アプリリアのプランBは?
・2月1日~4日: シェイクダウンテスト(マレーシア/セパン)
・2月7日~9日: オフィシャルテスト(マレーシア/セパン)
・2月22日~24日: オフィシャルテスト(カタール/ロサイル)
来月から始まるMotoGPのテストスケジュール。
早いもので後半月ちょいって所。
腕上がり手術を行ったルーキーのイケル・レクオナ、そして昨年後半戦をキャンセルして肩の治療に専念した我らが中上君も準備は万端に参加してくれると思う。
ヤマハのテストライダー就任が噂されてるロレンソは....どうだろうね。
各メーカー、着々と準備は進んでるが、1チームだけ非常に困った事態に陥ってる所が有る。
それはアプリリア。
ただでさえ困ったチーム、ただでさえオールニューエンジンが遅れてるチーム、それなのにレギュラーライダーのイアンノーネがドーピングに引っかかってさらに大変な事に。
えらいこっちゃ。
現状、全く未定の状態。
故意では無く食品汚染が原因の事故との見方が強いけれど、それがどうした?だから何さ?って意見も有って未だに先行きは不透明。
この先のライダー人生さえどう成るやら解らないって状況。
ただ確実に一つ言えるのは、少なくともセパンのシェイクダウンテストと直後のオフィシャルテストには間に合わないって事。
先の事は解らないけれど、セパンのテストは100%無理だよって事だ。
だから早急にライダーを見つけなきゃ成らない。
でもこれが中々。
ブラッドリー・スミス
アプリリアのテストライダーのゆでたまご氏。
経験豊富で頼りに成る男だが、元々参加予定なのでスミス氏に加えたもう一人を用意したい。
また、イアンノーネの参戦が不可能と成った場合、レギュラーエントリーを視野に入れる必要が有るが、レギュレーション上MotoEとのダブルエントリーは不可能なので、その辺の調整が必要と成る。
トーレスのようにSBKとMotoEの掛け持ちは可能だけど、MotoGPとMotoEの掛け持ちは禁止。
諸問題をクリアしたらエスパルお兄ちゃんの相棒には経験と実績豊富なスミス氏がベストな選択なんだけどね。
どうなるか。
カレル・アブラハム
https://www.instagram.com/p/B6-cUkUqjmo/
ザルコ騒動でアヴィンティアのシートを失った悲運な人。
ペイドライバー(ライダー)だのどうのこうの言われてるが、それでも何だかんだでキャリアは長く実績もそこそこなので頼りには成る。
と思う。
なお、現状フリーで自由な若旦那な立場なので契約に関して問題無い。
レギュラー参戦も全然オッケーなのが魅力的。
ロレンツォ・サバドーリ
通称、鯖通り。
2020年はSBKでカワサキに乗る事が決まってるが、アプリリアとは関係が深い。
テストライダーとして未だ真っ先に名前が挙がる程。
ただ、レギュラー参戦と成るとちょっと難しいか。
マックス・ビアッジ
Tentazione meravigliosa! Saliamo in sella all’aprilia MotoGP? Cominciamo a sognare? pic.twitter.com/miOqsJFm03
— Max Biaggi (@maxbiaggi) 2020年1月11日
アプリリアと関係深いもう一人の男、伝説のマックス・ビアッジ。
無茶なアイデアに見えるが、アプリリアのテクニカルディレクターの口からビアッジの名前も挙がってたりして、決してゼロでは無かったりする。
レギュラー参戦は無理としても、話題性の面では圧倒的なので、テストライダーとしての起用はプロモーション的にはグッドな選択かも知れない。
無茶なアイデアだとは思うけれども。
サバドーリがアブラハムか、もしかしたらもしかして本当にビアッジか?
それともmotoEからの起用と成るか、それ以外からの調達か、或いは今回はスミス氏だけで乗り越えるか?
さてさて、アプリリアのプランBの行方は。