GPライダーの真似は止めた方が良さそうだ

[adsense]

 

バイクに乗ってちょい出かけてたこの日。
この日って何時?ってのは、まぁさておきこの日。
私はふと、忘れ物した事に気づいた。

 

喉スプレー。

1210nodo

知らないと思うけど、知る訳も無いと思うけど、知ったこっちゃ無いと思うけれど、私はこれが手放せない人間なのだ。
声が命な生き方してる訳でも、放射脳に侵されてしまった訳でも無いのだけど、何時からか喉スプレーが手放せない人間と成っている。
そりゃもうピュッピュピュッピュと。

酒もタバコもエナジードリンクもビンロウもその他あれこれ大きな声で言えるモノも言えないモノも摂取せず、コーヒーを1~2杯程飲む程度で特に嗜好品ってのを持たない生活してるが、強いて言えばこの喉スプレーが該当すると言えそう。
別に無きゃ無いで、手が震えたり声が震えたり巻き舌に成ったり言葉尻に毒針が生えたりもしないんだけど。
でも無いと困る。
なんか困る存在。
それが喉スプレー。

【第3類医薬品】浅田飴AZのどスプレーS 30mL

新品価格
¥470から
(2018/12/10 11:07時点)

一般的にポピンヨード系は安いがアズレンスルホン酸ナトリウム系はちょっとばかり値が張ったりする。
モノによっちゃ25mlで1500円程もするので、嗜好品として買うのはちょっとばかりコストが掛かってしまう。
従って、私はもっぱら安いポピンヨード系。
普段はもっぱらコレ。
まぁ何だってイイんだけどね。
ピュッピュ出来たらそれで。

でも口内炎が割と頻繁に出来るので、その際にはアズレンスルホン酸ナトリウム系が役に立つ。
500円で売ってる浅田飴のAZのどスプレーはアズレンスルホン酸ナトリウム系としてはお求め易いので日常使いにも良いが、口内炎にはもうちょい高いのを、ってまぁ1000円程だけど、そっちを使ってる。
高けりゃイイって物でも無いだろうけど、何となく高い方が効きは良いような気はする。
特に根拠は無いけれど。
ん、何も根拠無いけどね。

 

ちなみに、この空きボトルは中々に便利で、私は切削用のオイルを入れてフライスやボール盤を使う際に愛用している。
ただし、ちゃんとその旨をラベリングしておかないと、麦茶と間違えて麺つゆを飲んだ時よりも悲惨な目に遭ってしまうので要注意だ。

[adsense]

 

困ったなぁって、バイクに乗りながらちょっと思っていた。
無いなら無いで仕方ないんだけど、いざ無いと成るとどうしても欲しくなってしまうのが、人の持つややこしい気持ち。
AIにはまだ到達しえない、人間だけが持つ面倒臭くて邪魔臭い特性。
人工知能にはまだまだ到達出来ない領域だ。

かと言って、六甲山を越えて暫く走ったここは、周りには山と畑と田んぼと山と畑と山しか無い所。
要するに、何も無い。
六甲のこっち側でしか生きてない人間からしたら信じられないかも知れないが、六甲を越えてさらに幾つか山を越えたらコンビニすら無い。
何故かシャディのサラダ館は有ったりするけど、でもここには本当に何も無い。

郊外でも住宅があれば意外とドラッグストアくらいは有るけれど、流石にこの状況で今この瞬間にドラッグストアを求めるのは難しいか。
シャディのサラダ館すら無い状況で、ドラッグストアを求めるのはちょっと難しい。

でも今回はハヤブサ。
自転車ならばともかく、バイクならドラッグストアなんてちょい走ってれば出てくるだろう。
見渡す限り山と畑と田んぼと山しか無いけれど、ちょい走ればドラッグストアなんて出てくるだろう。

ドラッグストアが有りそうな所までは恐らくは大した距離でも無く、そしてたかだか喉スプレーごとき大した話でも無いのだけど、そう言えば旦那さんが持ってたよな、って事をふっと思い出したのだ。
そう言えば、さっきコンビニでシュッシュしてたなって。

 

延々続く山と田んぼと畑と山ばっかの道で、久しぶりに出てきた赤信号。
私は旦那さん乗るR1の真横に着けて尋ねた。
のどスプレーってポケットに入ってるかい?と。

一瞬、何言ってんだ?って表情を浮かべたような感じを匂わせつつ、アライの真っ黒けスモークシールドなので表情は見えないが、何となくそんな感じの雰囲気を滲ませつつも、自らのジャケットのポケットをポンポンっと叩いて持ってるゼの返答。

旦那さんとはもうかれこれ凄い長い付き合い。
スーパーセブンのサイドブレーキ係りしてた頃からの長い長い付き合い。
(スーパーセブンって、助手席の足元にサイドブレーキが付いてる訳の解らない仕様の車も有ったんだよ)
だから、のどスプレーってポケットに入ってるかい?と尋ねれば、私がのどスプレーを欲してるから寄越してくれってのをちゃんと汲み取ってくれる。
のどスプレーってポケットに入ってるかい?と尋ねたら、入ってるよとだけ答えるような無愛想な間柄ではない。
お互い、1を言えば5くらいは解り合える間柄だ。

だがそこで無情にも信号は青。
まぁ止まればイイんだけど、何となく止まりたく無い我らは空中給油のごとく走行しながらのどスプレーを受け渡す事にした。
止まればイイんだけどね。
ん、そりゃごもっともだ。

[adsense]

 

良くMotoGPライダーがレース後にこんなシーンを魅せているけれど、コレって実際にやるとかなり難しい。
レース後のMotoGPライダーは、別に喉スプレーを渡してる訳でも、大阪のおばちゃんみたいに飴ちゃんを渡してる訳でも無いが、走りながら手と手を合わせるってだけでもかなり難しい。

私の腕の長さは概ね50cmくらい。
余程の大巨人やアンバランスな人で無い限りはまぁ皆様大体50~60cmくらいだろうと思う。
二人が互いに思い切り手を伸ばしたとしても、最低でも1mくらいまで接近せねば成らない。
現実的にはもうちょい接近するのが望ましい。

左手を伸ばす人はスロットルとブレーキで速度を調整し、右手を伸ばす人はクラッチを切って失速を防ぐ。
二人の息が合ってないと成功は難しい。

これって実際にやるとかなり難しいものだよ。
危ないから止めた方が良さそうだね。

 

と言う訳で、走行しながらの喉スプレー補給作戦はやっぱ無理だったので素直に止まって手渡しして貰った。
あまり無理したらは田んぼに落ちかねない恐れが有るので、素直に止まって手渡しして貰った。
横着してキズパワーパッドが必要な事態に成ったら目も当てれないからね。

 

やっぱりGPライダーの真似は止めた方が良さそうだ。
路肩で喉スプレーを受け取り、喉にピュッピュしながら、私は改めてそう思ったのだ。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy