2回もレースが有るってのは良いもんだ。見てる側からしたら。
MotoGPって、意外と12周でイイんじゃないか、とか思ってみたりな昨夜。
走ってる側は色んな意見を持ってるだろうけど、見てる側からしたら、もう12周x2回でイイんじゃ無いの?
なんて思ってみたりする。
特に、夜遅くに起きてなきゃ成らない東アジア在住の私としては強く思う訳だ。
だって、次のアルゼンチンの日曜の決勝は真夜中の2時だからね。
何度となく、ふと気づいたら表彰式が終わってた苦い経験を持つ私としては、時短でお願い出来ないかな、ってちょっと思う。
ちなみにアメリカは4時だけど、生活リズムが崩壊してる私は意外とその時間は起きてたりするので、それはそれで結構大丈夫だ。
でも、2時は嫌だなぁ。
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Wish a speedy recovery to @bestia23!💖 Following today’s injury, Enea will be forced to sit out tomorrow’s Race and next week #ArgentinaGP. Evolution of his conditions will determine his return to racing. Come back soon, Enea!!! ❤️#ForzaDucati #DucatiLenovoTeam pic.twitter.com/PgPfmXVq8x
— Ducati Corse (@ducaticorse) 2023年3月25日
ルカとの接触で転倒したバスティアニーニが肩を骨折。
復帰は4月14日~のアメリカに成るみたい。
嗚呼...
それにしても、肩折れてるってのにこんな着にくそうなシャツを着てニッコリほほ笑むバスティアニーニは流石にプロだ。
私なら、ちょっと今は勘弁してくれ、肩痛いねんって泣き言を言いそうなのだけど、流石はファクトリーライダーだね。
椅子取り合戦が熾烈を極めるドゥカティのシートを、これからも守って貰いたいもんだ。
レース結果うんぬんに関してはわざわざ書く必要なんて無いだろうけど
👊 @marcmarquez93 took the early lead at the #TissotSprint! 👊
But the Bologna bullets overtook him quite easily on the straight at the beginning of lap 2! 💨 👀#PortugueseGP 🇵🇹 pic.twitter.com/nKi19ZKSmy
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) 2023年3月25日
これは....
直線が速ければ良いって訳は無いにしても、これは流石にしんどい。
幾らブレーキとコーナーでメンタルと右腕を削って抜いたとしても、ここまであっさりスッキリするりと抜かれたら、流石にイヤんに成っちゃうのも無理はないか。
ドゥカティ速ぇーーー
ホンダ遅ぇーーーー
と、偏差値30くらいの感想を思わず口走ってしまいそうになるけれど、人ってのは自分を賢そうに見せたい性癖を持つ生き物。
羽根を広げるクジャクや、喉もとの玉袋を膨らませるグンカンドリと同じ。
人ってのは無い知恵を絞ってどうにか賢そうに見せたい生き物なのだ。
だから、ここであえて逆を張るデータを載せたい。
そう、逆張りは自分が賢そうに見せる事が出来る、と思われる最短の道なのだから。
賢そうに見えてるかどうかについては考えない事にしておくわ。
ドゥカティ速ぇーーー
ホンダ遅ぇーーーー
と、一見そう思うのだけど、実はデータを見ると意外な事にこんな具合に成ってる。
1 | Francesco BAGNAIA | DUCATI | 1’38.685 | 342.8 Km/h |
2 | Jorge MARTIN | DUCATI | 1’38.687 | 340.6 Km/h |
3 | Marc MARQUEZ | HONDA | 1’38.956 | 341.7 Km/h |
4 | Jack MILLER | KTM | 1’38.539 | 339.6 Km/h |
5 | Maverick VIÑALES | Aprilia | 1’38.741 | 347.2 Km/h |
10 | Fabio QUARTARARO | YAMAHA | 1’38.582 | 338.5 Km/h |
これが昨夜のレースで記録した最高速度。
マルケスはバニャイアよりも最高速の記録は確かに約1km/h遅いが、マルティンと比べると意外な事にマルケスの方が約1km/h速かったりする。
ヤマハが今年も変わらず最高速はスマンかったなのはイメージ通りだが、ホンダも意外と遅くはない。
最高速をマークしたザルコは349km/hってとんでもないスピードを出してるけれど、実はホンダは意外と遅くはない。
