オーバーフローテスト

[adsense]

 

正体不明な中古バイクを買ったら、まずやる事....

って、まずやる事は沢山有るのだけど、今回はキャブのオーバーフローテスト。
正体不明なジャンクバイクを買って来た人が居るのだけど、取り合えずエンジン掛かるかテストしてみようってコックをPRIにしてエンジン掛けようとしたら、エアクリーナーボックスからガソリンがボッタボタと垂れたのがその理由。
エアクリーナーにドレンチューブを繋いでなかったから、そりゃもうそこら中ガソリンだらけでえらい事に。

 

 

オーバーフローテストの方法は簡単。

キャブを外してガソリンタンクを繋いで放置するだけ。
セッティングタンクでも、普通のガソリンタンク(コックはPRI)でもどっちでもオッケー。
ともかく流れっぱなしタンクに繋いで何時間か漏れてなきゃまぁ大丈夫。
負圧コックが正常なら、通常は停止中に地面にオーストラリア地図を作る事は無いだろうけど、それでも適正なフロートレベルでガソリン供給が止まるのが勿論正常。
コックで止めるのも、キャブで止めるのもどっちも重要。

定期的にキャブ外してコレをやるってのも中々大変な話だけど、まぁ中古車を買って直ぐの最初の一回くらいはやっておいて損は無いと思う。
特に正体不明なジャンクバイクならなお更。
まぁ今回は明らかに漏れてるので、嫌でもやらなきゃ成らないんだけどね。

 

 

1216cab

[adsense]

 

エアポートからボタボタとお漏らしするCVK。
コレって、ニードル不良によるオーバーフローって言うよりも油面が大きく狂ってる気が....
どうなんだろう。

 

これは、キャブのエアクリーナー側。
この2つの穴はそれぞれメイン系とスロー系に繋がっているポート。

1216cab2

パイロット(スロー)ジェットやニードルジェットホルダ(メインジェットを取り付けるパイプ)にはこんな穴が空いているのは、上記のポートから吸ったエアをこの部分でガソリンと混ぜる為。
霧化に影響が出るので、このポートはキチっと通しておきたい。
CVKの場合は、この2つのエアポートと、パイロットジェットからパイロットスクリューの刺さってる部分のポートの経路が重要だ。
この3箇所のポートをキャブクリーナーと圧縮エアで徹底的に通しておきたい。

 

ともかく、ガソリンが噴出すなんてセッティングってレベルじゃねーぞって訳なので、取り合えずフロートハイトを確認してからと成りそう。
大きく狂ってる...そんな所そうそう狂うかなぁって気もするけど、ともかくフロートが大きく狂っていないか、その辺から確認する事に成りそう。

フロートレベルが大きく狂ってるだけならお金掛からなくて済むので結構なんだけど、普通は余計な事をしなきゃそんなに大きく狂う事の無い部分。
そんな所が大きく狂ったバイクは他の所はどうなんだろうと、ちょっと心配だったりもする。
なんせ正体も履歴も一切不明なジャンクバイク。
お茶の間ポート研磨とかしてたらどうしよう....とか、ちょっとドキドキしながら。

 

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy