一方、ロレンソのクラッチはズルリと滑った

http://www.motogp.com/ja/news/2019/03/13/ドゥカティのエアロダイナイックスに対する控訴/286746

中々大事に成って来たDUCATIのスイングアームに付いたスポイラーのようなモノ問題。
その一方、ロレンソは度重なる体のダメージに加え、謎のクラッチ滑り症にも悩まされたらしい。
カタールでの序盤の失速はそれが原因なのだとか。

ところでRC213Vのクラッチってどんなのだろう?
と思って調べてもいまいち良く分からなかったのだけど、市販化されたRC213V-Sのクラッチはこんな感じに成ってる。
基本的には普通のクラッチと大した違いは無い。

普通のバイクとあんまり変わらないと言えば変わらないけれど、なんとなく変わってるよねと言えば変わってる。

こちらは2019 CBR1000RRのクラッチ。
現行R1と同じ構造の、純正界隈では最近主流のスリッパークラッチ。

こちらはZX10RRのクラッチ。
アグスタなんかでも見られる純正スリッパークラッチの構造。
2019年現在ではあまり主流じゃ無いかもね。
かもねかもね。

SUTERのMoto3用スリッパークラッチはこんな構造。
STMと同様に、これからはダイヤフラムスプリングが主流と成るか。

RC213V-Sのクラッチは普通のコイルスプリングの多板クラッチに見えるけれど、少々異なるのは部品見出し番号8番~14番辺り。
8番はPLUNGER, CLUTCH、11番はSPRING, PLUNGER。
要するにピンとバネの事だ。
ちなみにこの小さなバネのお値段は、1本で$53.85もする。
6000円くらい。
6番のCENTER B, CLUTCHは$7,697.56=約86万円もするので、それに比べりゃまだマシとは言えるけれどもやっぱり高い。
何もかもって訳でも無いけれど、RC213V-Sの部品はやたら高くてこのクラッチを丸ごと買い揃えたら大体$30,000くらい必要に成ってしまう。
これだけで現行CBR1000RRSPが軽く買える計算。
さらにそのお釣りでCRF250Lまで買えてしまう。
流石はRC213V-Sさんだ。
凄いや。

STMの高い奴と同様に、プレッシャープレートはベアリングボール(見出し番号29番)で支持されている。
流石はRC213V-Sさん。
抜かりは無いさ。

で、このクラッチセンターに組まれるプランジャーは何の為に付いてるのかっては↓

こんな感じに、スタート時にクラッチセンターをロックさせる為。
回転を上げると遠心力でプランジャーが外側へ動き、ロックが解除される仕組み。
これにより、スタートダッシュ時はクラッチの空転を防ぎ、走行中はきっちりとスリッパークラッチとして機能するって訳だ。

逆に言えば回転を上げてないとスリッパークラッチは働かないとも言えるので、道の駅へ行く用途なら作動しない、かも知れない。
乗った事無いから知らないけど。

最新のファクトリーマシンとあくまで市販車のRC213Vとではクラッチの構造も違ってるかも知れない。
そんな事を懇切丁寧に解説してくれないので民間人には正確な所は中々分からない話しなのだけど、トークもブログもクラッチも、意図しない滑りは非常に具合が悪いので、何かと神経質なロレンソさんの為にもその辺りが改善される事をお祈りしたいね。
以前のガソリンタンクが気に入らない事件と同様、要望を聞けばちゃんと結果に結びつけてくれる筈、なのだから。
多分。

で、なんでロレンソのバイクだけクラッチが滑ったのかってのは、そんな事を聞かれて知らないよとしか言いようは無いのでスマンかった。

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