てか、アプリリアって速いな。
だが、これはあくまで12周のレースの中で魅せた一発の最高速。
スリップの有無で変わってくるので、たった一度の最高速度これだけであーだのこーだのは言えない。
たかだか一晩一緒に過ごしただけで、あーだこーだ言えないのと同じだよ。
Francesco BAGNAIA | Marc MARQUEZ | |
1 | ||
2 | 337.5 | 331.2 |
3 | 334.3 | 332.3 |
4 | 331.2 | 327.2 |
5 | 337.5 | 328.2 |
6 | 336.4 | 330.2 |
7 | 339.6 | 335.4 |
8 | 338.5 | 336.4 |
9 | 342.8 | 337.5 |
10 | 341.7 | 336.4 |
11 | 335.4 | 341.7 |
12 | 334.3 | 323.3 |
こちらが12周のレースでのバニャイアとマルク・マルケスの最高速のリザルト。
最高速の記録自体は1.1km/hしか違わないが、毎周回の最高速を比べてみると、一貫して安定して特に変わる事なくバニャイアにコテンパンにされてる事が解る。
コンスタントに、安定して、一貫して、負けてる。
どうしようもなく、負けてるわ。
理想的なラインで理想的なトラクションで理想的にコーナーを立ち上がればどうにかこうにかドゥカティと勝負できる程度には持って行けるが、対するドゥカティは一貫してドカンとその速度を出せるのが大きな強みだ。
これがマルク・マルケスだからどうにか着いていけてるだけで、リンスは概ね320km/h台後半の最高速だったので、毎周回10km/h近くの最高速の差が有る現状では、正直な所リンスがドゥカティに勝つのはちょっとしんどい。
混戦に成ると、リンスが得意とするヘンテコライン作戦でライバルをパスする事は可能かも知れないが、流石にこの速度差ではちょっと分が悪い。
余程、何かのバランスが奇跡的にガッチリ合わない限りは、正直しんどいな。
結論として、映像を見るとホンダよりドゥカティの方が圧倒的に速く見えるが、データを見ると意外とそうでも無いかも、とは思いつつももうちょっと良く見たらやっぱ勝負に成らないや、って事。
つまり、まぁあれだ。
スマンかったな。
やっぱり、華麗に逆を張って賢そうに見せるのは中々に難しいって事だね。
リンスが勝つ以上に難しい。
これって今に始まった事では無くて、ペドロさんがエースだった頃からすでに言われてた話なんだけど、あの頃はまだ直線は速いけど、直線が速い分だけその分コーナーの進入が....なんて言われてた。
だがしかし、ステゴザウルスを始めとしてコーナーの進入とブレーキングを徹底的に改善した今のドゥカティは、はっきり言ってつけ入る隙なんて何処に有るんだろうかと思う。
ホンダが本当に形振り構わず何が何でも勝ちたいんやと切望するなら、2025年から共通ECUを新電元に変更させるとかブレーキをニッシンに変更させるとか、世界覇者だけが持つ圧倒的な札束の力でルールを変えてやればホンダに勝機は生まれるのだが、流石にそれは正気の沙汰じゃ無いので難しい。
ウインタースポーツ等の一部では昔から真しやかに言われてる事では有るけれど、誰しもがお気持ちを表明できる現在ではいくら世界覇者のホンダ様とてそこまでやるのは難しいか。
本当にやらかしたら困っちゃわ。
薄汚い政治力を使わずに日本メーカーが真っ向勝負でドゥカティを倒すなら?
立ち上がり加速からの最高速が勝てず、ブレーキングも分が悪いならば、普通に考えたらコーナーのボトムスピードを上げる、って所しか残ってないのだけど、それをホンダに求めるのは酷な話かもね。
やっぱり、これをどうにか出来るのはクアルタラロしか居ないと思う。
実際、一周目のアクシデントで最後尾まで落ちたのでノーポイントの10位フィニッシュに終わったのだけど、そこまで追い上げるペースはトップ集団と遜色なかったので、私の今季の王者予想はクアルタラロで有る事に揺るぎはない。
残念ながら初戦のショートレースでは序盤のアクシデントが響いてノーポイントに終わったが、これからきっと盛り返すだろうと私は信じている。
ドゥカティに勝てるのはその対極に居るヤマハしかいないと、私は信じている。
まぁ、私の予想は今までほとんど当たった事が無いのが非常に残念なお知らせな訳だが。
ともかく、その昔に、ヤマハ発動機株式会社様の採用担当者様に今後のご健勝をお祈りされた私は、今度はそのお礼にモンスターエナジー・ヤマハMotoGP様の今後のご活躍をお祈りするばかりだよ。
その先は言う必要ないですよね。
開幕戦、マルク・マルケスはポールポジションを獲得し、3位表彰台をゲットして幸先良好なスタートを切ったようには見えるけれど、ぶっちゃけホンダとドゥカティの差は途方も無く大きい。
この差をカレックスのフレームで埋めれるのかどうかは解らないけれど、ただ一つ確実に思う。
やっぱドゥカティ乗りたいと思ってるだろうなぁって事は、確実に。
そんな事、言うまでも無いですよね。