ご当地授業のおかげです
[adsense]
寒くなると元気になるタイプ。
私は寒いのが嫌いなので、そんな庭駆け回る犬のような心境には成れないのだが、北国出身の人は寒くなるととたんに元気になる。
別に暑いのが苦手とか寒さが快適だから、なんて理由ではなく、寒くなると=つまり雪が積もるとスキーやスノボが出来るから、ってのがその理由。
ご当地授業ってのが有る。
或いは授業とまでは行かなくとも、地域色の強い学校行事は各地で行われてるだろう。
漁師町なら地引網を引いてみたりとか
特産物の果実を収穫してみたりとか
砂丘の草を抜いてみたりとか
お好み焼きをひっくり返したりとか
甲子園でヤジ飛ばしたりとか
上品な言葉遣いの中に毒針を仕込む練習したりとか
まぁ色々有ろうかと思う。
各地、各土地に根ざした授業、或いは学校行事ってのは。
[adsense]
雪国は、そりゃ勿論スキー、あるいはスノボ。
リフト代節約体力アップと精神面強化と安全性を名目にスキーでクロスカントリーさせられると言う苦行を行う場合も少なく無いらしいけれど、それでも東京大阪に住む少年たちより遥かに有利だ。
スキーやスノボに慣れ親しむ機会の多さも、それを幼少期より正しく教えられる精度の高さの面でも。
雪国の人間にはやはり太刀打ちできない。
年に一回スキーバスで長野に行って我流で滑ってる人間と、学校の授業で幼少期よりスキーを教えられた人間とでは圧倒的な差が存在する。
超えられない壁が。
無双。
まさに無双。
地元雪国で暮らしてた頃は何の変哲も無いただの一般人でしか無かった彼だが、関西に住み年に1~2度のスキーを嗜む人間を基準にしたらまさにエリート。
一般レベルの滑りだった彼も、ボーゲンすらおぼつかない人で溢れる関西のスキー場においてはスーパーエリート。
回転寿司バイト暦3ヶ月でも、アフリカに行けば超エリート寿司職人!のごとく。
勿論、時に例外も有るだろう。
漁師町に生まれ育っても魚が苦手な人も居るだろうし、北海道に生まれ育ったけどスキーもスケートも出来ない人だって勿論居るだろう。
大阪の人間なのにたこ焼きを返せない人も居るし、私のように京都に生まれ育ちながらも会話に毒針を仕込めない人だって居る....
勿論そんなケースも少なくは無いのだろうけど、彼は違う。
極普通にスキーの出来る、極普通の雪国育ち。
雪国では極普通、ただのヤムチャレベルと言えども、雪に無縁の人間からしたら十分超人的レベルだ。
スキーもスノボもお手の物。
ご当地授業のおかげだね。
寒くなり、日本各地は寒波と積雪でひーこら言ってるこの最中、一人嬉しそうなのはそれが理由。
人間、ヒエラルキーのトップに立つのは嬉しいモノなのだよ。
中々そんな機会は無いものね。
気持ちは解らないでも無いわ。
私とて、小学校以来毛筆を使った事の無い多くの人に混じって筆で名前を書いたら、幼少期より書道をやってた人間として小さな優越感を味わえたりするしね。
例えサイバイマンレベルで有っても、戦闘力5のオッサンしか居ない空間では無双出来るものなのだから。
まぁ、残念なのはそんな機会は殆ど無いと言う事と、筆で名前を書く機会は書道関係の集まり、なんて場面が多くて、そんな場面では周囲はフリーザ様みたいな人がゴロゴロしてるって点。
戦闘力5のオッサンには勝てるけど、流石にフリーザ様に囲まれたらサイバイマンも半泣き不可避だ。
ああ、なんて残念なお知らせ。
と、まぁそんなこんなで、要らん事ばっかダラダラ書いたけど、要するに琵琶湖バレイって言う、大阪神戸界隈から最も近いスキー場へと行くのさ、と言う話。
思い返せば高校3年生位だったと思う。
私がこのスキー場へと最後に行ったのは。
最新の思い出は高校3年生だったと思う。
受験最中に何やってんだって話だけど。
寒かったのを覚えてる。
冷たかったのを覚えてる。
空気も、そして視線も猛烈に冷たかった事を。
そりゃそうだ、スキー場にバイクで行ったらそりゃ空気も視線も冷たいさ。
ってのも当時はまだ高校3年生。
自転車とYZ80とセローしか持ってなかった身。
使える車はトランポに使ってたワゴン(2人乗り)が1台。
それで10人くらいでスキー行こう!なんてテンション上がってしまったのだから、そりゃ仕方ないって話だ。
ってか、思えばその頃からセロー225に乗ってんだね。
当時のはリアドラムブレーキだったけど。
スキー道具はワゴンに積んだりレンタルしたりで事足りる。
そして琵琶湖バレイは、山の麓に駐車してゴンドラで山頂まで登るシステムなので、駐車場までは雪が無い場合が多い。
有る場合も多いだろうけど、この時は幸いにも路面に雪も凍結も無かった。
従って、冷たい気温と冷たい視線にさえ耐えれば、バイクでびわ湖バレイに行く事は不可能ではないのだ。
ヘルメットを置いてモトクロスパンツとブーツ履いてたら、一見普通のスキーヤーに見えなくもないしね。
ちょっと風通しが身に染みるけれど。
ちなみに流石に今回は車で行く。
ハヤブサに行くほどにネタに切羽詰ってないので、普通に車で行かせて頂こうかと。
普段、恐らく一切意味を成してない4輪駆動。
このびわ湖バレイの登りでは、初めて役に立つ、ような気はするし。
この為だけに買ったホイールとスタッドレスはえらく高く着いてしまったけど。
ちなみにホイールとスタッドレスは通販で買ったのだけど、雪の為か、配送センターで遅延してる。
やだ、スタッドレスのくせに。
ウエアも無ぇ
スキーも無ぇ
スタッドレスも届か無ぇ
二十歳の頃から滑って無ぇ
と言う訳で、月末以降暫く更新が無かったら、頭でも打ったんだなとでも思って頂ければ結構だ。
あ、まだ頭は打ってないから、今のところは大丈夫っすよ。