アスパラブラザーズの苦悩

2016年3月20日

遂に始まった２０１６年のmotoGP。

[adsense]

ポールポジションは王者ロレンソ。
今年はヘルメットの内装が剥がれたりしないから磐石か。

２位はマルケス。
電子制御は未だグズグズな模様、でも流石のマルケス。
決勝はどうだろう？
かなり苦労してるっぽいので、１レース体力も集中力も持つのかが明暗か。
まずはスタートで転ばない事が重要。

プレシーズンテストから話題を巻き起こしたビニャーレスは驚きの３位。
驚いた。
ってのも、この前も書いたけれども、タイヤに関してはスズキに優遇措置が無い今年の予選。
昨年までのように、ヤマハとホンダに比べて１ランクソフトなタイヤで一発タイムを出せる訳では無い。
つまり、予選のタイムに関しては全車イコールコンディションなのだ。
この結果は正直凄いとしか言いようが無い。

綺麗にスペイン-イタリア-スペイン-イギリスと並んだグリッド。

注目すべきは、８番手に入ったバリベラ。
バラバラとかベルバラとか言われるベルボラ。
アビンティアレーシングのエクトル・ボリバラ。

このデカい人の横に居る人がベロベラさん。
妖怪人間なんて言わせないぞ！
ってか、横の人、デカいな。

今年はテストから本当に調子良くて、現在のGP界で最もスケベそうな顔してるペトルッチと共に、ドゥカティワークスを脅かす活躍を魅せてたのだ。
残念ながら、スケベッチさんはテストでの骨折が響いて開幕戦は欠場だけども。

しかもこのボラベラ。
GP14.2と言う、２世代前のマシンに乗ってるんだから、それで予選８位はやっぱ凄い。
やさぐれレディングとスケベッチさんのGP15より戦闘力は劣るのにこの結果は正直凄いや。
凄いぞ、ベリベラ。

そんなベロベリの後塵を拝したのが、エスパル兄弟の弟、ポル・エスパルガロ。
予選９位は正直頂けない。
本来ならヤマハの青いバイク乗ってる筈のこの弟。
今年もまた黒いバイクで戦ってるのだけども、限りなくファクトリーに近いと言われるテック3のマシンに乗ってこの成績は正直辛い。
しかもロッシさんは開幕戦前に早々と２年契約を結んだので、事実上来年も青いのには乗れなく成った訳だ。
ロレンソはヤマハを出ないだろうし。
DUCATI？
無いでしょ。
無い．．．多分。

困ったなぁ。
生え際と同じ位に、ああ困った問題だなぁ。

来期はご存知の通りＧＰライダーのシートが総変えと成る可能性がある契約更新年。
ヤマハもそうだし、ホンダもドゥカティも変わる可能性が有る。
このビッグウエイブに乗れるかどうかが、今後のポルのレーサー人生に大きな影響を及ぼす。
チームメイトのツルピカハゲ太郎さんの去就はともかく、ポルにはここらでもうひと頑張りして、来期もせめて真ん中より前を走れるバイクに乗れるように踏ん張って欲しいと思う。
小さく小さく小さくなっちゃった、ライバルマルケスの背中をもう１度追い掛け回す為に。

そしてもう一人、苦悩するのがエスパル兄弟の兄、アレイシ・エスパルガロ。