二輪噺

奥様ライダーズ小話ブログ

 | Kuota小話  | 二輪噺(再)  | 二輪噺別館~ヘルメット&ウエア館~  | ブログランキング  | レディースライダーブログ  | お問い合わせメールフォーム |

全身スズキマンは、この不透明な情勢の中アイアンマンと成る

   

espargaro-brothers

スズキファクトリーに入って2年目。
ファクトリーライダーとして、ランキング7位と最低限のリザルトを残すアレイシ・エスパルガロ。
エスパルガロ兄弟のお兄ちゃんの方。

笑顔だけならGP界ナンバー1のこの男、不遇のオープン機時代には予選ではファクトリーを食う程のインパクトを残した。

が、実際結果はどうかと考えたら

2012年:11位(ART)
2013年:11位(ART)
2014年:7位(Forward Yamaha)
2015年:11位(SUZUKI)

と、実際には、正直意外とそれ程の実績を残してる訳では無い。

勿論それは、バイクがポンコツだった事が第一の要因だが、ファクトリーマシン、或いは有力サテライトマシンに乗せようと考えるだけの説得力がいまいち足り無かった事もまた事実でも有る。
もっとも、予選においては、乗ってるバイクの割にはベラボーに速かったので、ただただチャンスに恵まれなかったと悔やまれて成らない。
バイクの性能は圧倒的に高いのに、大体同じポジションを走ってたスミス氏とは、与えられる待遇に大きな差が有るのは紛れも無い事実だ。
そうは言っても、他カテゴリーや他シリーズで何の実績も残してない人間がMotoGPクラスを走れてるだけでも、大きなチャンスに恵まれてると言えなくも無いのだけど。

125ccクラスでランキング16位
250ccクラスでランキング12位
一回目のMotoGPクラスでランキング14位
Moto2クラスでランキング11位
MotoGPクラスではフォワードヤマハが最上位の7位

この実績だけを見たら、ハッキリ言ってMotoGPを走るレベルのライダーとは言いがたい。
実績だけを見ればエルナンデスやペトルッチのちょい上ってレベルだ。
正直、なんでMotoGPクラスを走らせて貰えてんだろう?ってライダーの一人と言えるかも知れない。
他カテゴリーで実績挙げたバズやクラッチローやラバティよりも見劣りする。

でも、実績はともかく実力は秘めてる事には違いは無い。
誰の目にもそれは明らかだろう。
実力はあるんだと。

だからもしテック3のYZRが与えられてたら
現在の戦闘力が格段に、上がったドゥカティサテライト機が与えらたら
ホンダのサテライトマシンはどうか解らないけど、少なくともARTやフォワードよりも戦闘力の高いマシンが与えられていたら。
状況はちょっと変わってきたかも知れない。
誰しもが納得の実績とやらを残してたかも知れない。
もうちょっとマシなバイクに乗せて貰ってたら。

そんな”たら”&”れば”を考えずに居れない人物で有るのは確かだろう。
ことごとく選択をミスったメランドリ程では無いにせよ。

GP250クラス王者→ステップアップしたMotoGPクラスにはホンダからデビューしてたら
苦労の末ホンダに移籍していきなりランキング2位に成ったのに、グリッシーニに残らずレプソルホンダに入ってれば
ホンダでそこそこの結果残してたのにドゥカティに移籍しなければ
カワサキの言う事なんか信用しなければ
そしてあのまま頑として、主戦場を移したSBKで戦い続けてたら
嗚呼悔やまれる。
人生”たら”も無ければ”れば”も無いのはその通りだけど、こんなに”たら”も”れば”もてんこ盛りに有ったら、そんな事の一つも言ってみたくなる。
レプソルホンダ入りしてたら、世界王者も不可能じゃ無いと。
なんせ2005年は、ビアッジやヘイデンのレプソルや、セテやカピロッシやコーリンさんより上位のランキング2位だったのだから。
それに優勝回数で言えばニッキー・ヘイデンよりも多いのだから。
重ね重ね、レプソルホンダ入りしてたらなぁと悔やまれて成らない。

そんな、ことごとくババを引いてしまうメランドリさんはともかく、底辺の人数あわせのその他大勢からもがいて足掻いて必死に上り詰めた男=エスパル兄ちゃん。
そして念願のファクトリーライダーとして、そして全身スズキマンとして日々を弾ける笑顔で過ごしている。
のだが....

