遠のくGPへの道

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ニッキー・ヘイデン復活!

0924nickey

元世界王者、ニッキー・ヘイデンの電撃復活が見られた今回のアラゴン。
ジャック・ミラーの代役参戦なので今回限りと成るのだが、きっと期待せずには居れない人も多いだろう。

何かの事情により、当時ホンダファクトリーでSBK王者を取ったコーリン・エドワーズを差し置いて、AMAから2003年にレプソルホンダ入り。
あまり優勝はしなかったが、何かの歯車が上手く噛み合い、最終戦でのロッシの自爆も功を奏して2006年に世界王者へ。
あの号泣シーンはGPの歴史に深く刻まれた。

以後、いまいちパっとしないままホンダ時代を過ごし、心機一転ドゥカティへ。
イベントに小芝居にと精力的にドゥカティファクトリーとしての仕事をこなすが、肝心のレース成績はパっとしないまま終焉を迎え、暗黒のCRTクラスへと。
明らかに場違いなガラクタバイクで戦いを強いられ、ほぼテレビに映る事も無く2015年を持ってGP生活は幕を閉じる。
戦いの場はSBKへと。

万全の体制を得た今期。
SBKマシンに順応するにつれ少しずつリザルトは上がり調子を掴み、アッセンのレース1では3位、そして第6戦、雨のセパンではついには優勝するまでに。
優勝なんてチャンピオン取った2006年のラグナセカ以来。
表彰台ですら2011年のヘレス、そして前年2010年のアラゴン以来の事だ。

そんな大体16位くらいを走ってた2015年とは打って変って、勝利の味を再び味わったこの2016年。
もはや、ガタクタバイクで後ろの方を走ってた、ただの人数あわせなんかじゃない。
世界のトップクラスを真っ向勝負するライダーへと蘇ったのだ。

そんなニッキー。
気分一新、心機一転、晴れ渡るアラゴンの空のように澄み渡る気持ちで挑んだ今回。
他人のバイクとは言え、ほぼファクトリーと同じスペックのバイクで戦える今回。
たった1戦限定とは言え、過去には3位表彰台も取った事の有るアラゴンでどんな戦いぶりを魅せてくれるのか?
期待に胸を膨らませずにはおれない。

そんな期待に胸を膨らませた私は、まさか初日最下位だとは思わなかったよ。
....最下位って.....

ちなみにワースト3は、下から順にニッキー、ロウス、バズさんと、SBKライダーで占める体たらく。
バズさんは怪我の影響は有るので仕方無いかも知れないが、共にSBKではファクトリー体勢で戦うニッキーとロウスか、代役参戦のと言えMotoGPで最下位を争ってるのは頂けない。

SBKでさえ最強には程遠い二人がMotoGPで前を走れるとは思わないけど、もうちょっとピリっと走ってくれないと後に控えるSBKライダーにも悪影響を及ぼすので、SBKライダーはGPでも通用するぜって所を少しは魅せて欲しいなと思う。
きっとGPの世界へカムバックを密かに願うチャズ・デイビスは思ってんじゃなかろうかと、そう思う。
もうちょっとピリっと走ってくれないと、ますますSBKからGPへの道が遠くなるじゃないかと。
今更レイやサイクスは何も思っちゃ無いだろうけど。
カワサキで安泰な今更ね。

FP3での巻き返しに期待したい。
...どうだろう...

MOTOR CYCLE

Posted by tommy