アプリリア騒動
企業だろうとスポーツチームだろうと、成績が伴わないと内部はガタガタとしてくるもの。
何処の世界だって同じ。
アプリリア。
母体と成るピアジオはヨーロッパにおけるトップメーカー、グループと言える巨大な存在だが、MotoGPにおいては正直な所、やられ役と言わざるを得ない現状。
これが物語ならやられ役は必要不可欠なのだけど、現実社会において、それもファクトリーチームとしてはそれはちょっと頂けない。
それに、そもそもやられ役はちゃんと居るから結構だよって話だ。
何処の誰とは書くのは控えておくけれど。
Espargaro: We are not reacting
https://www.crash.net/motogp/news/921286/1/espargaro-we-are-not-reacting
We are not reactingと言うタイトルの記事だが、エスパルお兄ちゃんがちょいイラっとしながら何だかんだと答えてる。
I didn’t understand why he said that.
~彼が何故そう言ったのか解らないな~
彼とは誰?
彼とはノーネ。
アンドレア・イアンノーネ。
何を言ったのかって?
それはコレ。
Iannone: Espargaro’s bike development approach “not productive"
~エスパルガロのバイク開発アプローチは生産的じゃないよね~
https://www.motorsport.com/motogp/news/iannone-aleix-aprilia-not-productive/4380149/
と、そんな事。
イアンノーネが語るには、エスパルお兄ちゃんはアプリリアの悪い面に慣れ過ぎて、改善ではなくそれに順応しようとしてるとの事。
ハンドルが曲がった自転車でも、フォークが抜けたバイクでも慣れたらそれなりに問題無く乗れるんだけど、それに慣れるんじゃ無くてちゃんと直そうぜ、ってのがイアンノーネの言わんとする話。
別にハンドルが曲がってる訳じゃ無いんだけど。
流石にそれは無い。
“the right way to ride Aprilia, but not the right way to win"
アプリリアに乗るには正しい道、だがそれは勝つ為の未知ではない。
~アンドレ・イアンノーネ
それに対するエスパルお兄ちゃんは語る。
The problems we are both having are the same
~抱えてる問題は同じだよ~
と、トラクションコントロール(TC)の問題等は俺もノーネも一緒、抱えてる問題は一緒なんだよと語る。
only difference is I am a lot more fast
~唯一の違いは俺の方が圧倒的に速いって事だけだね(ニヤリ)~
そんな感じで、笑ってるか怒ってるかのどちらかのピーキーな性格の人と、日に日に妖艶さが怪しく輝く人との小さな小さな騒動はまだもうちょっと続きそう。
ってか、イアンノーネは辞めそう。
かどうかは解らない。