VとはVictory(勝利)の意味なんやで

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その昔、スズキにはVCなる可変バルブエンジンが有った。

詳細は↑の動画を見て頂けたら解るだろう。
と思う。

可変バルブと言えばホンダのVTECを思い浮かべる人も多いだろうが、高速/低速用ロッカーアームの切り替えを行うVCは、2つのカム山を切り替える第一世代VTECとは少々違う。
後のVTEC-Eはバルブ休止システム(回転数に応じて2つのバルブ休止、或いは稼働させるシステム)なのでそもそも全然違う構造だ。
VTEC TURBOに成って、また先祖帰りしたんだっけか?
なんかバリエーションが多すぎていまいち着いて行けてない。

なお、REV~HYPER VTECに進化したホンダのバイク用可変バルブエンジンも、VTEC-Eと同じくバルブ休止システムなので勿論スズキのVCとは全く違う構造だ。

そんなVCエンジンを積んだスズキのバイク。
特徴は赤いカムカバーとディスクローター。

1206bandhit
http://www.goobike.com/bike/stock_8502340B30160524001/disp_ord=3

特に赤く彩られたカムカバーは、その中にスペシャルなハイテクノロジーが息づいてる様を如実に物語る、とても格好イイ仕上がり。
やるじゃないか、スズキ。

1206rf400
http://www.goobike.com/bike/stock_8701013B20161018004/disp_ord=5

まぁ、フルカウルの赤嬰に積んだら、カムカバーなんて全く見えないんだけどね。
それでこそスズキ。
それで良いのだ、スズキだもの。
スズキの奥ゆかしさに、僕らは思わず涙ぐむ。

ちなみに、このエンジンが搭載された車種は、バンディット250Vと400V、そしてRF400RVの合計3台。
このたった3車種、それも通常バージョンのエンジンと併売する形で作ったVCエンジン。
今のご時勢では考えられない豪華戦略に、余裕の有った時代なんだなぁって事が解る。
もしくは、やっぱスズキなんだなぁと。

ちなみに、Vと名が着くので当時はV型エンジンに成ったのかと勘違いした人も居たとか居なかったとか。
Vと名が着いてるけどV型エンジンじゃ無いんだよ。
VとはVictory(勝利)の意味なんやで。

1206vstrom_

V-STROM 250
唐突に発表されたV-strom1000/650兄弟の末弟。

GSX-R250のカウルを剥いでクチバシ着けて、その他あちこち外装替えたバイク。
勿論エンジンは並列二気筒だ。
Vだからって、V型エンジンとは思うなよ!

VとはVictory(勝利)の意味なんやで。

スズキはこのV-STORM250で、世界の250ccクラスを支配するのだ。
勝利は我が手の中に。

フゥーハハハハハ!

個人的には、その名前よりもクチバシよりも、なんか部品が外れたっぽいシートカウルがとても気に成ったりする。

1206vstrom2_

なんでこんなデザインに成ったんだろう?
理由は良く解らないけど、とにかく凄く洗い難そうだ。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy