答えは何時もシンプルな所に行き着く
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その昔、工場用の機器の保守をしてた頃が有る。
機械が調子悪いとか、動かないとか、妙な動きするとか。
そんなのを直しに行ったり、或いは手に負えなくて他所に丸投げしたり、まぁそんな事をしてたのだけど、機械のトラブルってのは多くの場合非常にシンプルな所に原因が有る、事が多い。
検査機器や測定機器なんか、ガンダムの取り扱いマニュアルよりも分厚いマニュアルが着いてくる。
そこにはトラブル時に考えられる可能性がてんこ盛りに書かれてる事が多いのだが、大体はちょっとした設定ミスだとか、手順のミスとか、或いは何か良く解らないけど再起動したら直るとか。
そんな具合に、割とシンプルな所に原因が有り、そしてシンプルな手段で直る場合が多い。
流石にコンセント抜けてた、なんて事は無いけれど、3分で終わる仕事を信州の山の中までしに行ったあの日は結構本気でうんざりしたと同時に、とても厄介な案件なので時間掛かりますと報告しながら蕎麦屋巡りでもすりゃ良かったかと思ったりもする。
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答えは何時もシンプルな所に行き着く
一見複雑な殺人事件現場の謎の密室トリックと同じく、答えは大体シンプルなもんだ。
概ね釣り糸とセロテープでどうにか成るし。
セローのエンジンが急に掛からなくなった。
セルが回らなくなった。
って事が有った。
私のではなく別の人のセロー。
セルがウンともスンとも言わなくなったと電話が。
答えは大体シンプルな所に有る。
それは、キルスイッチがXに成ってた、と言うとてもシンプルな所に。
ハーネスとかリレーとかセルモーターとか、可能性は色々有るけど大体はキルスイッチが切れてただけ。
大体はソレ。
このキルスイッチのマークは世界共通みたい。
OFF/RUNの表記か、矢印マークか、その両方か。
国産車でもドゥカティでもハーレーでも一緒。
家電なら○と-の表記が多いのだけど、バイクの場合は共通。
解りやすくてとても良いと思う。
RUNの位置がXで表記されてたらややこしいものね。
と、まぁそんな訳でスイッチを入れたら何事も無くエンジンが掛かったらしいので、良かったような気もしつつ、でもこんなのじゃ話は書けないぜと思ったりもする。
エンジンが爆発したとか、そんな気の利いた事件はそうそう起こらないから仕方ないか。
ちなみに、Ducati GP17のテールに付けられたカーボン製のボックス。
サラダを入れるとか、ホットドッグを入れるとか、そんなあやふやなコメントでお茶を濁されてたアレ。
排気圧を使ってバイクの姿勢制御を行うとか、ジェット推進装置だとか、サスペンション自体の電子制御は禁止なのでリンケージのレバー比を制御するとか。
なんか色々と妄想が語られてたあの箱。
結局は
このエグい形のカウル等、アッパーカウルのデザイン変更をしやすいように、アッパーカウル内に収めてた電子機器を入れる場所を作っただけの事、ってのがもっぱらの定説となってるみたい。
変な形のカウルを作ったら電子系機器の置き場が無くなったんだとか。
チキチキマシン世代の方からしたら、オイルや撒き菱が出てきたらワクワクするかも知れないけれど、流石にそれは無いのでごめんなさい。
ただ、それも公式には発表されてないと思う。
ジジさんが、ここには電子制御機器が入ってんだよ、とは言ってないと。
だからまだ正確には解らない。
その箱の中に何が詰まってるのか?
夢と妄想以外に何が詰まってるのか?
でも、結局答えはシンプルな所に行き着くんだろうと思う。