インドとEV

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インドが2030年までの完全EV化を諦めた裏事情

http://diamond.jp/articles/-/161258?page=4

 

EVの話を書くと、EVは如何にダメなモノなのかと、何かに憑かれたかのように血圧上げて主張してくる方がたまに居るのだけども、この世は確実に電動化の道を歩んでいるのは確かだろうとは思う。
それが20年後か30年後かは解らないが、恐らく今年生まれた子供が車やバイクを買う頃に成れば、ほぼ確実にEVだろうと思われる。
少なくとも100年後、CBR250RRが2気筒だの4気筒だのと言って無いとは思う。
その頃までホンダが有るかどうかは...有るか。
バイク作ってるかどうかは解らないけど。

 

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Emflux Motors Emflux ONE

インドのEmflux Motorsが作った電動スーパーバイク。

  • Wet weight: 169kg
  • Torque: 84Nm (Limited to 75Nm from the controller)
  • Power: 60kW (Limited to 53 kW (71hp) from the controller)

と、かなりのハイスペック。
概ね、現行600ccクラスのスポーツバイクと同等と考えて支障ないかと思う。
最高出力の数値では600ccスポーツに見劣りするけれど、ガソリンエンジンと電気モーターでは数値だけでは比べようも無い。
でも、スペックを見る限りは実用域ではかなり速いとは思う。
そりゃもうベラボーに。

 

気になるお値段は、スタンダードが$US9,350 、前後オーリンズにカーボンカウルと鍛造ホイールの豪華仕様は$US17,150。
日本円に直せば、スタンダードが100万円、豪華絢爛仕様が180万円って所。

ちなみにプレスト扱いのニューR6は1,566,000円(参考小売価格)
この電動バイクが高いか安いかはご判断を。

 

 

ちなみにこのバイク、オーストラリアから発売を開始するのだとか。
意外とEVに熱心なオーストラリアから。
EV専用道路を建設するくらい、図体はどでかいけどオーストラリアは意外な程にご熱心。

そう、EVしか走っちゃ駄目な高速道路をクィーンズランド州に作るんだよ。
全長2,000km。
2,000kmって言ったら、北海道から鹿児島まで届く距離。
それをホイって作ってしまうんだから、凄い話なもんだ。
本当に出来るのだろうか?

ちなみに2,000kmって日本の感覚からすれば凄い距離だけど、クィーンズランド州の中心都市のブリズベンからお隣のノーザンテリトリー州までギリギリ届くかどうだろうかって距離だったりする。
いやぁ....オーストラリアってデカいね。

 

なお、Emflux MotorsのCEOのVarun Mittalさんが語る所によれば、インド国内向けに199台、輸出用に300台の電動バイクを作るらしい。
単純に計算して100万円のバイクを500台作れば売り上げ5億円。
5億円程度の仮想通貨で稼げそうなその売り上げでバイクメーカーが成り立つとは思えないので、システムを作ってライセンス供与するのが目的な感じ。
イニシャルペイメント/ランニングロイアルティーで稼ぐのがVarun Mittalさんのお考えな気がする。
或いはいっそ会社ごと売り払うとか。
知らないけど。

 

 

ともかく、好むと好まざるとに関わらず、この世は一進一退しながらも少しずつEVの道を歩んでいる。
この世界は確実にEVの道を歩んでいる。
GSX-R250が2気筒だの4気筒だのって時代では無いのだ。
まぁ、この時代に2ストをFi化してまで生き残らせるハスクバーナは、それはそれで凄い会社だとは思うけれどね。

 

あ、このEmflux ONE。

パーキングアシストモードってのが有って、前に押したり後ろにバックさせたりする時に、3km/hでアシストしてくれるのだとか。
お陰でスイスイ押せてしまう。
ハヤブサをへーこら言いながら押してる私には、非常に羨ましい機能だとつくづく思う。
イイな...。
本当にイイな、その機能。

 

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy