2017年 MotoGPは大きく変わる

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2016年シーズンが終わったと思いきや、早くも始まった2017年シーズン。
バレンシアのプレシーズンテスト。
多くのライダーが移籍した今年、このテストは非常に意味の重い物と成る。

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トップはヤマハに移籍したビニャーレス。
一瞬、アプリリア?
なんて思った、なんか良く解らないテスト仕様スペシャルペイントのマシンを駆り、ロッシを抑えてのまさかの初日トップ。
いきなりYZRに乗ってトップを取るとは.....マーベリ君、恐ろしい子。

ロッシに続いて3番手のタイムは、ドカティへの移籍が大きく注目されるロレンソ。
何故だかウイングレットの付いたマシンを駆り、ロッシに続く3番手タイム。
やっぱこの人は凄いな。
まだまだこれから上げて行きそうだ。

スズキに移籍したイアンノーネは、まだ思案中なのか7位と平凡な結果。
そのスズキからアプリリアにスっ飛ばされたエスパル兄ちゃんは苦戦の14位。
去年まで可愛がってやってた小僧がトップチームでトップタイムを叩きだしたのに比べれば心中は穏やかでないかも知れない。
今後に期待したい。
けど....どうだろうか。

2017年より参戦するKTMは、19位20位と低迷。
今後、恐らくは確実に上位に顔を出すように成るだろうが、やはりMotoGPはそこまで甘く無いようだ。
2年後、3年後に期待したい。
いきなり表彰台なんてそりゃ無理だ。
YZR乗ってても二人合わせて1回しか上がれなかったのだから。

ルーキーライダーでは、フォルガーとザルコが16位と17位、唯一ファクトリーライダーのリンスが21位、サムロウスはレギュラーライダーでは最下位の24位と絶賛洗礼浴びまくり中。
マルケスとて、最初のテストでは7位と苦戦してたのだから、こればかりは仕方無いか。

ともかく、多くのライダーが移籍し、新たなマシンとライダーも増えた2017年。
たかだか初日のテストのタイムを見ただけじゃ、何とも言えないのは確かな事だろう。
単に1日見ただけでは、何も解らないよ。
これだけ大きく変わったのだから。

でも、大きく変わったMotoGPにおいて、それでも変わらない物も、変わらずに伝統を守り続ける物も確実に存在する。

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このゴリラ、またコケよったわ。

カウル代だけで年間幾ら使ってんだろうって思う。
あのカウルって、きっと凄く高いと思うんだけどな。

そして、2016年度のルーキーオブザイヤーをぶっちぎりで獲得したラバトは、18位と特に変わらない結果。
今後KTMが上げてきたら、もっと落ち着く場所へと落ち着く、かも知れない。
変わらない安心の位置へ。

あ、そう言えばカレル坊ちゃんがMotoGPに復帰したのだが、タイムはロウスの一個上、つまりレギュラーライダーの中では下から2番目のこれまた安定の位置。
きっと、来年の11月頃まで、この安定感が崩れる事は無いだろう。
大きく様変わりしたMotoGPの世界において、これは変わる事はきっと無いだろう。
クラッチローが走ったらカウル屋が儲かる図式も、きっと変わらない。
ああ、とても残念なお知らせ。

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残念と言えば、やっぱりザルコはスズキが良かったなと。
8耐で津田拓也との旭日兄弟が結成されなかった事が改めて悔やまれる。
吉村笊子、及び鈴木笊子が実現しなかった事が多いに悔やまれる。
そんなひとこま。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy