臭いの正体

病気と体臭の関係は、結構古くから言われてる事。
犬ががん患者の体臭を嗅ぎ分ける、なんて話を聞いた事は有るかと思う。

https://www.sankei.com/region/news/170622/rgn1706220055-n1.html

 

ムーに載ってそうな話だけど、実際にこのように実用化されてる。
ただ、リソースに限界が有るのが大きな問題。
なんせ働いてるのは極少数の犬。
それを大都市~日本全国へ、なんて規模に広げるのは難しい。
鼻が裂ける程頑張ってもちょっと難しい。

臭気センサって部品、或いは臭気判定機有るのだけど、実際の所は工場等での臭気判定には人間の鼻で調べてるのが21世紀の現実だったりする。
有名シーバスアングラーの某氏でもお馴染みの、臭気判定士の鼻が頼りだったりする。
国家資格で、さらに5年毎に嗅覚検査を受けなければ成らない厳しい仕事だ。

臭いや味に関しては、まだまだ機械は人間に追いついてないのが実情。
犬はさらに高性能で、酢酸に対する嗅覚は人間の1億倍なんて、小学4年生が言いそうな荒唐無稽な数値で表されるのだけど、残念ながら書類を書いたりデータ入力したりクライアントに説明したり、なんて事は出来ないので、鼻が良いだけでは中々ね。
まだ臭気判定の現場では、当面は人間の鼻頼りは続きそう。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50504250S9A001C1LX0000/

犬だけで無く線虫も使ったりする。

線虫の嗅覚は犬よりさらに優れてるそうで、これをセンサーとして使ってがんを診断するって研究。
ただ、これも万能な訳では無く、あくまで1次スクリーニング検査。
これで陽性と判断された人は、どこに病巣が有るのかを含めた検査を行う必要がある。
100年後は凄い事に成ってるだろうけど、現状ではまだ第一歩って所か。
偉大な一歩では有るけれども。

 

ある日、ある場所、ある交差点での信号待ち。
セローに跨り信号待ちしてる私の鼻センサーが、何やら甘ったるい臭いを検知した。
RX7-Xから忍び入って来た、甘ったるい臭気を感じ取った。
これは....綿飴?

だが周囲には屋台も無ければ、ケーキ屋やお菓子屋も無い。
それ所か、コンビニすら殆ど無い国道43号線。
本当に何も無い国道43号線の芦屋の辺り。
両サイドには壁しか無い国道43号線の芦屋の辺り。

お菓子工場もこの辺りには無い。
見回しても甘い香りの発生源なんて見当たらない。
もちろん、イチゴの香りのエンジンオイルを入れてそうな原付も走ってない。
周囲に居るのは、隣に止まってる友人のZZR1400。
後は車がちらほらって程度。
甘い香りの発生源なんて見当たらない。
この塀に囲まれ殺伐とした43号線に、甘い香りなんてどこにも無い。

 

まぁイイかと、そのままスルーして、神戸の何時ものバイク駐車場。
この日は餃子友の会の集まり。
まぁ、単に餃子を食べに行くだけ、なんだけど。
ともかくその待ち合わせ場所の、何時ものバイク駐車場へとセローを停め、空きスペースの関係でちょい離れた所へ停めたZZR1400の元へと歩いた。
移動式ロッカーとして大いに役立ってくれている大きな箱を3つも積んだZZR1400の元へ。
ヘルメットとジャケットを収納させて貰うために。
そろそろ諦めて自分のセローにも箱を積もうかな、とか思いながらも。

一歩、二歩とZZRに近づくと、私の鼻センサーが再び何やら甘ったるい臭いを検知した。
これは....神戸銘菓ゴーフル?

臭いの元はZZRのカウルの中。
ややこしい作りの大袈裟なZZR1400のカウルの中。
どうやら、先ほどから臭ってた甘ったるい臭いはここから発生してるみたい。
ここが発生源だったのか。
臭いの発生源はZZRのカウルの中だったのか。

 

人間の体臭で病気を見つける事は可能と成ってる時代。
バイクもまた同様。
臭いで分かる、嗅げば分かるさ。
甘ったるい臭いがしてるのなら、クーラントが漏れてるんだろうねって事くらいは分かるさ。

ウォーターポンプか、ラジエーターホースか。
その辺からチビチビっと漏れてるんだと思う。
さすがにシリンダーやヘッドからはそうそう漏れたりはしないだろうから、きっとこのどっちかだと思う。
カウルの中にペプシを入れられる、と言う悪戯された可能性は無きにしも...では有るけれどもね。

まぁペプシなら洗車するだけで修理する事も無く解決するのだけど、でも逆にそれはそれでちょっと色々考えてしまうので、やっぱりウォーターポンプから滲んでるんだろうと思っておきたいな。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy