自分の事は第三者視点じゃ無いと解らない
グランツーリスモのゲーム視点。
https://www.gran-turismo.com/jp/gtsport/manual/#!/race/content03
ノーマル視点。
視界が最も広く、レースするにはこれが一番やりやすい。
コックピットビュー。
運転席の視点で、運転してるぜ気分は高いが、すっごい走りにくい。
雰囲気はイイんだけど、私がこれをやると大体はインもアウトも漏れなく縁石を乗り越えて芝刈りするハメに成る。
ボンネット画面。
往年のデイトナUSAを思い出される画面だ。
でも、まぁ無くてもイイかな。
チェイス画面。
自分の乗る車の斜め後方から追いかける画面。
通常は有り得ない視線だけど、車の挙動がわかり易い。
運転してるぜ気分はいまいちだけど。
結局、一番上のノーマルモードが乗り易いのだけど、これでは大きな問題は自分が何の車に乗ってんだか解らないって点。
エースコンバットでも同じ。
自分が何を操縦してるのかさっぱり解らないのでいまいち盛り上がらない。
そりゃノーマルのシビックとNSXのGTカーとでは明らかに違うのだけど、ノーマルのシビックEG4からノーマルのシビックEK9に折角乗り換えても、なんかさっぱりわかんねーってのが正直な所。
厳密には違うんだろうけども、マグロな私には良く解らないや。
そんな時の為に、レース後のリプレイモードが用意されてるんだろうけどね。
でもあのリプレイモード。
華麗なドライビングをリプレイしたら、中々やるじゃないか私も、って気に成るのだけど、始めた当初の芝刈りばっかりやってる間は、自分で見ててちょっと照れてしまう。
やだ、コンピューターはみんな綺麗に走ってるのに、私だけ芝刈りしてるわ!って。
そのちょっと恥ずかしい気持を乗り越えて自分の至らなさを客観的に知り、先に繋げるのがレースゲーム上達への道なんだろう。
自分の姿を客観的に見る。
レースゲームなら、コントローラーのボタンをちゃっちゃと押してやれば直ぐに変更できるのだけど、実際に自分で車を運転してたら、そう言う訳にも行かないのが現実。
第三者の視線から見るのは、これが中々難しい。
慣れたら車両感覚って奴は解るんだけど、免許取立ての頃は自動車の左前方がとても解り難い。
特に京都の路地には『いけず石』と呼ばれる、タイトコーナーの内側に大きな石が置かれている場合が有る。
WRCのラリー・ドイチュラントでお馴染みのヒンケルシュタインみたいなもんだ。
ヒットすると、確実にホイールがガッシガシに成る。
下手したらフェンダーやドアが凹む。
そんな恐ろしい石。
それが『いけず石』
慣れないとミラでも擦りそうに成るのだけど、そんな路地でもクロネコヤマトのトラックは普通に曲がっていくので、結局は車両感覚=要するに自分を客観視できるかどうかって事なんだろうね。
中々難しい話だ。
でも、高校3年生で免許を取って、初めて京都の路地を自動車で走り、この『いけず石』に遭遇した時は思ったもんだよ。
CBRの時は勿論何も思わなかったのだけど、多分シビックだったと思うけど、その始めて自分ひとりで運転した時に思ったもんだよ。
京都って、なんていけず!って。