二輪噺

奥様ライダーズ小話ブログ

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Give in to temptation

   

give in to temptation=魔が差す。
英語での言い回しが有る以上、これは世界共通何処でだって有り得る事なのだろうと思う。
魔が差してしまう人は世界に居るのだろう。
googleで検索したらPlug it devilと出たけど、これは多分違うんじゃ無いかなぁって思う。

魔=イービルは常に心の隙間を狙っている。
キング・オブ・ダークネス・イービルは、常に私達の心のスキを狙っているのだ。

実際に魔が差してしまったら何かと大きな問題と成ってしまうのだが、魔が差してしまいそうに成った経験、或いは魔が差した人に同情的な感情を抱く経験は、誰しも幾つかはお持ちだろうとは思う。

周囲に誰も居ないATMに立ち寄ったら、誰かが置き忘れた封筒にごっそり入ったお札を見つけた時。
荒涼とした北海道の直線道路を、300km/hで走れるバイクに乗ってる時。
ほろ酔いながらの帰宅の電車、目の前にホットパンツのお姉さんが立ってた時。

勿論、魔が差したから勘弁してくれよ、なんて戯言はこの世には通用しない。
持って帰っておくれとばかりに札束が置かれてても勿論持って帰っちゃダメだ。
人はおろかキタキツネすら居ないような所でも、日本国内は日本の道路交通法を守らなければ成らない。
ホットパンツだからとアイアンクローしても良い道理は無い。

でも、気持ちは解らない訳では無いのも事実。
やっちゃダメなのは当然だとして、でもそれでも気持ちは解るよなぁってのもまた事実だ。
やっちゃダメだけど。

ある日、信号待ちしてると一台のスクーターが目に入った。
50ccのスクーターのお兄ちゃんが。
目に入ったのはジーンズから盛大にこんにちわしてる財布。
長財布。

長財布だからと、勿論この人の財布が物凄く長い訳では無い。
長さなんて多分変わらないだろうから。
そんな30cm以上も有る開きホッケみたいな財布は多分存在しない。

でも、ジーンズの尻ポケットの深さに関しては色々と有るので、きっとそのジーンズはポケットが浅かったんだろうと思う。
測った訳じゃ無いのだけども。

ともかく、尻ポッケから財布が盛大に飛び出してる原付のお兄ちゃんが目の前に。
そして、ちょい手を伸ばせば簡単にその財布に手が届く距離にR1に乗る私が居る。

逆ならまだしも、原付乗ってる時にR1乗ってる人間に財布盗られたらどうしようも無いだろう。
相手がエイプ100なら50ccのスクーターでもまだどうにか必死に食らい着いて行けない事も無いけれど、流石に本気で逃げるR1を原付で追いかけるのは無理が有る。
相手が悪すぎる。
裸足で猫を追いかけるサザエさんも、相手がチーターなら流石にどうしようもないのだから。
父さんにはおかず抜きで勘弁して貰わねば成らないだろう。
もっとも、猫から取り返した魚を父さんに食べさせるのも、それはそれでどうかと思うのだけど。
......かわいそうな父さん。
そら抜けるわ、そら抜けてしまうわ。

差さないよ。
魔が差したりなんかはしないよ。
私は一切。

でも世の中何が起こるか解らないので、財布はシートの下に入れてていくれないかと思う。
あなたの財布の為にも、そしてふとした瞬間にキング・オブ・ダークネス・イービルに心を支配される人が現れない為にも。
そんなお願い。

あ、差さないよ。
魔が差したりなんかはしないよ。
私は一切。



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