着火しないポケトーチを瞬間で直す方法
SOTOポケトーチ
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使い捨てライターを入れると、800度のバーナーに成る優れもの。
用途は、着火機能の無いキャンプ用のストーブやランタンに火を着けたり、お墓参りで線香に火を着けたりと、風の影響を受けやすい屋外でその威力を発揮する。
勿論整備にも使える、事も有る。
例えばタイトな部分のビス一本を熱したい時なんかに、この小さくて細い、それでいてパワーの有る炎が役に立つ事も有る。
パワーだけで言えば酸素アセチレンガスには遠く及ばないけれども、そんなのハーネスの束の近くや、自動車のエンジンルームなんかでは使えないからね。
火達磨に成っちゃうから。
固着した、或いはネジロックが施されたM8くらいの太いボルトをコレで熱するのは無理が有るけれど、細いビスが固着した時なんかには役に立つ、かもね。
そんな何かと便利なポケトーチだけど、使ってるとこれが大体壊れるんだ。
周囲でキャンプやってる人はみんなコレを使ってるけれど、大体は壊してる。
私を含めて大体の人はコレを持ってるけれど、これまた私を含めて大体の人は壊してる。
凄い高確率で。
火花もガスも出るけど着火しない。
他のライターで着火しても直ぐに消える。
そんな症状。
そんな時は、バーナーのノズル部分を指でつまんで左右に優しく回してみよう。
もし、ちょっとでも動くなら、残念ながら壊れてる。
正常品は一切動かないので、ここが動くなら壊れてるって証拠だ。
と言うか、ガスが有って火花は散ってるのに着火しない場合は、ほぼ確実にここが動く筈だ。
ここが動かない=漏れが無いなら火はちゃんと着く筈だから。
修理するには分解する必要が有る。
と言っても、外すのは上部品の両サイドの黒いビス2本だけ。
精密ドライバーでビスを抜いたらフード部分が外れる。
問題はこの矢印部分。
ここのリークが着火不良の原因。
修理するには、ここに瞬間接着剤を流してガッチリ固定してやるだけ。
やるのはただそれだけ。
念の為、一度硬化した後でさらに接着剤を追加しておけばより安心だ。
二液エポキシはさらに安心かも知れないけれど、ノズルの根元の吸気口まで塞いでしまう恐れも有るので、簡単に瞬間接着剤で良いと思う。
熱の問題は特に考慮しなくてもまぁ大丈夫。
余程このポケトーチを長時間連続燃焼させない限りは、熱でどうこう、ってのは考えなくても大丈夫。
後は元通り組みなおせば完了。
瞬間接着剤で漏れが止まってたら、ボタン一発で普通に着火する筈だ。
なお、上の方でノズルをつまんで左右に回せば、って書いたけれど、それは壊れてるかどうかのテストの為。
ビス2本抜いて瞬接流すだけの事だけど、二度とこの作業をしたくないなら、今後は二度とノズルには触らない事を強くお勧めしたい。
触った時が壊した時、だと言う事を頭に入れておこう。
まぁ、ビス2本抜いて瞬接流すだけの事なんだけどね。
最近の使い捨てライターは火力が非常に弱い物が有る。
全開にしてもちょろちょろとした火しか着かないモノが。
ライターとして安全の為には望ましいのかも知れないが、トーチとしてはてんで役に立たない。
そんな安全ライターを手にしてしまったら、フードを外してバルブをもうちょい開けてやれば使い物に成る。
どうするのかは詳しくは書かないけれど、まぁ見りゃ解ると思う。
キャンプファイヤーレベルで火柱上げる必要は無いが、トロ火しか出ないライターならちょい出してやるのが良いと思う。
思う、って言うかトロ火じゃ使い物にならないからね。
やっぱ有る程度のパワーは必要なもんだ。
フードはどうせ使わないので無くても構わない。
100円ショップで何本か入って売られてるライターは、ポケトーチを使うにはちょっと短い場合が多いので、その時には中に何かしらのスペーサーを入れてやればオッケー。
理想は硬くで変形しない2~3mmくらいの板。
硬いプラ板でも、金属板でも、ボール紙を何枚か重ねても、まぁ何だって高さが調整出来ればオッケーだ。
スポンジや柔らかいプラスチックは不可。
ただ、余りに厚すぎるモノを選ぶと、使ってないのに勝手にガスが漏れる悲しい結果が待ち受けるので、丁度良い具合の厚みの板を探すか
この銀色の板を曲げて調整してやろう。
以上。
火花が飛ぶ限り、着火不良はノズルの根元からのリークが原因。
それ以外に壊れたりしないので、もし火が着かなくなったら瞬間接着剤で直してやろう。
きっと、たったそれだけで元に戻ってくれると思う。
多分ね。
あと、上でも書いたけれど、ちゃんと火が着くポケトーチのノズルは触っちゃダメ。
触った時が壊した時、だと言う事を頭に叩き込んでおこう。
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