Moto2クラス タイトルの行方

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決まりそうで未だタイトルの決まっていないMoto2クラス。
チャンピオン争いは2人。
EG 0,0 Marc VDSのフランコ・モルビデリとCarXpert Interwettenのトーマス・ルティ。
この2名。

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モルビデリはSBK出身のイタリア人ライダー。
600ccクラスのWSSクラス2013年度のチャンピオン。
若干18歳でWSS王者に成った天才ライダーだ。

来期はチーム内昇格としてMotoGPクラス参戦が決まっている。
ここはやはり、来期の為にも何としてもタイトルを決めたい所だろう。

 

トーマス・ルティは2002年からGPを走るベテランのスイス人ライダー。
2002年のGP125と言えば、ペドロサが125ccクラスのチャンピオンに成る前年、ロレンソがまだその他大勢のモブライダーだった時代、アルノー・ヴァンサンと言う恐らく多くの人が誰だっけ??って考えてしまう人がチャンピオンに成った年。
恐ろしく昔の話だ。
そこらの小僧とは踏んできた場数が違う。
もっとも、2002年と言えばホンダを駆るロッシ無敵時代。
MotoGPクラス初年度と成るこの2002年当時、もっと言えばその前身の500cc晩年当時から最高峰クラスの頂点に立ち続けてるんだから、やっぱりこの人はバケモノだね。

2005年に125ccクラスのチャンピオンに、そして2007年に中量級、当時は250ccクラスへステップアップしたルティ。
それから足掛け11年。
ずっと、そこそこ結構イイ感じの成績を続けた11年。
上に上がれるでも無く、クビに成るでも無いそこそこイイ感じの成績でずっと中量級を生きてきた11年。
ロレンソにドヴィチオーゾ、マルケスにポルにレディングにリンスにビニャーレスに...
そこそこイイ成績だったものの、彼ら数多くのライダーの背中を見送りながら過ごした11年。
長かった。
嗚呼、ごっつい長かった。

そう、このルティも長く地道に頑張った甲斐も有り、遂にMotoGPクラスへと昇格する事が決まっているのだ。
チームは奇しくもモルビデリと同じ、EG 0,0 Marc VDS。
おめでとう。
本当に、おめでとう。
長い間頑張った甲斐があったよ。
本当に、おめでとう。

 

 

来期はチームメイトとなるこの2人、天才モジャモジャライダーと中量級のヌシと熾烈なチャンピオンシップ争い。
この戦いの行方は....一体?

 

現在モルビデリは272ポイント。
一方のルティは243ポイント。
その差は29ポイント。

優勝回数はモルビデリの方が多いので、次のマレーシアで25ポイント差を着ければモルビデリの王者が決まる。
ルティとしては、どうにか24ポイント差以内に踏みとどまって、最終戦のバレンシアに夢を繋ぎたい。
だって11年も...(以下略

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
1  34  38  41  43  44  45  46  47  48  49  50  51  52  53  54
2  24    33  36  38  39  40  41  42  43  44  45  46  47  48  49
3  20  25    32  34  35  36  37  38  39  40  41  42  43  44  45
4  17  22  26    31  32  33  34  35  36  37  38  39  40  41  42
5  15  20  24  27  30  31  32  33  34  35  36  37  38  39  40
6  14  19  23  26  28    30  31  32  33  34  35  36  37  38  39
7  13  18  22  25  27  28    30  31  32  33  34  35  36  37  38
8  12  17  21  24  26  27  28    30  31  32  33  34  35  36  37
9  11  16  20  23  25  26  27  28    30  31  32  33  34  35  36
10  10  15  19  22  24  25  26  27  28  30  31  32  33  34  35
11  9  14  18  21  23  24  25  26  27  28  30  31  32  33  34
12  8  13  17  20  22  23  24  25  26  27  28    30  31  32  33
13  7  12  16  19  21  22  23  24  25  26  27  28    30  31  32
14  6  11  15  18  20  21  22  23  24  25  26  27  28    30  31
15  5 10 14  17  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28    30
 4  9  13  16  18  19  20  21  22  23  24  25 26   27  28  29

縦軸がモルビデリの順位、横軸がルティの順位。
表内の数字はモルビデリとルティのポイント差。
赤い太字の領域、25ポイント以上のポイント差でモルビデリのチャンピオンが決定する。
それ以外なら最終戦へとルティさんの夢は繋がる。

次のマレーシアGPで、ルティが12位以下に沈むとモルビデリの順位如何に関わらずタイトルが決定する。
仮にもじゃもじゃが空港の手荷物コンベアに絡まって欠場を余儀無くされたとしても、ルティが12以下の成績ならばモルビデリが王者となる。
だが、ルティが5ポイント以上のポイント差でモルビデリに勝てば、最終戦へとタイトルは持ち越される。
一縷の望みを掛けて最終戦へと持ち越される事に成る。
最終戦へとルティさんの夢は繋がる。

 

昨年のマレーシアGPは、モルビデリが2位、ルティは6位とリザルトの上ではモルビデリが優勢。
さらに昨年より数段階強くなったモルビデリの圧倒的優勢と見るのだが妥当だろうけど、相手は両手で余りあるキャリアを積み重ねたミドルクラスのヌシ。
ただでは終わらない、終わらせては成らない。
夢は繋げて欲しい。
だって11年も(略)

 

いよいよ決着を迎える最終盤のマレーシアGP。
MotoGPクラスと共に、このMoto2クラスのタイトルの行方もお楽しみに。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy