それぞれの常識

人や世代によって、それぞれの常識は異なる事が多々ある。

例えば音楽。
音楽を聴くにはUSENが当たり前な人も居れば、ツタヤで借りるのが当然だろって人も居る。
CD買うのが普通だろって人も居れば、FMでしか聴かない人も居る。
Spotifyで聴く人から、ジュークボックスでYou’ve Lost That Lovin’ Feelin’を掛ける人も居るかもしれない。

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それぞれがそれぞれの常識を生きて頂ければ結構な事で、もちろん私も私の常識を生きようと思ってるのだが、時に自分の常識外の場面に遭遇すると、なんかちょっと楽しく成ったりもする事も。
紙コップのコーヒーばっか飲んでる最近、久しぶりに昔ながらの喫茶店でサイフォンがポコポコしてる光景は、見るだけで何か楽しいものね。
少なからず誰しもそんな気持ちは有って、それがカセットテープブームや写ルンですブームなんて形に成って表れてるのだろうと思う。
実際にそんなブームが何処で起こってるのかは良く知らないけれど。

ちなみに、この前も書いたけれど随分と久しぶりにVHSを見る機会が有ったのだけど....
やっぱ要らんわ、って思う。
面倒過ぎるし邪魔過ぎるわ。

 

DR650Sの2023年モデルが発表されたよ。
キャブに油冷。
一体、何時のバイクやねんとの声が聞こえてきそうだけど、これでもれっきとした2022年モデル。
もっとも、2022年モデルとは色が違うだけ。
まぁ、それを言い出したら2001年モデルからこの20年、色が変わっただけ、と言えなくもないけれど。

キャブ付いた空冷エンジンだなんて、今の常識からしたら考えられない仕様だけど、ホンダのXR650RとかヤマハのTW200とか、アメリカでは意外と生き残ってたりもする。
わざわざTWを逆輸入する人はそうそう居ないだろうけど、XRなら今後もまだもう少しは新車が手に入るかもね。
登録は....どうなんだろう。

 

今どきのヤングメンの方々からしたら、キャブって何??な話かも知れないが、1990年代のバイク事情しか知らないクラシカルな感性の方からしたら、PGM-FiとABSまで付いたスーパーカブなんて正気の沙汰じゃ無いぜとお考えだろうと思う。
人や世代によって、それぞれの常識は異なる事が多々ある訳だ。
そのうち、ガソリンって何ですか?
なんて時代が....どうだろうね。

 

まぁ、ともかく、DR650Sはまだ生き残る。
今や非常識な、キャブ付いた空冷エンジンのこのバイクは。
昔から非常識な、650ccの単気筒を積んだこのバイクはまだ生き残る。
まだもう少しの間は。
モデルチェンジはしないだろうけどさ。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy