ギアレンチのソケットアダプターはTOPに限る
[adsense]
こんな工具が有る。
これは、ギアレンチに装着する事で、ソケット差し替え式ラチェットレンチとして使えるアダプター。
便利なんだかそうでも無いんだか、良く解らない工具だ。
対応するギアレンチはリバーシブルタイプと呼ばれる、鍔の付いてないタイプの一般的なギアレンチ。
回転方向を切り替えられるタイプのギアレンチは多く場合鍔が付いてるので、それらには不適合なので注意頂きたい。
実際、わざわざこんな事しなくてもラチェットハンドルを一本買う方が全てにおいて正しい選択なのだが、工具を一本減らしたい時に、使いようによっては中々に便利な工具なのだ。
用途はズバリ車載工具。
普段は別に工具一本節約出来た所で大して嬉しくは無いが、車載工具に関してはラチェットハンドル、もしくはソケットハンドル一本を節約出来るのは大きなメリットと成る。
なんせこの小さなアダプターが有れば、ギアレンチに装着したらラチェットレンチに、メガネレンチやスパナに装着したらブレーカーバーとして使えるのだから。
ハンドル一本節約出来るメリットは大きい。
だがここで断言する。
その用途に用いるなら、アダプターはこのTOP工業製で無ければ成らない、と言う事を。
と言うのも、多くのこのタイプのアダプターは、対応するスパナサイズが13mmに設定されているのだ。
KTCは14mmだけど、他ブランドの商品は一般的には13mmで作られてるので、これを出先で使うなら13mmのレンチを持っておく必要が有る訳だ。
通常ほぼ使いもしない13mmを。
それは本末転倒な事に成るので、絶対に持ち歩く12mmレンチ対応のTOPで無きゃ非常に使い勝手が悪いのだよ。
プッシュリリースに好き嫌いは有るだろうけど、私は圧倒的にプッシュリリースが好きだ。
特にエンジンを開ける場合、プッシュリリースしか考えられない。
本体が干渉してメガネレンチへの装着は出来ない場合も多いのは仕方無いので諦めよう。
まぁそんな事もあるさと諦める事も時には必要だ。
スパナ、モンキーレンチ、ギアレンチ、板ラチェ、ストレートメガネレンチには問題なく使えると思う。
[adsense]
余談だけど、ロングツーリングに行く際は13mmのレンチを持って行く事をお勧めしたい。
と言うのも
こっちに書いたけれど、M8ボルトの二面幅は一般的には13mmなのだ。
ホームセンターでは、一部のナットを除いて大体は13mmしか売ってない。
もし出先でM8ボルトが抜けたのでホームセンターで買ったボルトで急場を凌ごうと思っても、12mmの小形ボルト対応のスパナでは締めれないので、特に何が起こるか解らないロングツーリングに行く際には13mmのレンチを一本持っておく事をお勧めしたい。
毎日300kmも走ったら、出発前にどれだけ整備してても何が起こるか解らないのだから。
え?ボルト買うなら一緒にスパナも買えよって?
そんな生意気な口叩く子はお口つねっちゃうぞ!
Pro-Auto ダブルフレックスロックギアレンチ4本組 DFL-4S 新品価格 |
ASH ライツールやり形両口スパナ12mm×14mm LEX1214 新品価格 |
そんな訳で、普段は便利なんだか便利じゃ無いんだか良く解らない工具だけど、出先でソケットを使いたいと考えるなら、この小さな工具が意外と役に立ってくれる。
かも知れないので、ラチェットハンドルを持ち歩くのにうんざりしてる人がもし居れば、一度ご検討頂きたいなと思う。
この世にそんな人が何人居るかは知らないけれど。
でも私はバイクにコレを積んでいる。
ライツールのスパナとこのアダプター、そしてKTCのソケットを幾つかを常に。
幸いな事に使った事は無いけれど。