純正パーツ難民のアナタに

さて、プレストの閉業により、近いうちにヤマハの輸入モデルのパーツが調べられなく成る現在。

急げ!間に合わなくなる前に

ヤマハの輸入バイクのパーツナンバーの検索は一体どうすれば良いのか、ってお話。

 

CMS

https://www.cmsnl.com/

クラッチローのスポンサーでもお馴染みの、こんなマークのバイクパーツ会社。
ここは日本製バイクの純正パーツを扱うオランダの会社。
現行のヨーロッパ向けバイクだけでは無く、YSR50やらRGVガンマのパーツまで取り扱っている凄い会社だ。
数多くの日本製バイクのパーツナンバーはココで調べられる。

 

 

ただし、あくまでヨーロッパに輸出された日本製バイクを中心としてるので、ウルフ50のパーツリストは有るけどウルフ250のパーツリストは無い、なんて事は起こり得るのは仕方無い。
何から何まで懇切丁寧にお世話してくれないので、仕方無いっちゃ仕方無い。
お母さんじゃ無いんだからそりゃ仕方無い。
ウルフ200乗りの方にもスマンかったと言っておく。

 

 

 

 

Fowlersparts

 

https://www.fowlersparts.co.uk/

大体はCMSで事足りるのだけど、それでも見つからない時はこちらが使える、かも知れない。

こちらは日本メーカーだけでなく、ピアジオグループ各ブランド、KTMと現在はその傘下に当たるハスクバーナの検索も出来る。

ただ、CMSと同様、Fowlerspartsも基本的にヨーロッパに輸出された実績の有るバイクがメイン。
NR750のピストンの部品番号は調べれても、ホーネット250のピストンの部品番号までは難しい。
え?NRの部品番号なんて調べて何するんだって?
ロマンだよ、ロマン。

外国車も調べられるので便利なんだけど、難点は車種によって更新が若干遅い事も有るって事かな。
最新のバイクは反映されて無い事が有るので、その辺りは人によってはネックかも。

 

外国車のパーツナンバーが調べられると言う事は、ここならアプリリアで時々やってるエンジン丸ごと買いも可能だって事。
今更RS250だなんて、とっくの昔に廃盤につきスマンかったな話だけど、世が世ならこの新品エンジンアッシーが猛烈に欲しかった人もきっと居ただろうと思う。
日本に届くかどうかは知らないけど。

 

 

bike-parts-honda.com

 

https://www.bike-parts-honda.com/

もしホンダのパーツナンバーを知りたいならこちらが使える。
ここならホーネット250はおろか、マグナ50のパーツナンバーだって調べられる。
何から何まで全て完璧、とは言わないまでも、ここならかなりの車種のパーツが調べられる筈。

 

bike-parts-honda.com/ってURLを見ればなんとなく解るかも知れないけれど、実はここはホンダだけで無くハーレー以外の数多くのバイクの純正部品が調べられるのだ。

 

https://en.microfiches.net/

 

こんな具合に各バイクメーカーの純正パーツが調べられる。
ちなみにここは、パーツナンバーを調べるだけの人には関係無い話だけど、それぞれのブランド毎に販売元は別々のバイクショップだったりする。
スズキはHayball Motorcyclesで、ヤマハはMotorcycle Mart Kidderminsterだったりと、イギリスに有る各バイクショップがメーカー毎に販売を担当している。
上手く棲み分けがされてるみたい。

バンディット250(オーストラリア仕様)なんかのレアなバイクも数多くフォローしてるので、ここなら他では見つけられないレアなバイクのパーツリストも見つかるかも。
アクロスのメットイン部分のパーツナンバーだって調べられるのだ。
廃盤だけどね。
そらそうよ。

ちなみにMVアグスタF4のピストンキットは1気筒分で52,500円もするらしい。
R1で2万円弱、パニガーレV4でも3万円弱なのに、流石にMVアグスタはピストンからしてお高い模様だ。
4気筒分、ピストンアッシーを交換するだけでガスケットやら合わせて25万円くらい掛かってしまう計算。
そんなの調べてどうするんだって?
いやぁ....別に。

ここはヨーロッパ各国仕様は勿論、車種によってはアメリカ仕様やアジア仕様から日本仕様まで、非常に数多くのパーツナンバーが調べられる。
でも、部品番号がコピペ出来ない設定なのが地味に面倒臭い。
ブラウザに機能拡張を入れるかアドレス欄をコピペするか、回避する手は幾つも有るけどちょっと面倒臭いのが難点だ。

 

 

 

部品の番号は調べられた。
では実際の部品購入はどうするか?

