乗らないバイクは廃車しよう

年度末ギリギリの3月29日。
わざわざこんなギリの日に廃車の手続きに行ってきた。
野戦病院のようにごった反す年度末の陸運支局に出向いて。

理由は、4月1日現在の所有者に軽自動車税の請求が来るから。
ナンバーと自動車検査証を返却して、然るべき申告書に記入して提出しておけば、バイクを自宅に保管してても請求が来る事は無い。
公道では乗れなく成っちゃうけど、当分乗らないバイクは3月一杯で切っておくのが賢明だ。

 

251cc以上のバイクの税額は6,000円/年

これが4月1日現在の所有者に請求される税金。
4月2日にナンバーを取った人は来年の4月1日以降まで請求されない。

まぁまぁな値段とも言えるし、それ程でも無いよねって値段とも言える。
中々に微妙な金額だ。

 

あ、それじゃぁ3月末に廃車してまた4月2日に登録しなおせばイイんじゃ無いの?

なんて余計な事を思いついた人も居るかも知れないが、残念ながら世の中はそんなに甘くは無い。

251cc以上=小型二輪は1度廃車すると、次回登録時に再び車検を受ける必要が有るのだ。
たとえ先週車検を通したばかりとしても、1度廃車したら再登録時はまた車検を取る必要が有る。

従って再び公道を走りたいなら、また車検の予約を取って、書類買って、検査手数料払って、自賠責と重量税を払って、そしてバイクを試験場へ持ち込んで、なんて手間が必要に成る訳だ。
考えるまでも無く普通に自動車税を払った方が安い。
真に残念なお知らせだね。
ああ、そりゃスマンかった。

同様に、個人売買でバイクを売る際も、1度廃車にすると購入者が登録する際に再び車検を取る必要が有る。
ヤフオクで何処の誰か知らない人に売るならその方が安心と言えるけれど、車検がたっぷり残ってるバイクを知ってる人に売る場合は、廃車せずに名義変更するのが得策だ。

廃車を行えば自賠責の解約が出来る。
軽二輪でも原付でも、ナンバーを返却したら自賠責の解約が可能だ。
帰ってくる金額は、24ヶ月の場合は11,520円/24回X残りの月数。
12ヶ月残ってるなら5,760円が返還される...筈。

その際の計算は、契約した日にちがその月の起点と成る。
つまり、8月10日に契約したら、来年の8月9日までが12ヶ月と言う計算。
保険契約期間が2020年8月9日までならば、2019年3月31日から見ると16ヶ月残ってるって計算に成る訳。
月初めが起点、月末が終点と成る訳では無いので注意しよう。

1日過ぎただけで牛丼1杯分くらい、餃子2人前くらいは変わってくるので、解約するならさっさと済ませるのが吉だ。
間違いなくちゃんと計算してくれるので保険屋に任せればオッケー。
その調子で、自賠責保険の満了と成る時刻が昼の12時じゃ無ければ、車検切れでも24ヶ月の自賠責で済むのにねと、私は悔やまれて成らない。
たかだか12時間の空白を埋めるが為に1ヶ月も余分に入らなきゃ成らないものね。
たかだか12時間の事で...

なお、自賠責保険の返還手続きは保険会社で行う。
自賠責を加入したコンビニやバイク屋やガソリンスタンドや保険代理店やってる親戚のおじさんに言っても返金してくれないので、その自賠責保険の保険会社で手続きを行う事が必要だ。
自賠責保険の会社なんて気にした事無いだろうけど、保険証書で自分が加入してる保険会社を確認してちゃんと調べておこう。

その際、返金は基本的に銀行振り込みなので、保険会社を訪れる際は必要な口座情報を控えておく事が必要。
そうじゃ無いと、またその保険会社へと足を運ぶと言う、ドン臭い事をしてしまうので超注意だ。

まぁそんな訳で、ドン臭いマネをしでかした私は、今後は銀行口座をしっかりと把握してから週明けに再び保険屋へ行こうと、そんな事を考えてる。
起点となる日がやってくる、その日を迎える前にどうにかこうにか。

....あらやだドン臭い。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy