MTってヘルメットブランドを知ってるかい?
マルク・マルケス、ファビオ・クアルタラロに続くmotoGP界の次世代のスーパースター候補の筆頭。
ペドロ・アコスタ。
2021年moto3ルーキーイヤーでチャンピオンを獲得し、翌年moto2クラスへ早々とステップアップ。
昨年のmoto2では、優勝3回表彰台5回を獲得。
2022年はノーポイントレースが続いた為ランキングは5位に終わったが、今季はmoto2クラスのチャンピオン候補の一人なのは間違いない18歳の若者。
そのペドロ・アコスタが被るヘルメットがスペインのMT。
きっと見た事も聞いた事も無い人も少なく無いんじゃ無いかと思う。
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アコスタ以外のユーザーは、昨年のmoto3ランキング2位のセルヒオ・ガルシア。
同じくランキング8位のディオゴ・モレイラ。
昨年までは、同じくmoto3の山中 琉聖とSBKのシャビ・ビエルゲなどが被ってた。
GP界隈での立ち位置としては、KYTやLS2辺りと同じような立ち位置なのかな。
シャビ・ビエルゲはまさにその道を歩んでいる。
HJC→KYT→MT→LS2と、そんな道を歩んでいる。
どんな道かって、そりゃそんな道。
ライダーのヘルメット選択には幾つかの理由が有る。
そのブランドを信頼してるからって理由から、政治的だったりナショナリズムな理由だったりとか。
或いは経済的な理由だったりとかね。
プロで有る以上、それも選手寿命がとても短いプロである以上、食える時に食っておくのが至極真っ当な道。
何もくれないブランドと、1年被ってるだけで1万ユーロくれるブランド。
それらは選手によってヘルメット選びの動機の一つと成るだろう。
何もくれない、とは言っても、少なくともmotoGPクラスを走るライダーはヘルメットを自分でアマゾンで買ってる訳じゃ無いにしても、やっぱり経済的な理由ってのはプロとして大きな理由の一つには成る。
それが全てじゃないにしてもね。
ちなみに、このプレステ2のオープニングみたいなデザインのRAPIDEと書いてるヘルメットは、カーボンシェルながら38000円と、現在のアライのフルフェイスではどれ一つ買えないお求めやすいプライスが掲げられる。
なお、RAPIDEとは、フランス語で速いって意味だ。
voie rapideで高速道路。
読み方によっては何かと問題が有るので、このヘルメットはラピッドと読もう。
カーボンヘルメットと言えば、超高級モデルのアライRX-7RCを思い浮かべるかも知れないけれど、世の中には意外とお求めやすいプライスのカーボンヘルメットが沢山有る。
高級ブランドのX-LiteでもカーボンヘルメットのエントリーモデルであるX-803ULTRAなら意外とお求めやすい5万円台で買える。
LS2ならさらに安く4万円代。
さらにこのMTなら実売価格でカーボンヘルメットが2万円台から有るので、お値段だけを見たら圧倒的に安い。
一方我らがアライは、ヨーロッパではまだ継続販売されるエントリーモデルのProfile-Vは実売価格6万円台。
RX-7Xの海外モデルで有るRX-7Evoのソリッドカラーは12~13万円。
どれもこれも結構高い。
確かに結構高いのだがこれらは極端に高いって訳でもなくて、SHARKのRACE RとかAGVのPista GPRR、SHOEIのX-SPRと概ね同じような価格帯だったりもするんだけどね。
同じような価格帯だけど、SHARKとAGVはカーボンなので、製品の良し悪しはさておき顧客への訴求力の点では一歩劣るかな。
カーボン!ってだけでなんかスゲーってなるものね。
ちなみに、カーボンシェルのRX-7RCはヨーロッパでは40万円を超えてくるので、そもそもの立ち位置が違う。
これらはmotardinnなんかのヨーロッパ直売価格。
正規輸入されて日本の規格を通せば値段は変わるのはスマンかったなお話で。
モノは....
MTヘルメットはSHARPテストでも高ポイントを出してるので、ストリート用としては十分なんじゃ無いかと。
多分ね。
被った事も無ければ見た事すらも無いので知らないよ。
気になる方は海外バイク用品通販サイトからお買い求めを。
前にも書いたけれど、買うのも使うのも自由だ。
でも、日本国内でPSCマークを取得しないヘルメットを売るのは違法なので気をつけよう。