世界を大いに盛り上げるキャメロン・ビュービァーをヨロシク
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ケニー・ロバーツ(G)がおっしゃるように、MotoGPにはアメリカンライダーが必要だ。
オリンピックだろうとワールドカップだろうと、何だかんだでやっぱりアメリカは重要。
マーケット的にとても重要な地域。
MotoGPにしてもそれは勿論の事。
純粋にレースが好きで、スペイン人とイタリア人のタイトル争いを楽しみにしてるアメリカンオーディエンスも沢山居るだろう。
だがやはりそんなコアなバイクファンだけを相手ならマーケットとしては些か物足りない。
アメリカ開催の甲斐がない。
若い頃はマックイーンの映画に影響されてバイク乗ってたゼと語る爺ちゃんから、バイクに縁の無いママやギャルまでを相手にしたい、相手して貰いたいと考えるなら、やはりそこにアメリカ要素は必要不可欠だ。
コアなGPファン以外の人達をオーディエンスとするには、やはりアメリカンライダーの存在が不可欠だ。
U・S・A!チャント出来なきゃやっぱりお腹は膨れない。
U・S・A!U・S・A!
D・V・D!D・V・D!
ケニー・ロバーツ(G)を筆頭に、スペンサーにローソンにレイニーにシュワンツに...と、アメリカンライダーがGPを席巻してたのは今や昔。
コシンスキーは...まぁアレとして。
ケニー・ロバーツ(息子)、そしてニッキー・ヘイデンの台頭で、これでアメリカンライダーの復権なるか!
と思われたものの、残念ながら後に続くアメリカンライダーは出て来る事無く今に至る。
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現在、MotoGPに最も近いアメリカンライダーはこの人。
まさにアメリカンスーパーヒーローなヘルメットを被るこの人の名はジョー・ロバーツ。
日本製のNTSでMoto2に参戦するアメリカンライダー。
名前までアメリカンスーパーヒーローを彷彿とさせるが、ご存知のようにケニー・ロバーツ(G)とその息子達とは何も関係ない。
青木宣親と青木宣篤&青木拓磨&青木治親みたいなもの。
たまたまローバツなだけ。
で、そのたまたまロバーツ君。
アメリカの期待を一身に背負うその成績はと言えば...
カタール-25位
アルゼンチン-25位
と、非常に苦い結果。
ママが焦がしたアップルパイよりも苦い。
だが、現在のGP界には、見回す限りアメリカンライダーはジョーしか居ない。
MotoGPは勿論、Moto3にも居ないんだな、これが。
現状、結果は少々苦い。
パパが失敗したBBQ並にちょっと苦い結果なのだが、ジョーには頑張ってもらう以外に無い。
アメリカの期待とドルナの懐の為にも。
この成績では正直スマンかったと言うしか無いが、Moto2はおろかMoto3にもアメリカンライダーは他に居ないんだから仕方ない。
他に居るかな?と思ったけど居なかった。
正直オランかった。
スーパーバイクに目を向けると、レッドブルホンダのJake Gane、そしてトリプルMホンダのPJ Jacobsenの名が挙げられる。
が、しかし。
ファクトリーライダーのJake Ganeは、これまた成績が非常に苦い。
妹のキャサリンが失敗した焦げたチョコブラウニーくらいに苦い。
チョーニガ。
フィリップアイランド(オーストラリア) | チャーン(タイ) | アラゴン(スペイン) | ランキング | ||||
レース1 | レース2 | レース1 | レース2 | レース1 | レース2 | ||
Jake Gane | 12位 | 13位 | 18位 | 14位 | 12位 | 12位 | 15位 |
PJ Jacobsen | 16位 | 14位 | 17位 | 10位 | 16位 | 14位 | 18位 |
他には居ないのかって?
ああ....オランかった。
と、ナパームで焼き払ったかのような黒漕げが続くアメリカンライダー達。
だがそんな、あの日のベトナムのような焦げ臭い焼け野原において、キラリと光る男が居る。
それがキャメロン・ビューバー。
2007年のレッドブル・ルーキーズカップ王者。
そして、2015年、2016年のMotoAmerica AMA Superbike王者。
現在25歳の、まさに旬とも言える期待のアメリカンライダー。
アメリカの夢と期待を一身に背負う25歳。
ここ数年来、MotoAmerica AMA Superbikeにおいては、このキャメロン・ビューバー、ニッキーの弟=ロジャー・ヘイデン、ジョシュ・ヘイズ、そして懐かしい名前のトニー・エリアス。
この4人がタイトルを争ってる状況。
昨年はヨシムラのトニー・エリアスが制した。
エリアスを除く3名のアメリカンライダーはいずれも実力者では有るのだが、ロジャーは今年34才、ジョシュ・ヘイズに至っては今年43才と、いずれも今更GPに来られてもちょっと気を使ってしまう年齢だ。
ルーキー・オブ・ザ・イヤー頑張ります!
って言われても、ちょっと気を使っちゃう。
あ、昔1回だけMotoGPで走った事は有るみたい。
同じくアメリカンライダーのコーリン・エドワーズの代役で7位。
シモンチェリの事故の次のレースなので、正直良く覚えてないけれど。
あと20年早ければジョシュ・ヘイズもGPへの道も開けたかも知れない。
ビアッジやドゥーハンやバロスと熱い戦いが繰り広げられたかも知れない。
でも流石に今更....ねぇ。
キャメロン・ビューバー=25歳。
現在、ライダーとして最も脂の乗りまくった年頃。
アメリカ国内でタイトル争いするのも結構な話なのだが、そろそろ戦いの場を変えてほしいなと思う。
世界を大いに盛り上げて欲しいなと。
アメリカの期待とドルナの懐の為にも是非とも。