0611suzukiman

もっか先行きは不透明。
SBKやアプリリアなんて話も出てきて、行き先は何とも暗雲の中。

アプリリアと、一口に言っても既にサム・ロウズが加入する事が決まってる現状。
ほぼバウティスタがさようならする事と決まってるのだが、エスパル兄ちゃんが入ったらブラドルまでもが仲良くサヨウナラする事態に。
いくらポンコツバイクと言っても、ファクトリー体制でMotoGPを走るのと、行き場を失うのでは大きく事情は異なる。
恐らくSBKなら、バウティスタもブラドルも走れるチームは有るだろうけど、それとて安泰な訳では無い。
突如降って湧いてきたエスパル兄ちゃんのアプリリア移籍話。
なんとも不透明だ。
ブラドルにとっても戦々恐々。

そんな先行き不透明なモヤモヤ感を抱えた中、行われたレース。
アイアンマンレース。
要するにトライアスロン。
そのリザルトが発表された。

Division :M25-29
State :La Massana
Country :AND

DIV RANK :33
OVERALL RANK :474
SWIM TIME :--
BIKE TIME :02:44:15
RUN TIME :01:54:19
FINISH TIME :05:41:12

DIV RANK=年齢層別ランキング
OVERALL RANK=総合ランキング

ふと気付いたのは、Country :AND(アンドラ)、State :La Massana(ラ・マサナ)に成ってる事。
今はアンドラに住んでんだね。

アンドラってのは、スペインとフランスの国境に有る小さな小さな国。
神戸市の面積よりも小さい。
ちなみに昨今話題のタックスヘイヴンでもある。
そんな国。
正直、全然知らん。

総合1位の選手は
FINISH TIME :03:59:03
その差1時間40分。
凄まじいタイム差だ。

だが、総エントリー1493人ってこれまた物凄い人数な事を考えたら、総合474位、年齢層別で33位は優秀な記録だと言える。
そもそも完走しただけで、そこらで寝転がってばかりの我ら民間人からしたら考えれられない。

特にバイクのタイム。
90Kmの距離で平均速度32.88 km/hは、幾ら平坦コースと言ってもそうそう出せるペースでは無い。
概ね30km/h位で漕いでられる人は多いだろうけど、実際30kmの道のりを1時間で、90kmの道のりを3時間で走りきれる人って殆ど居ないんじゃ無いかと思う。
平坦基調のコースをTTバイクで走るからと言っても、ドラフティング(風除け)無しで平均速度32.88 km/hは結構なペースだと言える。

しかも、直前に1.9 km泳いで、直後に21.1 km走らなければ成らない人間のペースとしてはかなりの物。
それをやってのけるMotoGPライダーはアスリートなんだとつくづく思う。
今や保安官みたいな体型してるワインガードナーも、ロスマンズ着てた頃はシュっとしてたもんね。
アスリートだ。
やはりレーサーはアスリートだ。

そんな、全身スズキマンで頑張って戦ったエスパル兄ちゃん。
さて来期は、アプリリアマンに成ってるのか、それともSBKで違うカラーに染まってるのか?

何をモメてるのか良く知らないけど未だに発表されないヨシムラの3人目と共に、全身スズキマンの行く末がとても気になるのだ。
この不透明極まりない、この先の行く末が。



ブログランキング・にほんブログ村へ   blogrank
本日の小噺をお気に召して頂けましたらならば、↑の2つの小さなボタンをクリックして頂くと明日への希望に成ります。
本日の小噺がお気に召されないならば、叱咤激励の意味を込めて↑の2つの小さなボタンをクリックして頂くと明日への励みに成ります。
結局の所、要するにクリックしてってくれたらそれだけでとても幸せなのです。
どうか宜しゅうに。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ   blogrank

 - MOTOR CYCLE