こんなキツいパンツ!修正してやる!
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Santicメンズサイクルパンツ3Dゲルパッド付きサイクルウェア自転車ウエアM 新品価格 |
履くと思わず力道山のポーズをせずにはおれないサイクル用ロングタイツ。
中国製のSantic。
毎日1万5千円のパンツを履きかえれる富豪ならその限りでは無いのだろうけど、実売3200円程のこのクラスのパンツは普段使いには非常に優秀。
週末のお出かけには一張羅のサソリ印を履いて頂ければ結構なのだけど、我が家では特にコレと言った用事も無いのに朝夕2回もこんな力道山スタイルで外に出かける人が居るので、このサソリ印さんの1/4~1/5のお値段はとても嬉しい。
何本も要るからね。
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値段の割りに製品自体はとても優秀なのだけど、ちょっとした難点は足首部分が非常にタイトな事。
ルパン級の足首の人なら問題無いのだが、そうでは無い人にはちょいキツいかも知れない。
アジアンサイズのMはUSサイズのXSなんだって。
そりゃキツいのも仕方ないかもね。
まぁ最初から足首キツいよってのは聞いていたみたいだけど、まさかここまでキツいとはご本人も思ってなかったみたい。
でも買っちゃったものは仕方ないので、涙を流しながらつぶやいておこう。
これが若さか....と。
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と言う訳で、足首部分の裏のゴムを外して修正してやる事に。
サイズ自体は変わらないが、ゴムを外したらキツさは随分と解消する。
が、一口にゴムを外すと言っても中々に大変なんだね、これが。
使うのはこんな道具。
リッパーと呼ばれる糸を切る道具。
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ハサミじゃ埒が開かないので、糸を解く時はリッパーを使おう。
せっせと解いてゴムを外したよの図。
後は裾を縫い止めれば良いのだが、ただ一つ大きな問題が有る。
それは、この生地は非常に良く伸びるスポーツ用ニット生地だって事。
つまり、普通のミシンで縫えないって事だ。
あ、縫える事は一応縫えるんだけど、縫った糸が生地の伸びに追従できないので、きっと一回目に履く際に糸は切れると思う。
ニット用の糸で有るレジロンやウーリーを使った所で、この良く伸びる生地に追従するのは無理。
ことごとく切れてしまうだろう。
んじゃぁどうするねんって質問には、こんなミシン使うんですよって答え。
JANOME ジャノメ カバーステッチミシン トルネィオ795U 新品価格 |
家庭用カバーステッチミシンと呼ばれるニット用のミシン。
工業用で言う所の偏平縫いが出来るミシンだ。
縫えるのは、ニットの端始末しながら縫い留めるカバーステッチと、ジーンズの裾上げなんかでも良く見られるチェーンステッチ。
どちらも追従性が高いので引っ張っても糸は切れ難い。
今回は3本の糸で、生地の端を始末しながら編みこむように縫うカバーステッチ。
Tシャツの裾や襟元で良く見られる、ニットでは定番の縫い方。
編みこむように縫ってるのでちょっとくらい伸ばしても切れる事は無い。
製品の製造ではペガサスなんかの工業用ミシンを使ってるんだけど、民間人が工業用偏平縫いミシンを導入するのは中々敷居が高いので、ほぼ同じような縫い方の出来るこの手の家庭用カバーステッチミシンで十分に事は足りる。
送りが貧弱なのが改善されれば尚良し、なんだけどね。
使うのは2本針3本糸仕様。
もうちょい良いミシンなら3本針4本糸ってのも選べるが、これでも何も問題は無いから大丈夫。
生地の端が出ないように気をつけながら縫う。
でもこれが中々に難しいんだよ。
ってのもこの画像は裏側に当たる部分。
つまり、縫ってる本人からは生地の端が何処に有るのかなんて全く解らない状態って訳。
心の目でも薄目でも生地の裏側なんて見えない。
実はこれが中々に難しいモノなのだ。
なお、この→部分を縫うには普通のミシンが必要。
今回はこの部分の糸も切る必要が有ったので、勿論最後は普通の直線縫いミシンで縫う。
この部分は伸びないので普通に縫って問題は無い。
ちなみに、意外と混同してる人も居るかも知れないので書いておくと、この上の画像の(1)の部分が偏平縫い。
さっきから書いてるニット用の縫い方の事。
生地の端を始末しながら縫い留める方法。
そして(2)の部分はロック。
基本的には単に生地の端だけを始末して、縫い留めてる訳では無い。
同じようでもちょっと違う。
そして使うミシンもやっぱり違うので、ロックミシンしか持ってないのでそれで代用できませんか?と言う質問には、そりゃスマンかったとしか言えないのでスマンかった。
その辺は、お裁縫の話がどれだけ需要が有ろうがなかろうがお構いなしに、また気が向いたらその内に。
と言う訳で、こんなの毎回やってられないので、今度からワンサイズ大きいのを買うのをお勧めしようと思う。
太ももやふくらはぎはともかく、今更足首は細く成らないだろうからね。