主役の扱いは大切に
今、CSでガンダムシードデスティニーが放送されてる。
正直、余り見た記憶の無いシリーズなので、いまいち話の展開について行けてないのだけども。
新旧二人の主役の初対面シーン。
うわ、この人バックルだらけだ...
と思ってるのかどうかは解らないけれど、今後この顔の良く似た二人が、配色が同じで見た目も見分けの着かないガンダムで戦い、そしてやさぐれた方の新主役は旧主役に全てを奪われてなんかそこらへんのその他大勢と化してしまう。
そんな悲劇的展開に成る事を彼らはまだ知らない。
私も知らない振りしておこうかと思う。
学生時代に、何だったかの市民マラソンに出場するって人が居た。
なんとかハーフマラソンとか、そんな類のマラソン大会に。
いや、無理だって。
そんなの絶対無理だって。
普段、何をさせてもダメな子。
マラソンなんて走れる訳無い。
周囲の引きとめにも関わらず、彼は出場する事を、そして走りきる事を誓ったのだ。
やるよ、オレはやるよ。
と。
そうか、そこまで言うならやりゃイイじゃ無いか。
ちゃんと完走したら、チェーンの居酒屋でもファミレスでも何でもご馳走してあげよう。
と、太っ腹なのかちょっとセコいのか解らないけど、そんな約束をしての当日。
どうやら本当に完走したとの連絡が入ったのだ。
一瞬、何?完走って何?
と、マラソン自体、そんな約束した事自体サッパリ忘れてた自分はちょっと酷い人間かも知れないと思いつつも、ハ!っと思い出したのでちゃんと言っておいた。
おめでとう。
今夜は何か奢ってやろう。
今夜はお祝いしよう。
と。
で、何人か集まって白木屋だかの居酒屋チェーンへ。
完走したんだから、みんなでご馳走しよう。
だって君は今日の主役なんだから、何だって好きに注文すればイイよ!
と。
いやぁ、頑張った甲斐があったもんだ。
上機嫌でマラソンの過酷さと、オレってスゲーだろって話を、口尖がらせながらピーピーと語るマラソン男。
おーおー、凄いぞ、ちゃんと聞いてやるからもっと語れよ!
普段語れる事なんか何も無いんだから、今日くらいどんどん語ってくれよ!
普段はダメな子で通ってるけど、今日ぐらいは自慢しまくってくれ。
ちゃんと聞いてやるから。
鼻ホジりながらちゃんと聞いてあげるから。
と、皆で褒め称えてたら、そこに余所の学校の知り合いの人が現れたのだ。
おお、ぐーぜんだねー
とか言いながら。
その知り合いの人は、見知らぬ誰かを連れてきてたのだ。
誰だろう???
と思って話聞いてみると、なんか高校時代の陸上部の先輩なんだって。
久しぶりにちょっと飲もうかって話になったみたい。
その先輩、オリンピック出場が決まったから、そのお祝いを兼ねてちょっと飲もうかって。
..........な、なんだと?
オリンピックだって??
片やおじいちゃんから中学生までが出場する市民ハーフマラソンの半分より後の方でゴールした人。
片やオリンピック選手。
名前も顔も知らないけどオリンピック選手。
この空間で、市民ハーフマラソンランナーのダメな子とオリンピック選手とが主役の座を賭けて張り合うのは...残念だがちょっと難しいかも知れない。
もっとも、この誰だったか覚えて無いオリンピック選手は、別にブイブイ言わせるタイプでもオレってスゲーだろって語るタイプでは無い。
ただ穏やかに、にこにことしてるナイスな人。
誰だったか覚えて無いけど、とても爽やかな人だった記憶がある。
市民ハーフマラソン完走で、この世の支配者のごとく語ってた彼とは雰囲気は随分違う。
語れんよなぁ。
やっぱ無理よなぁ。
所詮脇役よなぁ。
って言うかハーフマラソン一回走っただけじゃ、脇役にすら成れないよなぁ。
やっぱダメな子よなぁ。
でも、今夜は約束どおりにご馳走してあげるから好きなだけ食べて好きなだけ飲んでくれ。
世間はどうあれ、私はちゃんと評価してるんだから。
ハーフマラソンとは言え、ちゃんと走りきった君の頑張りは十分評価してるのだから。
でも、調子乗って飲みすぎて、トイレで吐き散らかさなきゃもっと良かったのになぁ
って、それが残念で成らない。
嗚呼...なんてダメな子。
今日、久しぶりにバイク乗ってちょっと出かけて来た。
それは、RGVΓの人達とちょっと遊ぶ約束が有ったからだ。
だから久しぶりに余所行きの格好してバイク乗って出かけたのだ。
バイクはR1だけど。
だってΓなんて、シリンダーどこかキャブの一個すら今や持って無い。
皆様、私がRGVΓのウエブサイトやってた頃のお馴染みさん。
随分久しぶりに顔合わせた人も何人か居たり。
かれこれ何年ぶりだろう?
等と、ガンマな皆さんと久しぶりの再会に昔話に花が咲いたりしたのだけども、ただ一つの問題は...
なんでRGVΓのオフ会のくせに、RGVΓ乗ってる人間が一人しか居ないんだ!
って事だ。
なんて薄情。
なんて軟弱。
最新SSに乗ってる人、最新じゃないけどSSに乗ってる人、なんか知らないけどジェベル乗ってる人
若者の2スト離れが深刻だと書きたい所だけど、ちっとも若者じゃ無いので止めておく。
でもまぁともかく、深刻だ。
もはやΓオフ会が成り立ってない。
そんな中、RGVΓに乗ってやって来てくれたただ一人の彼は、本日の主役と言って過言では無いだろう。
バイクはウルフ仕様に成ってるけど、まぁそんな細かい事は言うまいて。
この時代にVJ21A、この時代に2ストをペンペラ言わせて走ってるだけでも素晴らしいじゃ無いか。
ただそれだけで素晴らしいじゃ無いか。
だって彼のVJ21Aが居なきゃ、もはや何の集まりだかサッパリ分からなく成ってしまうんだから。
とりあえずタコヤキでも食べに行こう。
私達はR1に、ZX10Rに、そしてジェベルやら何やらかんやらに乗り、今回はラ・ムーでは無いタコヤキ屋に向かってバイクを走らせたのだ。
その集合場所からバイクで数十分って所のタコヤキ屋へ向かってバイクを走らせたのだ。
あ、ウルフ君は一番後ろ走ってなさい。
白の革ジャン着てきたんだから、私の前は絶対走るんじゃ無い!
と強く言い聞かせて。
主役の扱いは大切に。
皆様ご注意あれ。
では今日はここまでさようなら。
そして、ガンマな皆さん、今日はどうも有難う。
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