ローソクって何だ?

私の周囲に、このご時世にFD3Sなんて車に乗り換えた人が居る。

別に新車価格よりも高い中古車を買った訳では無く、家族が長い事乗ってたFDを譲り受けたと、そんな感じで。
ちなみに現在の価格は、下は300万円台~現実的な範囲内で高いモノでは600万円近辺。
売る気の無さそうなびっくりプライスを着けてる車も有るが、あくまで現実的な範囲ではこの辺り。
流石は日本を代表するレジェンドカーだけ有って中々にお高い。

 

車ってのは持ってるだけで金が掛かる。
FD3Sは実質1,300ccなのだが、謎のロータリー1.5倍ルールが適用されるので自動車税は2,000ccクラス。
しかも初年度登録から13年以上経過してるので、年間45,400円。
ダッヂバイパー、現行ではSRTバイパーならば111,000円もするので、それに比べりゃ随分と安いけれど、それでもまぁまぁなコストが必要と成る車だ。

タイヤやオイルを含めたメンテナンス代も必要だが、それより何より必要なのはガソリン代。
国産車史上最悪、かどうかはともかく、FDは頑張って省エネ運転を心がけても7km/L程度なのでお世辞にも燃費は良いとは言えない。
以前、ちょい縁の有ったR33GTRもかなりの大食いだったけれど、ロータリーはやっぱり中々の食いっぷりらしい。
なんせこのオーナーが前に乗ってたのはニッサンのe-Powerなんだから、車のキャラが極端に違うだけ有って、燃費もまた極端に違うみたい。
芦有の上りで頑張って走ったら、時計の時針と同じくらいの速度で針が動くほどに。
流石に秒針くらいの速度では無いけれどね。
戦闘機のエンジン積んでる訳じゃ無いのだから。

ともかく、FDってのは金が掛かる訳だ。
医者の次男坊なら毎晩峠を走り回る事なんて容易いかも知れないが、そこらの民間人にはガソリン代だけでも中々にしんどい車だ。

 

ちょい前に高速道路に乗ったら、ハイオクが200円を超えてえらい事に成ったもんだと思ったのだが、どうやら今もその水準は継続してて、どうにもこうにも困った事に成ってる。
レギュラーでも190円半ば~とか、ちょっと困った所の話じゃ無いかも。
これからちびっこ達は夏休みだってのに、高速道路でガソリンを入れなきゃ成らない事態に成ったら大変だね。
ファミリーカーとしてFD3S乗ってる人は居ないとは思うけれども、あちこち連れてかなきゃ成らないパパは、フルハイブリッドでは無い極普通のミニバンなんかも中々にしんどい水準だ。

 

為替チャート

 

ガソリンが高い要因は、原油価格と為替相場の2点。
日本のガソリン価格はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の価格に影響を受けるので、実際にどこからどんな原油を購入してようとも、アメリカの相場に影響を受ける。

そして、基本的に原油はドルで決済してるので、為替の影響も受ける。
一時期のガソリン価格爆上がりはこのWパンチで高騰してたのだが、最近は141~140円台~7/12のCPI発表の余波でこれを書いてる段階では138円台まで急落。
この水準で推移してくれたら元売りへの補助金が無く成っても価格はそれほど上がらない、んじゃ無いかと思う。
思う、ってか願うわ。

ただFRB=連邦準備銀行のパウエル議長は6月にまだ2回の利上げを行う、みたいな事を言ってたので、今後の為替動向は注意が必要かも。
注意した所でガソリンの値段なんてどうにも成らないんだけどさ。

ドル円は利上げの度にドルが遥かに上がる。
その利上げをあと2回もオレは残している。
その意味が解るな?
と、パウエル様。

残念ながらガソリン価格が大きく下げる事は無さそう、かもね。

 

 

上に載せた四角と棒で出来たグラフ。
これがローソク足と呼ばれるチャート。
海外ではキャンドルスティックチャートと呼ばれ、江戸時代に大阪の米相場で使われ始めたのが発祥とされる、今も特に日本では標準と成っているチャートだ。
株も為替も、原油や金などの相場も見方は同じなので、一応基本的な見方を説明しておこうかと思う。
オレは株も為替もやってないぜって人も、文明社会に生きてたらこれらの相場と無関係な人は殆どいないので、基本的な見方は知ってた方が良いと思う。

