
どちらが良いかは中々難しい。

 

 

詳細についてはお食事中の方が居たらアレなので割愛するけど、上から下からえらい事に成るみたい。
アフターファイヤとバックファイヤが同時に襲い掛かってエライ事に成るとか。
花火大会なら、クライマックスの大玉花火くらいの爆発っぷり。
ヘっ、汚ねぇ花火だ。

まぁともかく、一人暮らししてたら、周りが気付いたら既に死んでたなんて事も有るので、気をつけるに越した事は無いと思う。
一人静かに吐瀉物と排泄物に塗れながら人知れず朽ちて行くのはちょっと悲しい最後だから。
漫☆画太郎のアレみたいに。
バイク乗って道端でド派手に砕け散るのが良いとは言わないけどね。

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