コツコツ続ければ良い事が有る
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こんな、10万円貯まる500円貯金箱に貯金した事が有る。
きっとそんな人も多いと思う。
やり切った人がどれだけ居るか解らないけど。
私が最後までやり切った、かどうかは特に書かないけれども、ただ思う事は、何でもコツコツと続けたら良い事が有るもんだって事。
ジロ・デ・イタリア 第20ステージ。
前半は楽しいサイクリング。
98.5km地点から猛烈に登って、折角登ったのにぐあーって下って、そしてまた登って、最後は概ね平坦がちょろっと。
こんな所を延々と走る。
VFR800Xを持ってきてくれ!
と、思わず言いたくなる、そんなコース。
見てるだけで心臓が痛くなってくる。
このステージの最大のポイントは、キンタナはデュムランにどれだけのタイム差で勝てるか?
下りアタックを決めたニーバリはまたしても一気に逆転を果たすのか?
って事。
だが、コツコツと、本当にコツコツと今回も坂を登ったデュムランは頑張った。
今回も、今回も本当にデュムランはコツコツと頑張って登った。
ゴツい顔してコツコツ登って本当に頑張った。
幼女の胸板のように、ぺったんこの国からやってきたデュムランは、この猛烈な坂でも遅れずコツコツ本当に頑張った。
第20ステージ結果は15秒遅れ。
総合はこんな感じ
1位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) 90h00’38"
2位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ) +39″
3位 ティボー・ピノ(フランス、エフデジ) +43″
4位 トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ) +53″
頑張ったデュムランは一昨日の1位、昨日の2位から4位に転落。
転落したけどトップとの差はたかだか53秒。
90時間も走ってるのに、その差はたかだか53秒。
この時点で2分のタイム差を着けたいと、最終の個人TT前にそれくらいは差は着けておきたいと、世間ではそんな事を言われてたニーバリとキンタナにとっては非常に辛い展開だ。
最終の第21ステージ。
一気に成績が乱高下する個人TT。
スプリンターを除くパリ~シャンゼリゼのように楽しいサイクリングでは終わらない。
誰もが必死のパッチに走る最終ステージ。
モンツァサーキットをグリっと周ったら、ミラノまでちょい下りのほぼ平坦路を一人で走る。
クライマーに取っては絶望的なステージだ。
その距離29.3km
急にお腹痛くなっても走りきれる短いステージ。
デュムランに死角は無い。
完全開放されたデュムランに死角なんて何も無い。
ただただ圧倒するのみだ。
コツコツデュムランはフォーザの山頂に置いてきたぜ。
世界トップクラスのTTスペシャリストのデュムランに、クライマーのキンタナはこのド平坦でどれだけ食らいついて行けるか?
それは今夜で全てが決する。
ってか、もう決まってる気がしないでもないけれど。
あんまり好きじゃ無い事でも、コツコツ続ければ良い事が有るもんだよ。
オランダから来た、ゴツい顔した人は私たちにそう教えてくれている。