本来は、パーツリストを掲載してる所から買うのが筋。
別にサービスでやってる訳じゃ無いんだから、パーツナンバー調べたなら買ってってくれよってのが各販売サイトの本心だろうと。

でも、日本製のバイクのパーツをわざわざオランダやイギリスから買うってのも不経済な話なので、日本製バイクのパーツなら日本で買っておきたいのが日本のユーザーの本心だと思う。
きっとそれが最適解だ。

 

ヤマハならYSP、カワサキならプラザやそれ以外の正規取り扱い店、他のメーカーも同様にドリームやらウイングやらSBSなんかの正規取り扱い店へ行けば定価で買える。
輸入バイクだって基本的には買える筈。

だが注意したいのは、カワサキのバイクのパーツをYSPに買いに行ったり、カワサキの看板挙げてる黄緑が濃密なバイク屋にCBRのパーツを買いに行ったり、或いはバイク用品店で買ったりな場合。
それらの場合は、手数料が上乗せされるのが一般的。
+10%程度だろうけど、エンジンを1回開けたらOリングやステムシールなんかの細々したパーツだけでも結構な値段に成っちゃうので、10%と言っても意外とバカには出来ない。
素直にそのメーカーの正規取り使い店へ行くのが良いかと思う。
そもそも看板挙げてないメーカーの部品は注文出来ない可能性も有るしね。

 

でも正規取り扱い店へ行くのが面倒だって人も居ると思う。
都市部に住んでる人ならまだしも、幾つも山を越えなきゃそんな店無いぜって人も居るだろうし。
ガスケット1枚注文するのに片道3時間も掛けてられない。
しかもまた改めて取りに行かなきゃ成らない、なんてやってられないぜって人も。

そんな場合はネットで注文できる。
日本でも純正部品が購入できる所は幾つか有るのだけど、その一つがmonotaRo。
パーツナンバーは調べられないけれど、ナンバーさえ解れば大体のパーツはここで注文できる。
R1のバルブから、RGVΓのガスケットまで注文出来る。
つい数日前からmonotaRoの規約が変わり、個人でも注文が出来るようになったので心配は無用だ。

https://ihc.monotaro.com/news/entry/316/

 

このmonotaRoは、基本的に純正パーツは定価販売。
隅から隅まで調べた訳では無いけれど、大体は定価で買える筈。
しかも全品10%オフの際は純正部品までもが10%オフされる。
さらに3500円以上で送料無料。
もう言う事無い。
完璧。

なお、月に1度のバイク用品10%オフデーでは、純正部品は10%オフされないのでお間違え無く。
あくまでも全品10%オフデー、或いは毎週土日の全品5%オフデーを狙おう。

ただ難点は、必ずしも全ての純正部品が買える訳では無いって事。
欠品や廃盤は仕方無いにしても、それこそ星の数程も有るバイクの部品。
カタログ(販売ページ)が作られてなく、購入出来ない場合が有る。
全部の商品をカタログ作って販売するのって大変なんだよ。
当初に比べて圧倒的にラインナップは増えたけれど、それでも完璧とは必ずしも言えないのがちょっとだけ残念な点。

 

 

何かしらビジネスやってる人なら、↑のように、もうちょっとだけ安く上げる手段も有るのだけど、これは少々イレギュラーな手法なので、monotaRoで定価購入、もしくは突然やって来る全品10%オフデーで購入するのが得策かと思う。

100%とは言わないまでも幾つかのウェブサイトを渡り歩けば大体のバイクはパーツナンバーが調べられる。
monotaRoでもWebikeでも、それ以外でも色んな所から買えるから純正部品の入手は問題ないと思う。
でももしどうしてもパーツリストが無ければ....
ネットは勿論、ペーパーのパーツリストさえ手に入らないって場合は....
そりゃ正規販売店へ行っておくれとしか言い様は無い。
この度はまことにスマンかったとしか言いようは無い。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy