前を向いて行こう
https://www.crash.net/motogp/news/929012/1/espargaro-if-you-spot-something-different-let-me-know
ニューパーツは色々有るよと前向きコメントを発するアプリリアのテクニカルディレクター=ロマーノ・アルベシアーノに対して、そんなもん何処にあるねんと無慈悲なツッコミを入れるエスパルお兄ちゃん。
何においてもそうなのだけど、ある一定のラインを境にコメントがポジティブ方向にもネガティブ方向へも傾く事が有る。
スポーツ選手でも、企業でも、夫婦関係でも。
まだまだ全然レベルが達して無い人やチームや企業の場合は、勿論数多くのネガティブな部分が有る訳で。
だからこそ低迷してるのだから。
ただ、右見ても左見てもネガティブな惨状において、責任者がネガティブな発言するのは考え物。
自らトドメ刺さなくたって、って話。
だからちょっとでもポジティブな部分が有れば、どんどん前向きに発言する傾向に有る。
あちこちダメなのは解ってるさ、でも気持ち位は前を向こうよ、って感じで。
そりゃそうさ。
ネガティブ要素がてんこ盛りな状況で、ネガティブポイントを挙げてったらキリ無いものね。
遠足前にテンション上げ過ぎた教頭先生の挨拶位に終わりが見えない話に成っちゃうのだから。
一方、右見ても左見てもポジティブな部分が多い人や組織の場合、これが逆にいやいやウチはまだまだっすよ的にネガティブな発言をする場合が有る。
8割方良いけれど、あとちょっとがなぁ....って具合に。
勝って兜の...って奴だ。
ホンダのフロントの問題だったり、ドゥカティの旋回性の問題だったり、ヤマハの色んな問題だったり。
各トップチームの各トップライダーの皆様、一様に何かしらネガティブな発言は口から飛び出してくる。
他所から見たら羨む成績を残しながら。
嫌ならアプリリアに移ったら?
って尋ねたら、きっと4チームのファクトリー&主要サテライトライダーの皆様は苦笑いするとは思うけれど、何の世界においても100%パーフェクトなんて有り得ないので、幾ら素晴らしい成績を上げていたとしても、何かしらネガティブな発言は飛び出してしまうもんだ。
成績が良ければ良いほど、出来が良ければ良い程に。
後ちょっとを詰めるが為にネガティブな発言が飛び出すのは必然。
問題山積みのチームがポジティブな発言するのは必然なように、後ほんの少しだけ改善したチームがネガティブな発言するのもまた必然。
そんな訳で、アプリリアやKTM、そしてKTMサテライトのテック3なんかは、ポジティブな発言が少なくない。
ネガティブな事ばっか言ってたらテンション下がるものね。
言い出せば際限無い。
で、そんなこんなで長期悶絶中のアプリリア。
果たして、そのアプリリアは進化、或いは進歩していないのか?
それとも進歩はしてるけど他が速いだけなのか?
前々回のレッドブルリンクのリザルトでその辺りをちょっと見て行こう。
予選(2018) | 予選(2019) | 決勝(2018) | 決勝(2019) | |
トップチーム | 1’23.241 Marc MARQUEZ (HONDA) |
1’23.027 Marc MARQUEZ (HONDA) |
39’40.688 |
39’34.771 |
アプリリア | 1’24.762 (15位) Aleix ESPARGARO |
1’24.749 |
40’12.463 (17位) Aleix ESPARGARO |
40’09.512 |
タイム差 | +1.521 | +1.722 | +31.775 | +34.741 |
実は個人的に思ってた。
何だかんだ言ってて、アプリリアもきっと進化してるだろうと。
他も伸びてるからいまいち結果に結びついてないだけで、アプリリアもホンダやドゥカティに負けず劣らずちゃんと進化してるさと。
否、伸び代が大きい分、より進化してる筈さ。
何だのかんだの言いつつ、タイム差は詰めてる筈さと。
なんて思ってた私の認識はどうやらスマンかったらしい。
タイムの絶対値は昨年よりは縮めたものの、トップとのタイム差はより広がる結果に。
つまり、一応は微妙に速く成ったけど、他所はもっと速く成ってるのでスマンかったなって事。
ああ、なんて無慈悲な現実。
そんな訳で今回はこのような結果と成りましたが、今後のアプリリア様のご健勝ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
でもこれは断言できる。
アプリリアのバイクが一番格好イイよねと。
それだけは断言出来そう。
(個人の感想です)
さて今回のミサノの結果は如何に。
まぁともかく、前向いて走ろう。