 

例えばこんなチャート。

終値は、140円→135円→145円→150円と推移している。
最安値は125円くらいで、最高値は153円くらい。
こんな動きを意味している訳だ。

株も為替も先物も、この上下の差がそのまま利益や損益と成る。
130円→150円なんてたかが20円じゃ無いかと恐ろしい事を思う人も居るかも知れないが、FXの場合は一般的には取引単位1Lot=10000通貨と成る事が多いので、1lotの取引でもこれでざっくり20万円も違って来る。
200万円程の自己資金が有れば国内FXでは8~10Lot程度なら安全に運用できるので、単純計算で150万円~200万円程度の利益と成る。
まぁ実際、短期間で20円も動いたらえらい騒ぎに成るんだけどね。
リーマンショックみたいな大騒動に成っちゃう。

なお、このチャートでは価格が上がってるので買い(ASK)ポジションで利益が出る。
逆に価格が下がるチャートでは売り(BID)ポジションで利益が出る仕組み。
つまり、ポジション次第で上がっても下がっても利益は出るって事だ。
逆もまた然り、なんだけども。
もうね、ホントにね、逆も然りなんだよ、これが。

 

値上がりを示すローソクを陽線、値下がりを示すローソクを陰線と呼ぶ。

ローソク本体の四い部分を実体と呼び、陽線はその実態の下が始値で実体の上が終値を示す。
陰線は逆に、実体の下が終値で上が始値。
上下のヒゲはどちらも期間中の最安値と最高値を表す。
ヒゲが有るもの無いもの長いもの短いもの、実体の大きなものや小さなものや色々でそれぞれ名前が着いてるのだけど、基本は同じだ。

期間は、1分、5分、10分.....と続き、1週間、1か月、1年と様々。
これが足と呼ばれるもので、チャートに1分足とか月足とか書かれてるのがこの期間の事。
つまり、1分足ならローソク1本が1分間の推移で、月足ならローソク1本が1か月と成る訳だ。
その切り取った時間内の推移を、色と本体とヒゲで表している。

 

一番左側の期間を見てみると、130円から始まり、145円の最高値を着け、その後125円まで下落し、140円で期間を終える。
こんな値動き。
実際にはこんなシンプルじゃないけれども、あくまで例えば、と言う事で。

140円で終わった次の期間は140円から始まり127円くらいの安値を着けつつ135円で終わる。
そして次の期間は135円で始まり....を繰り返している。
これが1分足なら1分間の推移で、日足なら1日の間の推移を表している。

あれこれ時間軸があるのは、短時間で勝負するスキャルピングから、1日以内のデイトレや数日程度のスパンのスイングと人によってスタイルは異なるのが理由。
スキャルピングで5pips取っていくスタイルの人が月足だけを見てても仕方ないのだから。

ざっくりとそんな感じ。

 

 

今回のチャートでは、値上がりした期間のローソクを青色で示している。
これを陽線と呼び、逆に値下がりした赤いローソクを陰線と呼ぶ。
日本では通常は陽線(値上がり色)が赤、陰線(値下がり色)を青で表す事が多いが、海外では白黒を除けば赤と青が逆な場合が多いので間違えないようにしよう。

日本の証券会社などが提供するツールと海外のツール=要するにFXやCFDで標準と成るMT-4やら5やらとでは初期設定色は異なる事も多いので、色んなツールを併用する人はどちらかに色を合わせておくのがお勧めだ。
こんな具合に大体は色々と色を変えれるのだけど、あんまりややこしい設定にすると混乱するので、色は共通化しておくのが鉄則だ。

ちなみに私は、MT4のチャートを表示して注文と決済を国内FX会社のツールで行ってる。
チャートを変えたからと未来の結果が変わる訳は無いのだけど、ただでさえストレスフルな状況においては、ツールのストレスくらいは減らしたいものだから。

 

CAR

Posted by tommy