二輪噺

奥様ライダーズ小話ブログ

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いい物だとは言い切れるけれど、それが実感できるかは別の話

   

 

パッドピンの磨耗や錆びはブレーキのタッチに影響があると、時に言われたりする。

実際、それは確かなんだろうとは思う。
確かなんだろうと確かに思う。
でも、それが体感出来るか、それで何か影響が有るのかと言えば、それとこれとはまた別の話なんだろうねと、そう思ったりする。

 

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昔の話をご存知な方はご存知だろうけど、そうじゃ無い方は勿論ご存知じゃ無いだろう。
まぁそりゃそうか。
ともかく、その昔にブレーキがいまいちアレだったバイクを所有してた事が有る。
RGVΓと言う、いきなりガツン!とブレーキの効くバイクを。

ブレーキは良く効いた。
トキコの4ポッドはとても良く効いた。
いきなりガツン!と良く効いた。
お陰でとても乗りにくい。

 

随分前、スズキの幾つかのバイクはえらく胴長だった時代が有った。
カタナにせよGSX-R1100にせよ、ハンドルがえらく遠かったものね。
今のスズキは結構コンパクトで、ハヤブサでさえも乗ったら意外とコンパクトなんだけども、その昔のスズキは本当にデカかった。
うすらデカかった。

足つきはまぁ別に構わないのだけど、ハンドルの遠さが私にはちょっと絶望的だった。
手前にセット出来るアップハンならまだしも、位置だけはどうしようもないセパハンはもう絶望的。
あの胴長バイクでセパハンのポジションは本当にキツかった。
タンクにへばりつくあのポジションは本当にキツかった。
タンクバッグと呼ばれたあの日が懐かしい。

同じくRGVΓもVJ22Aまではそんな胴長バイクなので、はっきり言って凄く乗り難かった。
当時乗ってたTZR最終型の3XVは何て良い子なんでしょうかと良く思ったもんだ。
そして、同じく最終型のVJ23Aは流石に良く出来てるよね、出したタイミングが余りにも遅すぎたけれど、と。

そんな、タンクにヘバリ着いてるような、ミンミンゼミみたいなポジションのバイクでガッツン!と唐突に効くブレーキが付いてたので、コレが非常に乗り難かった。
表六甲の下りなんかじゃ巴投げされるかのレベルで。

 

パッドを変えるとかディスクローターを変えるとか、或いはマスターシリンダーのピストン径を変えてしまうとか、いっそキャリパーを変えるとか。
ブレーキタッチをどうにかする手は幾つか有るのだが、私が手を出したのはパッドピン。
錆びて段の入ったパッドピンを綺麗にしようぜって事。
パッドはともかくディスクローターはちょっと高いし。
一番金の掛からないのがコレ。

で、やったのがパッドピンのチタン化。
当時、Ti-6Al-4V、所謂64チタンの丁度良い棒が手に入ったので、カットして玩具の旋盤で切削してパッドピンを作った。

アルゼンチンバックブリーカーを掛けたら歪んでしまいそうなホビー旋盤でもチタンはちゃんと削れる。
ちょっとずつだけどちゃんと削れる。
ダイス鋼なんか手も足も出ないだろうけど、チタンって意外と削れるもんだ。
チタンはあくまでビジネスとして採算が取れる条件での切削が困難なだけで、少なくとも丸棒を何ミリか切削する程度でお手上げな材料では無い。
お茶でも飲みながら、加熱し過ぎないよう無理し過ぎないようちょっとずつ削っていけば、チタンはホビー旋盤でもちゃんと削れる。
ちょっとずつだけど。

 

そんな具合にちょっとずつ削って作ったのだが、結論から書けば、なんか良く解らないってのが一点。
ピンなんか換えても良く解らん。
そして、ブレーキに手作りパーツを組んでたらなんかとても怖いよねってのがもう一点。
ん、とてもドキドキする。
フルブレーキングでピンが折れてパッドがどっか行っちゃったらどうしようって。

と言う訳で結局は新品の純正パッドピンに換えてみたのだけど、やっぱ結局の所はパッドピンでは何も解らないねってのが結局は正直な話。
結局、こんな小さな棒では何も解らないや。
ん、まぁ結局。

 

でもきっと意味は有ると思う。
ここが錆びて段が着いてるよりも、ピカピカ綺麗でツルツルしてる方が絶対に良いと言い切れるとは思う。
タッチの面でも、ブレーキリリースの際にも、ブレーキの引きずり防止って観点でも。
全ての面でパッドピンの状態ってのはブレーキに影響を与えるだろうと思う。
綺麗なパッドピンは確実に良いものだ。

と、キシリア様にそう言い切れるくらいに綺麗なパッドピンはいいものだとは思うけれど、新品に換えた所で実際には良く解らないので一応は綺麗に拭いてシリコングリースを塗っておいた。

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薄く塗り広げよう。

 

仕事も出来ない俺に家庭が守れないのと同じように、右手で解らない鮪な私がさらに冷凍鮪な右足じゃもっと解らないのは物の道理って奴。
結局新品に変えても100%良く解らないだろうから、まぁもうちょっとこのピンを使っておこうかと思う。

 

 



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