女には、秘密の一つや二つは有るものさ

2019年5月24日

言っても仕方ない事って有る。
んな事言っても仕方ないよなぁって事が。

ザルコがもうちょっと早くMoto2タイトル取ってれば、とか。
ザルコがやっぱりもう一年早くMotoGPクラスに上がってれば、とか。
ザルコがあの時スズキに行ってれば、とか。
ザルコがヤマハファクトリーに入ってたら、とか。
ザルコがレプソルホンダに入ってたら、とか。
ザルコがせめてオーリンズ使えたら、とか。
そもそもザルコがフランス人じゃ無かったら、とか。

言っても仕方ない事だけど、今のアブラハム坊ちゃんのちょい前辺りでのた打ち回ってるザルコを見ると思わずには居れない。
嗚呼、もうちょっと選択が違ってればねと。
もうちょっと相応の手厚い待遇を受けれて居ればねと。

 

足が着かない。
いきなりだけど、実は私、デカいバイクに乗ったら足が着かない。
今さら牛乳飲んでメザシ食べて少年ジャンプの後ろの方に乗ってた広告の商品に頼ってもどうにも成らないんだけど。
ん、今更どうこうするのは遅すぎるな。
せめて受精卵の時にどうにかして欲しかった。

R1も着かないしハヤブサだって着かない。
もっと言えば、225ccのセローでも両足べったり、なんて訳でも無い。
これは今に始まった事では無くて、前に乗ってたCBR1000RRにせよその前のR1にせよ、FZ750はシートを結構削ってたから足つきは良好だったけど、私の体型では大体のバイクで両足ベッタリ、なんて事には成らない。
CBR250Rを除いて、私が跨ってきたバイクは大体足が着かなかった。

とは言っても、まぁそれなりには身長も股下も有るので、それ程無茶な選択をしない限りは乗る事自体は不可能では無いんだけどね。
160cm台の人間が乗るのに明らかに無茶な選択をしない限りは。

 

そうそう、前にちょろっと書いた事は有るけれど、実はその昔にCRM250ってバイクに乗ってた事が有る。
2ストトレールの最終形態、否、2スト史上最高傑作と言えるAR燃焼エンジンを搭載したMD32、の一つ前のモデル。
あのMD32には未来を感じたけどね。
これから続く2ストの未来を、栄光の扉が開いた事を。
まさかリフォーム失敗した家みたいに、扉開いたら壁で行き止まりだったとは思わなかったわ。

 

ともかくそんなCRMに乗ってた事が有る。
コース走ってたバイクを安く売って貰ったような記憶。

あれは高かった。
値段は安かったけどシートは本当に高かった。
しかも禁断のアンコ盛りと言う、スポンジ増し増しにされたCRM250は本当に高かった。
フラットなシートはモトクロッサーみたいで見た目は凄く格好イイけれども、始めて乗った時は私は途方に暮れたもんだ。
横に立つと肋骨のちょい下辺りのシートの高さのバイクをどうやって乗ればイイのさって。

もっとも、その当時はすでに私のYZは125に成っていた時代。
125cc、と言っても車体のサイズ自体は250ccと変わらないので本当に大きい。
高所恐怖症なら跨るだけで心拍数がちょい上がりそうなレベルで。

だから乗る事も、そして1m近くも有るシート高のバイクをキックでエンジン掛ける事も、少々の問題は有れどどうにか出来てたので、同じレベルのシートの高さのCRM250でも乗る事自体は不可能では無い。
かなり不便だけど。
そりゃもうかなり大変だったけど。

足の着かないバイクでのエンジン始動は、サイドスタンドで立たせた状態でキックする人も多いだろうけど(日本製市販トレールに限る)、ノーマルのKDXなら可能だがシートが盛られたCRMは跨った状態でスタンドを払う事が困難だった。

だから私はモトクロッサースタイルで、つまりバイクをグワ!っと倒した状態で左足を地に着けてキックしてた。
まるでアクセルターンする人のようなスタイルで。

跨った状態なら両足ともに舞空術状態だったので、信号待ちがまた大変。
縁石が常に有るとは限らないので、足場が何も無い所ではハングオンは不可避だった。

左右の足を入れ替える事はかなり難しかったので、左足を着く際はローに入れてクラッチを切った状態で止まらないとスムーズに再発進できないと言う大きな問題を抱えていた。
だから着くのは大体右足。
左足はステップにギリギリ届く程度、尻はハングオンさせて右足を一杯に伸ばし、さらにバイクは結構バンクさせて.....
と、後ろから見たら不安感の塊のような乗り方、と言うか停まり方をしていた。

