MotoGP 2020ニューテクノロジー

2020年8月12日

さて、皆様はMotoGPの何に重きを置いてるだろう?

 

有る人はお気に入りのライダー。

有る人はお気に入りチーム。

有る人は母国ライダーや母国チーム。

派手なクラッシュを心待ちにしてる悪趣味な人から、ロレンソの勝利後に開催される寸劇コーナーを楽しみにしてた人まで様々だろうと思う。

 

バイクは見るのも乗るのも洗うのも分解するのもイケる口な私だけど、中でも分解は結構好きな方だったりする。
用事も無いのにCBR1000RRを分解してたあの日は記憶に新しい。
特に用事も無かったんだけど。

最近、スーパーチャージャー付いた物騒なバイクを買った人が居て、目下の私のターゲットはコレ。
他人のバイクを勝手に分解する訳にも行かないのだけど、分解してみたいなぁって。
乗せてくれとは言わないけれども、ちょっとエンジン開けさせてと。
そんなちょっぴり危険な気持ちはちょっぴりと。

だからちょっと願ってたりするのだ。
分解する為の大義名分が立つように、軽くエンジンブローしないかなぁって。
軽くブローって何やねんと言われても困っちゃうけれど。

 

そんな歪んだメカマニアな方も、そうでも無いメカマニアな方も、やっぱりMotoGPのテクノジーってのは気に成るもの。

今回適当にご紹介する動画は2020シーズン、今シーズンのMotoGPマシンのテストでお披露目されたニューテクノロジー。
興味深いニューテクロノジーが盛りだくさん。
どんな効果を発揮するのか、それとも来年の今頃には無かった事に成ってるのか?
既に実戦投入されてるものから、まだまだ実戦にはもうちょい掛かるモノまで色々と。
興味の尽きないニュ-テクノロジーの数々がここに。

 

2020年のトレンドはやっぱりコレ。
DUCATIのライドハイトアジャスター。
ホールショットデバイスを、走ってる最中に作動させようってシステム。
走行中にリアを沈めてやると加速が上がるとか。

先行開発してるジャック・ミラーはフィリップアイランドじゃ使わないって言ってるので、低速からグワァ!!って加速する際に効果が有るんだろうね。
レギュレーション上電子制御は出来ないので、ちょいアナログだけどワイヤーで駆動する。

 

 

こちらはホンダのライドハイトアジャスター。
やる事はドゥカティと同じだけど、レバーが随分と大きく、洗練度で見ればドゥカティに一日の長が有るか。
走りながらこんなの操作出来るのかな?
それとも単なるホールショットデバイスなのか。

他の真似はしたくないHRCの矜持と、でもそうも言ってられない事も有るよねって現実に狭間で揺れ動いてるようなデザイン。
実を結ぶのかどうかは....どうだろう。

 

 

一時期マルケスが使ってたスクータースタイルのリアブレーキのクラッチロー仕様。
下側の黒いレバーでリアブレーキを操作する。

上側の小さなレバーはクラッチレバー。
昨今のレースではスタートしたらクラッチレバーは使わないのでこんなので問題は無い。
操作をミスってエンストしたら目も当てれないけれど。

 

 

スターフィッシュ(ヒトデ)の形をしたホールショットデバイス。
ヤマハのホールショットデバイスもリアを下げるタイプなので、このノブをどうにかしてリアを下げる。
どうするかは、それはアナタ、上手い事やってるのだよ、上手い事。

モルビデリが言うには、有るのと無いのとじゃ0.2秒違うらしい。
5位でフィニッシュしたスペインGPで、モルビデルのM1にもコレが着いてたら、もしかしたら表彰台の一角に立ってた、かも知れない。

実際、予選で1列目を獲得しても、何時もはシグナルブルーと共にどっかに消えるビニャーレスがホールショットを奪えたのだから、その効果は非常に高い。
まぁ、全員が着いたらまた一緒に成っちゃう、のかも知れないけれども。

 

アプリリアのニューエンジン、KTMのガーニーフラップとギザギザカウル。
MotoGPのニューマシンは見所は盛りだくさん。
どんな効果を発揮するのか、それとも来年の今頃には無かった事に成ってるのか?
それは、結果が全てを物語る。

 

 

それにしても、もう21世紀に成って20年程も経とうって時代なのに、未だにハンドルグリップのワイヤーロックは変わらない。
最近は昔みたいに見える箇所にガチャガチャとワイヤリングされてないけれど、ここだけは今も変わらない。

でも、緩んだら困るからと余り締め過ぎたらこれみたいに千切れてしまうので、絶妙の力加減で締めてやりたい所だ。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy