2016 Moto2チャンピオン争いの行方は如何に?
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2016年、熾烈を極めるMoto2のタイトル争い。
■Johann Zarco
■Thomas Lüthi
■Álex Rins
激しいムラのザルコ、調子は安定してるが何戦かのノーポイントが響いたルティ、そしてなんとなくポイントを積み重ねるリンス。
現在この3つ巴。
アラゴンを終えた時点で1ポイントと肉薄したトップのザルコと当時2位だったリンス。
8月のトレーニング中に怪我をすると言う失態を犯したものの、執念で戦ってきたリンスだったがここに来て失速。
特にアラゴン以降のモテギと今回のオーストラリア-フィリップアイランドでの、この終盤での連続ノーポイントは痛すぎる。
折角タイトルに手が掛かったのに。
ザルコもまた、一時は早々と二年連続王者を決めるか?と思われたが、第十戦のオーストリア以降モテギの2位が最高位と言ういまいちぱっとしない成績。
ぱっとしない所か、チェコ11位、イギリス22位、オーストラリア12位と、大きくポイントを失うレースが目につく。
この激しいムラが、今期のタイトル争いをここまで長引かせる要因となっている。
そしてもう一つの要因が、今期はやたらと調子の良いルティ。
スイス人のルティ。
スイスイの実の能力者=トーマス・D・ルティだ。
ミドルネームがDかどうかはともかく、開幕戦をスイスイと勝ったルティは、その後は余りテレビに映らないポジションを走ってたものの、後半戦で3勝と非常に調子が良い。
チェコでのフリープラクティス中のハイサイドによる転倒で負った脳震盪の影響でのDNSを含め、3度のノーポイントがここに来て響いているのが辛い。
優勝回数もノーポイントの数もザルコと同数、確実にスイスイと一桁フィニッシュを獲得する安定感もあるのだが、ポディウムの意外な少なさが22ポイントの差と成って現れている。
そこが非常に惜しい。
ザルコがタイトルを決めるには?
縦軸がザルコの順位、横軸がルティの順位。
表内の数字はレース結果による二人のポイント差。
黄色エリアの26Ptの差が着くとザルコのタイトルは決まる。
水色エリアの25Pt以内だとタイトルは持ち越し。
ザルコは次を優勝すれば無条件で王者が決まる。
その暁には優勝と王者決定を記念してのバックフリップ2回転をきっと魅せてくれるだろう。
きっと。
ただ、2位以降と成るとルティ次第、もっとポイントを失うとリンスも加えて非常にややこしい状態で最終戦を迎える事と成る。
ザルコがノーポイントで、リンスとルティが1位2位を取るとタイトル所か順位さえ逆転となりかねない状況だ。
ザルコに取って次は非常に大事な戦いと成る。
テック3入りする来期は、そうそうバックフリップを出す機会も無いと思うので、是非ともここらでガツンと魅せ付けてやって欲しい所だ。
是非とも優勝で、ここは一つ。
過去ザルコが苦しみぬいた重病=勝てない病が再発してない事を祈るばかりだ。
我らが中上君も過去に罹患した『勝てない病』は、今年はモルビデリ担当と成ってるので大丈夫だとは思うのだけど、どんなもんだろうか。
全ては次のマレーシアで決まる。
ただ.....
これでもか!!!ってばかりに雨ばっかなんすけど。
ツナギにキノコ生えそうなくらいにジメジメなんすけど。
どうなるんだろう。
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