淡路島よ、私は帰って来た

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また淡路島へ行って来た。
なんかここ最近淡路島ばっかり行ってる気がするのだけど。

前回はあわじ島バーガーとZのパーツを買いに。
前々回は四国に行った帰りに。
そして今回と、今月はかれこれ3度目。
ちょっと回数券を買いたい気分だ。

幸いなのは、淡路島の入国審査が無い事だろう。
これがコロンビアとかホンジュラスなら、このペースで訪れてたらちょっと別室に呼ばれかねないが、特に入島に際して調べられる事は無いので問題は無い。
玉ねぎの密輸してると疑われる心配は無い。

1130takosen

たこせんべい。
淡路島のお買い物と言えば、玉ねぎ/たこせんべい/Zのパーツと相場は決まってる。

知多半島にはえびせんべいの里が有り、兵庫県の真ん中の辺りには海鮮せんべい但馬が有り、そして淡路島にはたこせんべいの里が有る。
きっと全国にこの手のせんべい工場直売施設があるんだろうと思う。

もっとも、別にせんべい買いにわざわざ行った訳では無く、所謂アワイチと呼ばれる、淡路島一周自転車ツーリングに行く人に同行しただけ。
ちなみに私は勿論そんな無茶はしない。
実はこれが意外と病人なので、そんな無茶は遠慮させて頂くわ。

なお、試食可能なこのたこせんべいの里をアワイチ中の補給の為に訪れる、と言うとてもセコい話を小耳に挟んだ事は有る。
私は別にこの煎餅屋と何ら利害関係に無いので各人の判断で好きなようにして貰えば結構なのだが、ちょっと照れるのでお口は閉じてた方が良いかも知れない。
そんなセコい話は余り大きな声では語らない方が良さそうだ。

awajisima

走行距離150Km
最大標高差156m
獲得標高1200m
想定所要時間10時間

コースとしては中々に走り応えが有るだろう。
なんて偉そうに書いてるけど、私は無理だって事を棚に上げておく。
ああ、無理だ。
どう考えても無理だ。

楽勝よ。
アワイチなんて楽勝♪

等と口尖がらせて強がり言っちゃう方は、一部のマニアの間で話題のアワニに挑戦して頂きたい。
文字通り淡路島を一日で二周まわると言う、何だか良く解らないチャレンジ。
なんで二周もって?
知らんがな。

なお、話には聞くが、周囲では勿論誰一人として居ない。
そこらの民間人のおじさんには、遥か高い壁だ。
一周だけで凄い話なのに。

淡路島二周で約300km。
それでも早い人なら15時間くらいで回れるみたいなので、夜明け前に走り始めたらその日の夕方にはゴール出来る計算。
アワイチで物足りないなら是非挑戦して頂きたい。
そしてまだ見ぬアワサン、アワヨンも見据えて。
特にお勧めしないけど。

ちなみに300km/hを15時間で走るなら平均20km/h。
温泉入ったり、食堂で寛いだり、そんな時間は取ってられないのでひたすら走り続けて15時間。
それを平均20km/hで走るなら、概ね平坦路では40km/hくらいは維持したい。
....
なんだろう。
なんか良く解らないけど凄いや。

そうそう、現在、淡路島へのアクセスがかなりお安く成っているのだ。
垂水→淡路の最低限の区間の料金は、普通車900円、二輪及び軽自動車800円(共にETC割り引き)と、とても安い。
通常料金なら、普通車2,370円なので、それを考えたら凄まじい価格破壊だ。

自転車で明石海峡を渡る場合はジェノバラインと言うフェリーを使う。
こちらは片道は720円(人500円、自転車220円)と、実は現在の人+自転車のフェリー料金と明石海峡大橋のETC割引とでは大して変わらなかったりする。
2人以上で行くなら、断然橋を渡るのがお得。
明石に車止めてジェノバラインで渡ってる方は、一度ご検討頂きたい。
まぁETC着いて無かったら2,370円もするのだけど。

自転車は無理だって方は、125ccクラスのバイクで周るのも良い選択だろう。
たこフェリー終焉後、125cc不遇の土地となっていた淡路島だが、数年前よりジェノバラインに乗せてもらえる事と成った。
現在の料金は~125ccまでが450円(+大人500円)
原付で渡るとETC割引の普通車で橋を渡るよりもちょっと高くついてしまうけど、島に渡れるだけでも、そして島に取り残された125ccが本州へと帰ってこれるだけでも有り難いお話だ。
たこフェリーが廃止され、島から一歩も出れなくなった125ccも、今は大手を振って帰ってこれるのだから。
たこフェリー終焉を迎えたあの日、何も知らずに125ccのバイクで島に渡って帰れなくなったあのバイク達も、今は安心して往復出来るのだから。

もう海峡大橋下の道の駅で、対岸の明かりを見つめながら涙を流す事も無い。
島を脱出する手段を失い、煌く明石の、神戸の明かりを見つめながら一人静かに涙を流す事はもう無い。
お母さんの温かいシチューを夢に見ながら、風の吹き曝す道の駅で途方に暮れることはもう無い。
そして、対岸のアジュール舞子から、125ccのバイクで島に渡ったきり帰らぬ息子を待ち続ける母の姿も今はもう見る事は無い。
母ちゃん、おら、母ちゃんのシチューさ、もういっぺん食ってみてぇだよ
と、何故だか訛りながらむせび泣く日はもう来ない。
悲劇はもう繰り返さない。
全てはジェノバ様のお陰。

それだけで素晴らしいじゃ無いか。
一時は陸封されたヒメマスのように、淡路島の生態系の中で生きていくしかないかと思われた125ccも、今や無事に帰ってくる事が出来たのだから。
良い時代に成ったもんだとつくづく思う。
これが続くよう、あまりジェノバラインの経営を圧迫しない程度に本州四国連絡高速道路株式会社の方も料金見直しは程ほどにして頂きたいと、ユーザーからしたら複雑な気持ちを抱いたりする。
そりゃ、橋の料金が安くなったらそれは結構なんだけど、徒歩客メインで客層は違うと言っても橋の価格破壊のお陰でジェノバラインまで廃止と成ったら非常に困るので、出来れば程ほどで手を打って頂きたいと願うばかり。
基本、橋を渡る人が圧倒的多数なので、安くなればそれはそれで結構なのはごもっともなのだけど。

淡路島にはこんなのも有る。

1130tako

この写真では何が何だか解らないかも知れないが、これは玉ねぎの乗ったタコヤキだ。
言われてみればこの完成度の低い写真でも解るだろう。
ああ、たこやきにタマネギが乗ってんだなって事は。
その意味合いについては訳解らなくても。

この取り合わせについて、その意味の有無についてはちょっと私の口からは言い難いのだけど、ただ流石に淡路島の玉ねぎはやたらと美味しいのは確かだ。
タコヤキに乗せる意味合いについては、私の口からは何とも言いがたいのだけど。
有る意味、タマネギだけでも良いかも知れない、なんて事も言ってみたり。

と言う訳で、何かと愉快な淡路島。
ETC付いてる方は是非どうぞ。
って、そんな事は淡路島バイクフェスタの前に書けよって話なんだけど。

ん、まぁアレだ、この前淡路島のPMCを調べるまですっかり忘れてた。
来年はバイク乗って行こうと思う。

Bicycle

Posted by tommy