名前は後々の事まで考えて着けないとダメなんだって

知り合いの一人が、会社を作る事と成った。
既に何人かは会社を作ってて私もその手伝いを何度かやってるので、今回もその手伝いをしている。
金も口も出さないけれど、アドバイスくらいなら出来るからね。
と言っても、Freeeで簡単に出来るんだけど。
会社を作る事なんてのは。
その先の事は知らないよ。

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私の周囲の何人かも同じ悩みを抱えたのだが、その悩みの一つは会社名を何にするかって事。
これが意外と難しい。
ってのも、これって一度決めると変更するのが難しいんだよ。
定款と言って、会社のルールを決めた書類を作成するのだけど、社名を変更するにはそれを修正する必要が有る。
これには少なからずの費用が掛かってしまうので、後々後悔しないように十分に考える必要が有る。
一時のテンションで変な名前着けたら大いに後悔してしまうから、名前は後々の事まで考えて着けないとダメなのだ。

以前会社を作った私の友人は、何を血迷ったのか危うく自分の名前を社名にする所だった。
それもよりによって下の名前。
ジオン公国じゃ無いんだから、流石に下の前を社名にするのはどうなんだろうかと思う。
好きにすりゃイイんだけど、それでも後でやっぱ変えるわ、ってのも難しいので、十分に考えて名前を着けてやりたい。
Trucks Motorcycle Sales Japan Co., Ltd.って、割と悪くは無いかも知れないけれど。

 

スズキのニューモデル。
GSX-8S。

バイクの名前って、大昔よりアルファベットの羅列が多く使われている。
CBにせよNSにせよZにせよ、そしてこのGSXにせよ。
セローとかホーネットとかスーパーブラックバードとか、折角だからそんな気の利いた名前を着けりゃイイのに、未だにアルファベット表記が大勢を占める。

このアルファベット表記は一目でどこのメーカーか解りやすいって点が有る一方、似たような名前ばっかりなので良く解らないって点も有る。
時にややこしく、そして時には全く同じ名前でサッパリ違うバイクに成ったりとかで。
CBと言えばホンダだって事は解るけれど、じゃぁCB400Fってどんなバイクだって聞かれたら、ちょっと答えに詰まってしまう人も居るかも知れない。

もっとも、アルファベットの羅列じゃ無くても同じ名前で全く違うバイクを出すメーカーも有るんだけどね。
ウルフとかカタナとか。
前者のウルフはバンバンみたいなファンバイクとRGVΓのネイキッドが存在する。
関係性は、2ストの二輪車だって事以外に何も無い。
後者のカタナは、お馴染みのあのカタナを始め、フルカウルツアラーからアジアンバイクやスクーターまでやたらめったら乱発する。
カタナのバーゲンセールだぜ。

 

 

これがMT-03なんだからとてもややこしい。
これは、XT660のエンジンを積んだネイキッド、あるいはモタード。
何度か実物を見た事が有るのだけど、これは中々に良さそうなバイクだっただけに、扱いの悪さは不遇だった。
FZ6が単気筒に成ったの?なんて言われたりとか。
私は個人的には凄く好きなんだけど、世間様からすればいまいちウケが悪い。
FZ-Nにしても、その後継のXJ-Nにしてもね。
MT07があそこまで盤石に地位を固めたのを逆に驚く位だ。

ベルガルダ・ヤマハだから日本では不遇なのはある種の宿命では有る。
3MAのフレームに125ccエンジンを載せたTZR125R然り、SRXとは違うゼSZRだぜしかり、BT1100然り。
日本での扱いが悪いのは、ある種の宿命。
それがベルガルダ・ヤマハ。
ベルガルダ・ヤマハくんよ、君の生まれの不幸を呪うがいい。
べーるがるがるがーーべるがるだ!
ちなみに現在はイタリー・ヤマハ。
くれぐれもイジリー岡田呼ばわりは控えてくれたまえ。
ダメ、絶対!

600ccのこのバイクがMT-06って名前で、1670ccのMT-01がMT-17って名前なら後の混乱は起こらなかったのだろうけど、先の事を考えていないからどうにもややこしい事に成ってしまった。
そもそも、後のMTがMTって名前じゃ無きゃ良かったんだけど。
何にせよ、幸いにしてMTは150ccは出て100ccは出ていないのでMT-01に悲劇が訪れる事は無いのだけど、今後何かの拍子に100ccモデルを出す未来が来たら、ちょっと困ってしまうか、それとも今さら大して困りはしないのか。
ああ、まぁ今さらか。
ちなみにMTはマックストルクの略なのだけど、それも今さらの話だ。
150ccでマックストルクって言われてもね。

 

で、スズキ。
今回のGSX-8Sは、スズキがどういう訳だか今頃に成って新開発したパラ2エンジンが載るスポーツネイキッド。
その名前の通りにどう見てもスズキのバイクで、どう見てもカタログ落ちした750ccモデルの後継と成るのだが、このモデルはSの位置が数字の後ろに着く。
それまではGSX-S750とGSX-S1000のように数字の前にSが着いていたのだが、パラ2エンジンに成ったこのモデルは一桁数字の後ろにS。
エンジン形式が変わったからあえてスズキ初の排気量一桁表記なのかな、とか思ったりもするけれど、きっと特に深い意味は無いんじゃないかな。
ちなみに、GSX-S750とその昔の750カタナを混同する人も居るが、カタナはGSX750Sなので、GSX-S750とは表記は微妙に違う。
何が何だか非常にややこしいが、まぁそう言う事だ。
もうちょっとどうにか成らなかったのか思うけれど。

ややこしいのは、別に直4の750ccモデルが完全消滅した訳では無くて、アメリカではGSX-S750Zと言う名を与えられたバージョンも2023年も無事に発売される点。
直4のS1000も今後も継続販売される。
ホンダはやる気無く、ヤマハは挫折したこのカテゴリーで、ニンジャ1000と戦えるのはGSX-S1000GTしか残って無いので頑張って欲しい。
フェザーはもうとっくの昔に居ないのだから。

唐突にZを着けだした理由は良く解らないのだけど、スズキの直4はまだこれからも続く。
ともかくGSX-R1000RZもGSX-R750ZもGSX-R600ZもGSX-S750Zも、Z戦士としてまだもうちっとだけ続くんじゃ。
オラ、ワクワクしてきたぞ。
レースには、出ないけどね。

 

この今回のGSX-8S。
同じエンジンでV-Strom800ってバイクも作る。
どっちがメインかは、そりゃGSXがメインなんだろうけど、きっとこのV-Storomも売れるんだろうと思うな。


より怪鳥感が増し増ししたデザインで販売されるパラ2Vストローム。
こうして見たら、あのDR800のデザインは、ただ単に余りに時代を先取りし過ぎただけで、とても優れたデザインだった事が解る。
ヘンタイ呼ばわりしてた人は、そらスマンかったなと心の底より謝罪しよう。

これにより650(V2)/800(パラ2)/1050(V2)と、似てるけどちょっと違うバイクが3機種揃うのだが、今後は整理統合されて行くんだろうと思う。
多分。
いや、でもスズキだからなぁ。
このままかも。

すでにパラ2エンジンのV-strom250が出た時点で語り尽くされた話だが、少なくとも↑まだクチバシが生えて無かったこの頃は、V-stromのVは、やっぱどう考えてもV型エンジンのVだったんだろう、とは思うな。

 

V-STROM(V-ストローム) V-STROM 造語 英語で「万能、多目的」を意味する“Versatile”のVと、ドイツ語で「流れ」を意味するStromを合わせた造語。

STEINS;GATEみたいに、英語とドイツ語が混じった造語らしい。
公式にはこのように説明されてるんだけど、でもアタシは納得できないね。
正直に言ってごらん、そのVにV型エンジンの意味は、本当に微塵も入って無かったのかい?ほらほら。

だから、名前は後々の事まで考えて着けないとダメなんだって。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy