アニマル浜口の定理

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ディスカバリーチャンネルで、ドイツ人のおじさんがラジコンを作ってる番組を毎週見てる。

https://discoverychannel.jp/show-single/?show=000143&category=科学・テクノロジー

 

やたらと平均年齢の高い人たちがラジコンを作る番組。

ラジコンと言ってもタミヤのキットを組む訳では無く、3D CADで設計してCNCフライスで木材をカットしたりとやってる事は中々に凄まじい。
作るのはヘリに飛行機に貨物船に油圧ショベルに、と多岐に渡る。
単なる玩具作りの域を超えている尋常じゃない人達がゴロゴロ出てくる番組だ。

 

根気。
人間、何より根気が必要だなと思う。

と言うのも、ラジコンって作るのは非常に時間が掛かる。
タミヤやフタバのRCカーのキットでもかなりの時間は掛かる。
一朝一夕に組み立てれるもんじゃ無い。

そんな、唯でさえ時間のかかるラジコン製作。
バルサ材を大量に切り出して2mくらいの飛行機作ったり、アルミフレームで油圧作動するパワーショベルなんかを作るとなると、それはもう恐ろしいまでの時間と労力が必要なのだ。
平気な顔して3年掛かったとか言ってるんだから、ドイツ人の根気って凄まじいものが有るもんだと思う。
タマにパパのお手伝いしてる子供が、シーン変わったら巨大化してヒゲ生えてたりするので、ラジコン製作は大変なもんだと思う。
少年がヒゲ親父になる位時間掛かるんだから、凄い世界なんだねと。

そんな月日と莫大な金額を費やして作ったラジコンの船が沈没したり、緊張して離陸失敗してF/A18を大破させたり、なんてシーンを見せられたら目頭が熱くなってしまうのだ。
なんて、なんて残酷な....
なんて残酷な結末を用意してるのだと。

クヌートぉぉぉ!!

と叫びたくなった人は、きっと私の他にも2人くらい居ただろうと、そう思う。

 

s_Modellbauer_Duell_2_Jets_3_photogallery

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左端のゴツイ人がリーダーのクヌート、そして完成したF/A18ホーネット。
市販のボディキットを改造して、JETエンジン積んだ仕様。
この番組は大体こんな感じのおじさんばっかり出てくる。

主翼の折れ方にまで忠実に再現した、双発ジェットエンジンのオーストラリア軍仕様のF/A18。
この後すぐに、本番で緊張して離陸失敗してブっ壊れてしまうんだ。
半年ほど掛けたホーネットが....離陸でちょっと緊張して。
悲しいね...クヌート。

まぁ一発勝負だものね。
そこが陸上用ラジコンとは違う所。
やり直しの聞かないところ。
潜水艦のラジコンとか、きっとドキドキするだろうと思うな。
下手したら川の底に潜水しっぱなし、なのだから。
単なる不法投棄になってしまうのだから。

 

http://www.nirinbanashi.net/ver-r/car/587

 

ラジコン飛行機と同じく、ジムニーにシュノーケルを装備して川渡りするのも一発勝負。
風呂場でテストは出来ないので、実際に川に入らないとシュノーケルが正常機能するか解らない。
幾ら何度も確認しても、結局最後は試してみないと解らない。
試してダメだったらそれを終わってしまう、事もしばしば、だとしてもだ。

まぁ結局気合よ、気合。
気合が無いと何も始まらんよ。

アニマル浜口の定理は、生きる上で根幹を成す定理なのだ。

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Posted by tommy