錆びる前にちょこっと

 

フォークのダストシールをパコリとズラすと、中にはこんなクリップが入っている。

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これはフォークシールを留めているクリップ。
ちなみに、マニュアルによるシール交換手順として

1.フォークを外す。
2.ダストシール、オイルシールクリップ、トップキャップを外す
3.インナーチューブを一杯まで伸ばし、フォークオイルを上限まで入れる、トップキャップを締める
4.プレスで少しずつフォークを縮めると、フォーク内の油圧によってオイルシールが上に抜ける

こんな方法が指定されるバイクが時に有るので、クリップを付けてないと緩んでくる可能性も無い訳では無い、かも知れない。
ジャックナイフが好きな人なら抜ける、かも知れない。
抜けたシーンを見た事無いけど。

この、プレスでシールを抜く方法は、シリンダを留めている底のボルトを抜く事なくオイルシールだけを交換出来る。
ただ、勿論プレスは必要で、そしてオイルシールが抜けた瞬間オイルが噴出すので結構大変な事に成る、と思う。
やった事無いけど、そこら中がオイルだらけになりそうな気がする。
畳の部屋でやったら、多分お母さんブチ切れ。

圧倒的に、底のボルトを外してシャッコンシャッコンやって抜くのが楽だとは思うのだけど、あれは内部のメタルに負担が掛からないとは言えない方法なので中々に悩ましい、かも知れない。
メタル類も交換するならともかく、シールだけを交換したい場合はシャッコンシャッコンやるのはちょっと悩ましい。
もっとも、シール交換するくらいヘタったら、メタルも交換しとこうよって話では有るのだけど。

ちなみに私はこんな抜き方やった事無いし多分この先もやらないと思うな。
今後も底のボルトをインパクトで抜いて、シャッコンシャッコンやってると思う。

1225-f2

で、このクリップ。
鉄製なので結構錆び易い。
外から見えない部分だけに、気付いた時には手遅れな場合も多い。
多くの場合、この辺りを分解するのはフォークからオイルが漏れた時だろうと思う。
で、その時にダストシールを外したら、大体はこのクリップは錆びてたりする。
常日頃、用事も無いのに分解してない人のバイクは、残念ながら手遅れな場合が多い。

蛇腹カバーの付いたトレールバイクなら意外と長持ちするのだが、そうでは無い一般的なロード用バイクはこれが意外と錆び易い。
どうしてもダストシールの隙間から水分が入り、この辺りを錆びさせてしまうんだろうね。

クリップが錆びただけなら、高くても300円程の部品なので交換したら済むのだけど、このクリップで発生した錆びはインナーチューブの錆びを呼び、そしてダストシールとオイルシールのダメージにも繋がるのが問題。
身から出た錆び
なんて言ってられないので、錆びる前に対策しておくのが長生きの秘訣だ。

と言う訳で、定期的にダストシールをパコリと外して、洗車したりオイル交換したりなついでに、中のクリップの確認をしておく事をお勧めしたい。

錆びてたら有無を言わさず交換。
錆びてないなら、綺麗に拭いてシリコーングリースを薄く塗っておくのが効果的だ。
余りグリース分が多いと埃を呼び易くロクな事無いので、薄く塗れてる程度で十分。
ピポットシャフトのようにズルズルに塗る必要は無い。

1225-f3

ついでにダストシールも確認しておきたい。
割れが有れば、こんな具合にダストシール自体に錆びが発生するので要注意だ。
外はゴムだけど、内部には鉄のリングやワッシャーのような物が入ってるので、ゴムにヒビが入るとそこが錆びてしまう。
こうなったらさっさと交換するのが吉。
上記したクリップと同じく、錆びがインナーチューブに移る前にさっさと交換するのが吉だ。

ダストを防ぐ部品の筈がダストを発生する原因と成りえるので、ミイラ取りがミイラに成る前に交換しておくことが良策だろう。

何もしないより有る程度は違って来るので、たまにはダストシールをポコリと外して確認しておこう。

あ、ダストシールやクリップを外す際に、インナーチューブを傷つけないようにご注意を。
それは余りに悲しすぎるので、十分に注意を。

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