そんな無様な後姿を見た人は、この人はなんでそこまで苦労してるんだろうとみんな思っただろう。
でもそれは私が一番思ってた事なんだよ。
はは...やっぱこりゃ無理だと。

 

そんなに股広げてたら股が緩くなるぞ。
と、アメリカなら5万ドルくらい取れそうなセクハラ発言を浴びつつ、そんな苦労してた頃がほんのちょっとだけ有った。
ちょっとだけよ。
流石にあれを乗り続けるのは諦めたわ。
信号待ちでバイクごと倒れて横の車に頭突きしたら大変だしね。

非常に面白いバイクだったので、シートをノーマルに戻すか或いは逆に削ろうかなんて事も考えてたけれども、何だかんだで手放した。
CRMなら何時でも乗れるさと、あの頃の私はそんな事を思ってたし。
AR燃焼エンジンに2ストの未来を見た私は、これから先に登場する更にもっと進化したCRM250に幾らでも乗る機会は有るさと思ってたから。
...思ってたから。
まぁ今更の話しだけど。

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最近の厚底ブーツって中々に良く出来ている。
特にライディングブーツと名乗ってるブーツは、かなり出来が良い。
実は私も時に足の裏に大きな秘密を抱えてたりするのだが、この手の底上げブーツって股下不相応なバイクに乗る人にはかなり強い味方に成ってくれる。

流石に上半身はどうにも成らないので、セパハンの1100カタナやGSX-R1100に乗ったらタンウに貼り付いてしまうのは避けれないのだけど。
あの余りに遠すぎるハンドルを握るには、最高速チャレンジしてる人みたいにタンクに張り付かなきゃどうにも成らないんだけどね。
タンクバッグみたいと言われようとも。

最近のスズキは本当にコンパクトに成ったので、もうタンクバッグ化する事も無いだろうけど。

所謂シークレットシューズと呼ばれる、履くだけで背が高く成る不思議な....否、まぁ靴の中で背伸びしてるだけのあんまり不思議でも無いこれらのシューズ。
履くだけで10cmも背が高く成ったりするのだが、だがバイクに乗る場合ヒールを上げた事による身長アップは実際には大して意味はない。
だから踵が10cmも高く成った所で大した意味は無い。

だが、踵の高い靴は爪先立ちした時の安定感が違う。
通常の薄い底のシューズなら足の指しか接地しなかった所が、母趾球の辺りまで接地出来るので安定感と安心感は随分と違う。
常につま先立ちしてる靴なので、つま先時の安定感はペラペラのソールとは明らかな差が有るのだ。

重ねて言っておきたい。
シークレットシューズは、身長が10cm高く成る事が重要なのではない。
つま先立ちした時の少しのアップと安定感、そして数センチ増える足の裏の接地面積の拡大に意味が有るのだと。

スニーカーに比較してつま先部分で概ね2~3cm程度のアップ。
更につま先だけだった接地面も2~3cm程度拡大。
たかだかそれだけで結構違う。
たかだか2~3cm程度だけど随分と違う物だよ。
.22Shortで撃たれた時と同じく、たかだか2~3cm程度の差が明暗を大きく分けるんだよ。
.45口径で撃たれた時と同じように、2~3cm程度では結果は何も変わらないよって事も有るのだけど。
ん、世の中は時に無慈悲なもんだ。

 

バレリーナだった人が、履くだけでウNコ落ちてる道を歩く人くらいのつま先立ちに成れる。
ただそれだけの事だけど、ただそれだけで事情は大きく異なる。
シフトやリアブレーキの問題が有るので、レディガガみたいなブーツはちょっと問題有るけれども、数センチアップ程度なら操作には特に支障は出ないので、足つきに不安の有る方は導入をお勧めしたい。
秘密のソールでほんの少しの安心感を得て欲しいなと。

なお、上記したようにバレリーナだった人なら有る程度の効果は有るけれど、流石に舞空術な人にはスマンかったと言っておく。
それは流石にスマンかったと。
嗚呼、令和最初の痛恨のスマンかった。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy