タランチュラとクロゴケグモと
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タランテラ
タランテラ (tarantella) は、イタリア・ナポリの舞曲。
3/8または6/8拍子のテンポの速い曲である。曲名は、タラントという町の名前に由来するという。また、同じ町の名を由来とする毒蜘蛛のタランチュラに噛まれると、その毒を抜くために踊り続けなければならないとする話から付けられたという説もあるほか、その毒の苦しさゆえに踊り狂って死に、それを表現したという説もある。
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人は誰しも、思い出しただけでのたうち回りたく成る様な出来事の一つや二つは有ろうかと思う。
タランチュラに噛まれた時のように、のたうち回り踊り明かしたい思い出の一つや二つは。
革ジャンの袖切ったり、職場の飲み会のカラオケの席でアニソン歌ってドン引きされたり、なんて他愛も無い事から、路上教習中に田んぼに落ちたり新婚さんいらっしゃいに出演したり、なんてハイレベルなモノまで様々。
それが自分にとって輝かしい思い出と成ってるなら全然構わないのだが．．．．。
でも誰しも一つや二つは有ろうかと思う。
生涯封印したい暗黒の歴史は一つや二つ。
（写真は使いまわし）
毎度お馴染みの焼き肉屋に行って来た。
今回はとある人の就職、ってか転職のお祝いに。
何処の誰かと詳しく書いても知ったこっちゃ無いと思うので書かないけれど、彼は元は別の仕事をしてたのだが、一念発起して公務員試験をパスし、晴れてこの春からとある公務員と成る。
今や公務員試験も社会人経験者枠として59歳までオッケーなんて地域も多いが、彼の場合は年齢的に結構ギリギリチョップ。
ほぼほぼ後は無い一発勝負って感じでは有ったのだが、無事に通って良かったと。
人生の選択は、何が正解で何が不正解なのかは進んでみないと解らない。
今までとおりの仕事を続けてたのが正解だったかも知れないし、公務員と成ったのがやっぱり正解なのかも知れない。
そんな事は今の段階では解らないのだが、でもともかく頑張った甲斐が有って一つの道を歩む事と成った彼に、賛辞を送らずにはおれない。
焼き肉くらいご馳走してあげてもバチは当たらないさ。
歩くコンポストみたいな、無限の胃袋を持ってる人じゃないしね。
出来ればホルモンを柱にメニューの組み立てをお願いしたい気持ち、では有るけれど。
そうか、総帥もついに公務員か。
彼の名は総帥。
勿論本名ではない。
流石にわが子にそんなスパルタンな名前は着けない。
親父の名前が弟銀（でぎん）なら有りえるかも知れないけれど。
実はこの人、元はレーシングチームのボスだったのだ。
だから呼び名は総帥。
もっとも、レーシングチームと言っても、高校生の頃に地元の峠をNS50Fで走ってただけのチーム。
メンバーは総勢2名。
同じ中学の同級生と二人のチーム。
JOGだったかDIOだったかに乗る同級生と二人だけのチーム。
チーム名はブラックウィドウ。
クロゴケグモの名を持つレーシングチーム（笑）だ。
もはや（笑）を着けずには居れない。
何なら（爆）でもイケそうなレベル。
その破壊力は、大きな声では決して言えやしないレベル。
．．．ブラックウイドウって．．．
そんなレーシングチーム（笑）ブラックウイドウ（爆）総帥（核爆）を連れてこの日は毎度お馴染みの焼き肉屋へ。
そうか、総帥もついに公務員か．．．等としみじみと語りながら。
人生の選択は、何が正解で何が不正解なのかは進んでみないと解らない。
今までとおりの仕事を続けてたのが正解だったかも知れないし、公務員と成ったのがやっぱり正解なのかも知れない。
そんな事は今の段階では解らないのだが、でもともかく頑張った甲斐が有って一つの道を歩む事と成った彼の今後を応援せずにはおれない。
がんばれ、総帥。
と。
ちなみに、レーシングチーム（笑）もブラックウイドウ（爆）も総帥（核爆）でさえも、彼に取っては何ら臆する事の無い愉快な思い出だったらしい。
タランテラを踊り狂うようなダークな歴史では無いらしい。
流石に履歴書には書けないけれど、彼に取っては全くダークな思い出では無いらしい。
そうか、それは何よりだ。
その鋼の精神が有れば、きっと何やっても上手くいくと思う。
世の中なんて、メンタルの強度で大体はどうにか成るものなのだから。
がんばれ、総帥。
ブラックウイドウに幸あれ。
．．．ブラックウイドウって．．．